> 日産ノートやセレナが今年に入って首位ですが何度も不正を繰り返した
> にも関わらず、売り上げが好調なのはどうしてなのでしょうか?
これは大きく3つの理由があります。
(1)日産ディーラーが大量に自社登録をしているから
カーセンサーで検索すると、
ノートの在庫は5,342台
2018年式 1,260台、2017年式 533台、2016年式 605台
アクアの在庫は5,955台
2018年式 295台、2017年式 508台、2016年式 820台
2018年式ノートはアクアの4倍も在庫がある。
その理由は日産ディーラーと日産レンタカーがノートを次々に登録してごく短期間使用したのち、中古車市場に流しているから。
日産の販売台数水増しについては下記リンク先の記事を参照
https://www.webcartop.jp/2018/07/251470
https://toyokeizai.net/articles/-/215498
https://toyokeizai.net/articles/-/260550
(2)トヨタが車種を増やしたから
トヨタはこの二年間でC-HR、カローラスポーツ、ヴィッツHVなど、プリウス・アクアと競合する新車種を次々に投入したので、プリウス・アクアの購入層が分散しました。その結果として、ノート・セレナが上位にシフトしただけです。
国内小型車 暦年販売シェアの推移 (自動車統計月報より)
2010年:トヨタ41%, 日産18%, ホンダ28%
2013年:トヨタ49%, 日産17%, ホンダ22%
2018年:トヨタ53%, 日産14%, ホンダ16%
トヨタにとってはランキングなんてどうでもいいんですよ。
顧客のニーズに合わせた車種を増やしてシェア獲得できればOKという考えですね。
(3)日産の固定客はノートしか選べないから
10年前にはノートより格上のティーダがあり、ノートと同じくらい売れていたが2012年に廃止された。ティーダの販売全盛期に購入して乗っている人はそろそろ寿命が来る頃ですが、ノートしか乗り換え候補がないので、自動的にノートの販売台数が増えることになります。
また、ノート登場以前の15年前はキューブとマーチの合計で年間26万台近く売れていたけど、今は合計2万台程度です。
現在のノートの販売台数は13万台弱、日産の小型車販売は半減しました。
かつてキューブやマーチに乗っていた人たちが、今はノート or 軽自動車のデイズに乗り換えているからです。 |