中古車を現金一括購入が堅実でしょう。
3年置きに残クレで乗り換えは法人はお得ですが、個人はむしろ損だと思いますよ。得をするのは3年落ちの36,000kmの程度の良い中古車が定期的に手に入るディーラーです。そりゃ営業マンは会社の利益を優先するので、そういうように言います。
予算が250万円なら恐らくもっと良い中古車がありますよ。
基本的に残クレでもローン払いは金利分多く支払うだけなのでいずれ3年後を目処にとしているのであれば、条件の良い中古車を一括で良いと思います。
初めてのお車でとりあえずご自分がどのくらい走る人なのか中古車で試してみるというのも手だと思います。その上で次に購入される際に残クレを利用することを検討するでも私は良いと思います。
3年で36,000kmということは年間12,000km、1ヶ月1,000km。ちなみに通常は5年で60,000kmなので年間12,000kmは通常のプランです。またこれは営業から説明は受けていると思いますが、過走行(制限距離を超える)は1kmあたり5~10円のペナルティが課せられます。
1ヶ月1,000kmは恐らく初めてのお車だとゆうに超えると思います。距離のシュミレーションはされましたか?恐らく3年で36,000kmは初めてのお車だとピンと来ないかもしれません。
例えば土日にしか運転しないとしても、計8日間、1日125km。つまり片道62.5kmの距離です。仮に日曜日だけだとしても1日片道125km。
通勤に使う場合でも月曜日から金曜日までだと1ヶ月は20日間。通勤距離が片道5kmなら1ヶ月で200km。その上で土日にレジャー目的で運転するとなると土日は1日片道50km程度になります。さらに通勤距離が片道10kmなら1ヶ月400km。土日のレジャーは1日片道37.5km。日曜日だけなら1日片道75km。
数字でみるとわかるのですが、恐らく思っているより遠くへは行けないと思います。
質問者さんのお住まいの地域によりますが、片道50kmは例えば東京都の渋谷駅からだと神奈川県の伊勢原駅まで。大阪府の大阪駅からだと京都府の京都駅までです。質問者さんがレジャーで行ってみたい場所への距離を事前にお調べになった方が良いと思います。
さらにその他に傷をつけたら追加費用も発生します。初めてのお車なので、傷を付けてしまう可能性も大きいと思います。
例えば、ずっと同じ車種に乗っていて年間走行距離も計算できるのであれば残クレは魅力的です。ですが、初めてお車でどのくらい走るのか未知数で年間走行距離が距離制限を超える可能性が少しでもあるのなら、残クレはオススメしません。
なのでご予算の範囲内で程度の良い中古車を探して、距離数を気にすることなくカーライフを楽しむことの方がストレスもないので良いと思います。残クレだと3年後に購入もできますが、その後自由に乗れるとはいえ、制限を課した3年の使用料とは別に自分が作りあげた中古車を購入するわけなので、結果として購入するのであれば3年も制限を課すことがそもそも無駄なのでもったいないです。だったら中古車を購入した方が楽です。
余談ですが
信用情報を向上させるという意味でローン払いをするという考え方もあります。例えば「いつか高級車を所有してみたい」というのであれば、ローン払いにして信用情報を向上させておけば借り入れできる金額も向上するので、高級車購入の夢に少しでもつながるので予算の考え方の1つとしてはありだと思います。
ただし、信用情報を向上させるとはいえ、金利分は多く支払うことになるのでもったいないといえばもったいないです。
中にはローン払いにして手元資金をNISAなどの投資で増やすという考え方もありますが、あまりオススメしません。ローン払いにすると月々の支払いという出費が必ず発生するので、その上で投資するというのは二重で出費することになります。また投資の利回りがあったとしても、金利分払うことがマイナスなので信用情報を向上させても本来はもっと得を得られたはずなので結果的損をしてしまいます。ただし頭金を払ってローン払いの月々の出費押さえたのであれば話は別です。
また投資は基本的に長期戦なので毎月カツカツの状態に陥りやすい人は出費が増えてよりキツくなるのでそういう意味でもオススメしません。
だったら中古車や新車をとりあえず一括購入した上で、次回の購入資金の積み立てをNISAなどを利用して増額させる方がより堅実です。積み立てという月々の出費はありますが、ローン払いのように金利分まるまる無駄に払うわけではないので、出費は最小限になります。金利分という余計に支払うマイナス分がないので、NISAの利回りをそのまま受け取れるというメリットもあります。
支払方法については考え方によってその答えがそれぞれ異なります。
例えば車の購入は毎回ローン払いすれば金利分の負担はあるが、信用情報が向上するので、買い換え毎に借り入れ可能額を増額させることができます。将来的により高い車種を購入することも可能になります。
買い換え毎に毎回積み立てを行い、一括払いにする方法はローン払いの金利分を支払わないので出費を少なくすることができます。
それらに加えて投資を利用する場合
頭金を支払った上でローン払いとした場合は次の買い換え時の頭金積み立てを増額させることができるので次回買い換えのローン払いが楽になります。将来的には一括購入も支払方法の選択肢としてあげることができます。
ここで重要なのは、どの支払方法も正解ではあるものの支払う人の経済的感覚によって変わることです。ローン払いは金利分もったいないという考え方もあると同時に信用情報を向上させるというメリットがあります。でもそれは信用情報を向上させたいか否かの判断はその人によることが大きいので、どちらが脆弱かという話ではありません。
一括購入が無駄がないですが、1度に多くの資金が動くので急な出費に対応しにくくなる可能性も当然あります。ただしこれもそもそもの貯金額が多い人にはそこまでのダメージが少ないため、一括払いをする人が一概に経済的感覚が脆弱かとは言えません。
あくまで長期的な見方をしてどちらが質問者さんの感覚に合うのかを総合的に判断されるのが一番だと思います。 |