移動式クレーンの免許の取得を考えております。 - 吊り荷をフ

移動式クレーンの免許の取得を考えております。
吊り荷をフックに掛けたりする玉掛け作業は移動式クレーンの免許の他に玉掛けの資格を有するのでしょうか。

移動式クレーンオペの基本的な資格は、移動式クレーン・玉掛け・大型特殊。
この三つです。
最新のラフタークレーンには、リモコンがついていて、備え付けの敷板をクレーンの下に敷くのに、リモコンで吊って作業することが可能です。この場合に、玉掛け資格が必要になります。

昭和53年10月1日以前に交付されたｸﾚｰﾝ運転士免許や移動式ｸﾚｰﾝ運転士免許には玉掛作業の資格が付随しておりましたが、法改正に因り同日以降に交付された免許では玉掛作業が出来なくなりました。（免許証の玉掛欄が残るのはこの理由に因る） 故、これから新規に移動式ｸﾚｰﾝ免許を取得する場合であって、玉掛作業を行う場合には玉掛技能講習の受講が必要です。（本技能講習を修了しても免許証の玉掛欄に1は表示されません（前述の理由に因る）
尚、移動式ｸﾚｰﾝ学科試験受験前に玉掛技能講習を受講しておくと、力学や法令に関する理解が深まり、加えて移動式ｸﾚｰﾝの実技試験に於ける運転の為の合図項目が免除されますので、日程と予算に余裕があれば先に技能講習を受講すると興味関心が高まるかも知れません。

移動式クレーン免許だけでは玉掛作業は出来ません。別途、玉掛け技能講習の資格が必要です。でも玉掛の資格が無くても移動式クレーンの免許は取れます。
ただし実際の作業では、ラフタークレーンのアウトリガー下の鉄板敷き込みをクレーンのオペ一人でやることも多く、その時には玉掛の資格が必要になります。移動式クレーンの免許を持っている人の多くは玉掛の資格も持っています。