外国籍が、自国の大型運転免許を日本の大型に切り替えする際、筆

外国籍が、自国の大型運転免許を日本の大型に切り替えする際、筆記試験と、実技試験もありますか？
ジュネーブ協定の国と、協定でない違いは

ジュネーブ交通条約の加盟国であるかどうかと、外国免許切り替え時の筆記・技能試験の免除対象国・地域とは、何も関係ありません。そもそも、現在の試験免除国であるドイツと台湾は条約締結国ではないし、アメリカ合衆国は国単位ではないでしょ。条約はあくまで「一時的な運転」のためのもので、外国免許所持を理由にした日本の運転免許試験の一部免許の話とは関係はありません。
試験を免除するに値する国・地域であるかどうかは、警察庁が個別に確認しています。それと、現時点では免除国の大半は筆記も技能も免除で、1地域が技能のみ免除です。筆記のみ免除の国・地域はありません。基本的には、筆記も技能も試験がある、と考えましょう。
参考 福岡県警 外国免許からの切り替え手続き
https://www.police.pref.fukuoka.jp/kotsu/unshi/013.html
あと、外国の大型自動車免許相当の所持者が、そのまま日本の大型免許に切り替え可能かどうかは、確認が必要でしょう。一度興味があって現行法規を確認しましたが、外国免許からの切り替え受験であっても、中大型の受験に必要な「普通等の所持と2～3年以上の免許歴」の要件が免除される、と言う規定は見つけられませんでした。つまり、外国免許からまず普通自動車に切り替え、その上で改めて大型の切り替えの手続きを踏まないといけない可能性があります。

外国籍の方が日本の大型運転免許を取得する際の手続きは、その方の国がジュネーブ条約に加盟しているかどうかで異なります。
・ジュネーブ条約加盟国の場合
筆記試験は免除され、実技試験のみを受ける必要があります。
・ジュネーブ条約非加盟国の場合
筆記試験と実技試験の両方を受ける必要があります。
ジュネーブ条約とは、運転免許証の相互承認に関する多数国間条約のことです。加盟国同士では、一定の条件の下で運転免許証を相互に認め合うことになっています。日本はこの条約に加盟しているため、加盟国の運転免許証所持者は日本で実技試験のみで大型免許を取得できるというわけです。