プリウス PRIUSαの出力はエンジン９９馬力、モーター８２馬力 - とな

プリウス PRIUSα の出力は エンジン９９馬力、モーター８２馬力
となっています。 単純な足し算の１８１馬力ではない、と思い
ますが、どんなことになるのでしょうか？
例えば１８０馬力のガソリン車と ０ → ４００ m とか、
０ → １００ km／h とか競争するとどうなると考えられますか？

プリウスのシステム出力は公称136ps、海外のテストでは実測113psというデータもありますが。。。
その信憑性はさておき、プリウスの0-100km/h加速は、公称125psの私の車（重量はほぼ同じ）よりも若干遅いのは事実です。
普通に考えれば、プリウスより重いプリウスαで180psの車と加速競争をしても、相手がかなり重くない限り勝ち目はないでしょう。

説明むつかしいですが、
エンジン-ギア-----------------------車輪
＋発電機--モーター--＋
+
電池
ですね。まずメカニカルにはエンジンから遊星歯車一段＋デフギア経由で車輪つながっています。このシステムは直結でクラッチが無い。
ただし遊星歯車の中心は発電機で、こいつが止まるか、回るかによって変速比がかわるわけですね。ですからメカニカルには変速機は１段なのに停止から最高速１７５キロまでカバーします。
ただし高速を出すには変速機がゆっくりまわる必要があります。（説明省きます）。変速機の電気的な負荷を重くしないと、最高速でエンジンがオーバーレブするのですよ。
つまり、エンジンパワーの一部は必ず発電機、モーターを経由する必要があるのですね。このため、エンジンのメカニカルに伝わる馬力と、発電機モーターを経由する馬力の割合の組み合わせには限りがあります。
したがってエンジン出力がどの速度においても常に最大馬力を出せるわけでなく、またモーターの60Psが単純に上乗せでも無いのです。そのかわり、ガソリンエンジンが苦手な例えば1000rpmのアイドリングでもモーターは30ps以上出ます。
プリウスの場合
0-100kmは10（L)-11秒（Gツリ）
0-400mは16秒（L)、１７秒（Gツリ）
程度と標準的ですが、その加速の伸びは普通の車と違います。αは１－１．５秒落ちだと思います。プリウス２０をサーキットに持ち込んだビデオありましたが、一周目は第一コーナーまで圧倒的な加速でインサイトに大差をつけて戻って来ましたがストレートで充電が始まり、その後はインサイトに抜かれていました。パワーには時間制限ありです。
パワーモードのフルスロットルではスタートから50m位までは多くの車より前に出れます。その後はパワーのある車に逆転されますね。街中ではすぐ次の信号にあたるか渋滞にあたりますから勝てるかもしれません。
しかし前が開けた郊外では50mほどで逆転されます。そのあとは他の車の後ろ姿を見て笑うしかありません。お話になりません。
要するに出足や瞬間の加速は２．４L、高速では1.8L並、最高速では1.5L並です。
上をみれば解るとおりプリウスはLグレードが一番速い。電池満タンだと１６秒を切るともいいます。他グレードより45キロ軽く床下やリアタイヤハウスに他グレードにない空力カバーがあり空力抵抗が0.15低いです。
だからグレードLは最安物グレードであるとも業務用仕様であるとも燃費スペシャルであるとも、あるいはタイプRであるともVスペックであるとも言えますね。解釈は人によります。

中間から高速の加速はいい感じですが、他の、走行に対しての高性能車とは比較にならない加速度だと思います。
もともと、加速度、0-100Ｋｍ／ｈではなく、燃費優先の車だから、プリウスαを買う人の誰もが0-100を求めないし質問もしないし、関心もないので、特段の性能の追求はされていないと思います。
エンジンの出力は通常のプリウスと同じなのに、ボディ重量は重くなりますから、そのぶん加速は、加速度の二乗にエネルギーは比例しますから、重くなった分の二乗の割合で遅くなります。
まあ、加速を考えると、このクラスで最低と考えたほうがいいでしょう。

合成馬力は公開されてますよ
公称値で100Kw(136ps)ですよ
合成トルクは公開されてませんが･･･