車の免許証には、どうして『性別』が書いてないんでしょうか？ - 身分証明証

車の免許証には、どうして『性別』が書いてないんでしょうか？
身分証明証として、一番メジャーなモノなのに、ちょっと変なのでは。

「性別なんて、本人見りゃ分かるだろ！」って了見なんでしょうか。
それとも、「車の運転に、性別は関係無いので」という主旨なんでしょうか。

公的な身分証明書はこれから住基カード→マイナンバー制度へ移管されて行きますし、公的証明書から性別は削除していく方向になると思われます。
パスポートに性別表記されていることで裁判になっていることもあり、人格と性別は別であるとするのが世界の趨勢です。
そもそも男女の区別を運転免許証でしなければ不都合があるのかが疑問と言われればそう思いますから。
身分や市民権の証明も男女の区分が何故必要なのか明確にされないまま、記載されて来ています。
昔は、富国強兵に家長制度を導入して、男子中心主義（男子は兵隊に、女子は産めよ増やせよの役割）だったのと、徴兵制には必要不可欠で使用されていたのですが、国が男女区分を拘らないのは平和な証拠だと思うことにしましょう。

身分証明にはなるが、身分証明をメインにしているわけではない。
車を運転する事を認める証明なんだよ。
運転に性別は関係ありません。

現在、身分証明書として利用されるものの多くは「身分を証明するため」に発行されているわけではありません。
各々の目的の為に発行された証明書を、その信頼性から身分証明にも利用しているにすぎません。
何処に住んでる誰に、何の免許したかを証明するものですので、そこまで特定されれば性別の必要性がないので記載しないのでしょう。

平成16年7月15日以前は、性別が変わることが無かったので「本人を見れば分かる」と言う観点で、そのままずっと来てしまったんでしょうね。
ただ、平成16年7月16日に法改正で、男女の変更が出来るようになった関係で、運転免許証は、確かにメジャーな身分証明書として多くの場面で利用されてはいますけど、現時点ではある状況に置いては、必ずしも完璧な身分証明書とは言えないようですよね。
法改正からもう10年以上も経っていますし、完璧な身分証明書として使用できないことで、困っている方もいるようですから、そろそろ更新の際に性別欄が増えてくるんじゃないかなと。