免許停止処分を受けると有料で任意で受ける免許停止処分期間短縮講習制度があるのは

免許停止処分を受けると有料で任意で受ける免許停止処分期間短縮講習制度があるのは一体何故でしょうか。

免停処分は、危険なドライバーを道路交通から一時的に排除するための、保安処分的な制度です。
しかしながら、職業ドライバーや山奥の僻地居住者など社会生活上、自動車を運転する必要があり、違反者講習の受講によって道路交通上の危険が低減されたと考えられるため、免許停止期間が短縮されるのです。

「免許停止処分期間短縮講習制度」
知恵袋の質問者さんって、勝手な造語が好きですよね。
停止処分者講習の制度が何故あるかと言えば、お金を払ってでも停止期間の短縮を受けたい人が居るからでしょう。主に、30日停止に対する29日短縮がそうですよね。多少の金銭と1日の説教と引き換えに実質1日だけの停止処分で済むなら、運転が必須の仕事をしている人でも、仕事を失わずに済みますから、それで助かる人は多いでしょう。別に、取り締まる警察の側としても、好んで運転者の生活を破壊したい訳ではありませんから。
もっとも、60日以上の停止処分では、短縮期間は最大で半分です。これは、カネでいくらでも期間が短縮できるようではモラルハザードを起こすから、野放図に甘い顔はしない、悪質なケースにまで失職のリスクを配慮はしない、と言う警察の意思表示でしょう。30日停止にだけ短縮を可能とし、60日以上には短縮させない、と言うのも不公平ですしね。