交通違反に関する質問について、順番にお答えします。
① 警察に行くのは強制なのか?
警察官がその場で交通違反の切符を切らず、「後日警察に来てください」と言われた場合、強制ではありません。警察署に行かなくても法的には違反とはならないですが、そのまま無視すると手続きが遅れたり、より厳しい対応を取られることがあります。例えば、出頭しない場合、書面での通知が送られたり、交通違反者講習への出席が求められる場合があります。特に他県の場合、負担が大きいと感じるかもしれませんが、無視せずに警察に電話などで相談し、出頭できない理由を伝えると、他の対応方法が提示される可能性もあります。
② 搬送切符とは何か?
「搬送切符」という言葉は一般的な交通違反の用語としては存在しませんが、おそらく「交通切符の郵送による交付」の意味ではないかと考えられます。通常、交通違反の切符はその場で交付されますが、警察官が切符を持っていない場合、後日郵送や警察署での交付が行われることがあります。今回のケースでは、警察官が切符を持っていなかったため、後日郵送で交付したいという意味合いで「搬送切符」と表現された可能性があります。
③ 現認していない場合でも違反となるのか?
警察官が実際に違反の現場を直接目撃(現認)していない場合、違反を証明するのは難しいです。今回のケースでは、どこで曲がってきたかを案内させられたとのことですが、これは警察官が状況を把握するために聞き取りをしていた可能性があります。しかし、現場を目撃していない場合でも、自己申告や聞き取りの結果を基に違反が認められることがあります。そのため、証拠が弱い場合でも、申告内容によっては違反として扱われることがあります。
④ 誘導員や順路を置かないのは普通か?
実況見分や工事などで道が封鎖されている場合、通常は迂回路や誘導員が配置されることが多いですが、必ずしもそうではありません。特に急な封鎖や短期間の封鎖の場合、誘導員がいないこともあります。この場合、道路標識や看板で代わりに案内が行われることがありますが、それが不十分であれば状況によっては交通の流れが混乱する可能性もあります。
最後に
違反があったことは理解しているとのことですが、疑問点が残る場合は、まずは警察に電話で詳細を確認し、出頭が困難であればその旨を伝えることが大切です。また、法律的な観点から自分の権利や義務を確認するために、交通違反に詳しい弁護士に相談するのも良い方法です。