交通ルールについて教えてください - 自動車免許を取って10年以上

交通ルールについて教えてください
自動車免許を取って10年以上立ちますが、たまたまネットで「自分が一車線道路から二車線道路に右折または左折する場合、手前の車線に行かなければならない」というルールを見かけました。
右折の場合は右車線、左折の場合は左車線ということのようです。
10年以上運転していますが、そんなのは初めて聞きましたし教習所でも教えてもらいませんでした。
そのルールは本当なのでしょうか？

法規での明確な規定はなく、できるだけ元の車線に沿ってとなっており、左折は左側レーン、右折は右側レーンに入るにが自然です。
対向の左折車や右折車もその自然な動きを予想していることが考えられるので、対向右左折車と事故を起こした場合は、上記の自然な動きでない場合は過失割合が増えることになります。

ルール通りに曲がるとそうなるし、そうした方が円滑に交差点の車が捌ける。

道路交通法３４条に、『左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて徐行しなければならない。右折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の中央に寄り、かつ、交差点の中心の直近の内側を徐行しなければならない。』という規定がありますので、必然的に『右折の場合は右車線、左折の場合は左車線』となります。

右左折先の車線にはもちろんルールがあるんですが、ご質問の話は「いつもの昭和デマ」です。
知恵袋を見てわかるとおり、いまだにいろんな昭和デマが平気ではびこっています。
右左折先の車線だが、
・そもそも法第20条により、右車線の通行は例外的。
・法第34条により、左折する車両は交差点の左側端にそってしか通行できないため、そのまま進めば左車線にしか入れない。
という２つのルールがあるので、左折車が最初から右車線に入るのは左折の方法違反（障害物などやむを得ない事情がある場合を除く）です。
ただ、右折車の入る先は、法第20条しかルールがないので「右に入ったほうが安全で合理的なら右（その他の事情によりやむを得ない、など）、わざわざ右に入る理由がないなら当然に左」になってしまいます。
これが法律です。