無免許運転の人身事故について - 無免許運転と知りながら運転させてトラック TRUCK

無免許運転の人身事故について
無免許運転と知りながら運転させてトラック TRUCKと衝突。トラック TRUCKの運転は足腰が痛いと言っています。
この場合って運転手と助手席はどうなりますか？
懲役または罰金？

まずは罪状からです。
■運転者
①無免許運転
３年以内の懲役または50万以内の罰金刑
+
②無免許運転過失致死傷罪
12年以内の懲役
または
③危険運転致死傷罪
15年以内の懲役
■助手席
①無免許運転ほう助罪（車両提供）
３年以内の懲役または50万以内の罰金刑
+
②無免許運転過失致死傷罪
または
③危険運転致死傷罪
の共犯
両者とも重罪です。
今後相手運転手が人身事故扱いにした場合は、
運転者は確実に罰金刑で済むことにはならないでしょう。
正式起訴され弁護士が必要な刑事裁判の被告となり、
最低でも執行猶予付き懲役刑求刑になると思われます。
助手席は、ラッキーであれば罰金刑で済む可能性はありますが、
運転者の事故に対する共犯が成立すれば、
同じく懲役刑求刑でしょう。
なお、自賠責保険での相手補償は可能ですが、
自賠責が補償するのは相手の人身損害のみで、
物損は補償しません。
物損に関しては任意保険の対物があり、
運転者が保険適用条件をみたしていれば補償は
されますが、その後保険は解約となり、
今後数年以上は日本国内で任意保険契約が不可能となります
自車の損害に関しては任意保険の車両保険を契約していても、
免責となるので補償を受けることはできません。
また相手運転者は、
運転者だけでなく助手席の人間に対しても
損害賠償請求を行うことが可能です。

刑事罰・行政罰はそれぞれ無免許運転と同幇助の刑罰を受けることになります。
損害賠償も過失割合に応じてする必要がります。
任意保険に加入しているなら、お怪我は自賠責から先に支払われ超過すれば対人賠償からも支払われます。
物損は対物賠償保険で支払われます。
任意保険未加入なら自賠責だけからの支払いです。
助手席の乗員は賠償については１００％の被害者ですから事故相手、運転者から賠償を受けられます。
＊無免許であること自体は損害賠償には影響しませんが、運転技術が未熟で著しい過失あるいは重過失に該当する違反行為をすれば当然影響します。

運転者→無免許運転過失傷害で10年以下の懲役
同乗者→2年以下の懲役または30万円以下の罰金
二人とも免許取消で欠格2年以上。

無免許運転の幇助になる為、同乗者は免許取り消しとなり罰金若しくは懲役となります。
又、保険による保証は無いので、相手の車の修理代と治療費など、全て自腹で賠償することになります。

はい。
無免許幇助も25点。免許取消になります。もちろん懲役または罰金付きです。