免許の学科試験で次のような問題がありました。「事故を起こした場

免許の学科試験で次のような問題がありました。
「事故を起こした場合、まず負傷者を救護し、その後警察官に報告する」
答えは~でした。
わたしは画像の順序でいうと先に、事故の続発防止が来るのだと思いバツにしました。
解説お願いします。
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2024-10-30 17:42 upload

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そのとおりですが
問題の文章が
事故を起こした場合、まず負傷者を救護し、その後警察官に報告する
だけならばこれが正解なんですよね
こういう一見矛盾した問題が多いです
その文章が正しいか間違っているかだけで考えたほうが良いです
問うているのはその文章が〇か×かですからね

画像内の事故の続発防止の但し書きに「場合によっては負傷者の救護を先に行うこともあります」と書いています。順番が「負傷者の救護」→「警察への連絡」であればいいので◯ですね。

二次災害の防止ですが、ハーザードランプを点灯させるのもそうなります。
ドアを勢いよく開けず、後方を見てから開けるのもそうです。
負傷者の確認もせずバックしたら、引っ掛けたまま引きずっていくかも知れません。
それでも車を動かすことが先決ですか？
事故の様式は様々ですから、その時に応じた動きをしないといけません。
成人で、1L失うとショック症状になります。
1.5L失うと生命に危険が及びます。
2.5L失うとほぼ助かりません。
二次災害を防止するため、負傷者を放ったらかして車を動かすと、轢き逃げに該当する場合があります。
教科書に書いてあるのは一例です。
ケースバイケースです。
例えば、自転車の横断を見逃してぶつかりました。
自転車は倒れて人間も倒れています。
車をバックさせて脇に避けました。
ところが、後ろから来た車が、倒れた自転車と人に気が付かずにぶつかりました。
どうしましょう。
気が付かなかった後ろの車が悪いので、自分は悪くないって言えますか？
そのまま車のエンジン切っておけば、後ろの車は止まるだけです。
悪くても、あなたの車にぶつかって止まるだけで、負傷者に危害は及ばないでしょう。
場合によっては負傷者の救護を先に行うとも書いてありますし。
問題を作った人のレベルによって解答の正誤は変わると思いますよ。
因みに。
交通事故の場合の措置）
第七十二条 交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員（以下この節において「運転者等」という。）は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者（運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員。次項において同じ
法律文としては、負傷者の救護の方が先に書かれています。

バツが正解ですね。質問者さんが見ている教本にある通りに、教則に規定されています。まず「事故の続発防止」、次いで「負傷者の救助」です。
正解がわかると言うことは、それは本番の試験問題ではなく、練習用の模擬試験の問題でしょ？。だったら、その問題の質が低いんです。ネットに転がっているのもそうですが、教習所が提供するものでも、結構いい加減なものが多いんですよね。
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国家公安委員会告示「交通の方法に関する教則」より抜粋
第10章 交通事故、故障、災害などのとき
第１節 交通事故のとき
１ 運転者などの義務
交通事故が起きたときは、運転者や乗務員は次のような措置を採らなければなりません。
(1) 事故の続発を防ぐため、他の交通の妨げにならないような安全な場所（路肩、空地など）に車を止め、エンジンを切る。
(2) 負傷者がいる場合は、医師、救急車などが到着するまでの間、ガーゼや清潔なハンカチなどで止血するなど、可能な応急救護処置を行う。この場合、むやみに負傷者を動かさない（特に頭部に傷を受けているときは動かさない）ようにする。ただし、後続事故のおそれがある場合は、早く負傷者を救出して安全な場所に移動させる。
(3) 事故が発生した場所、負傷者数や負傷の程度、物の損壊の程度、事故にあつた車の積載物などを警察官に報告し、指示を受ける。
(略)
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人命救助が優先、ということでしょうね。二次的な損害を回避することも重要ですが、最優先されるべきは負傷者保護であり、それができたうえで、二次的な損害を回避すること、となると私は思います。
事故を起こしてしまった当事者としては、ですよ。ほかに協力者がいれば、二次的被害の回避も、並行的に行うことにはなるでしょうね。