車業界はなぜ過去の人気車種のリメイクをしないんですか？ - ゲーム業界やマンガ

車業界はなぜ過去の人気車種のリメイクをしないんですか？
ゲーム業界やマンガ業界やテレビ業界はは現在40代～50代の社会人として役職もつき稼いでる客層の青春時代に流行ったものにビジネスチャンスをみいだし、懐古商法でFF7、ドラクエ3、バイオ2～4、のリメイク。まさかのシェンムー3発売。ドラゴンボール超、るろ剣映画化、新ダイの大冒険、こち亀&らんま&ぬーべー連ドラ化、ぼくらの勇気未満都市復活、反町GTO&ビューティフルライフ復活(一夜限り)と25年以上前の作品が次々と最新の技術リメイクや新作&映画化でバカ売れしていて色んな業界でリバイバルブームが来ているというのに。
70スープラ Supra、30ソアラ、MR2、R32、Z32、180SX 、S13、レジェンドクーペ、FC3S 、ユーノスコスモ、アルシオーネSVX、GTO、FTO、エボ3このへんを当時のデザインからほとんど変えず、ハイブリッドや電気にして実燃費15km以上、200馬力程度、200万～300万で売り出せば今の高額化した90スープラ SupraやZ35より売れるし、上記の旧車の盗難や無駄な高騰も減ると思うんですが。
昔みたいなパワー至上主義やサーキットで本気走りする人も減ってきてるので、多少手を抜いて280馬力ツインターボみたいなガチ車じゃなくても実燃費と販売価格が過去作より優れて、燃費が当時の３倍という売りと安さがあればスポーツ Sportsカー不遇の時代でも商売になると思います。旧型よりパワーがなかったり、パワー至上主義じゃない86やRX8やZ33がそこそこ売れたように。マンガやテレビやゲーム業界と違って夢がない冒険しない業界になってしまったから出ないんですか？
バイク業界もNSRやTZRやXJRやZRXやホーネットの中古相場をみれば市場が何を求めていて商売のチャンスになるかわかると思うんですが。

まず、新車を開発するのに必要な金額は、諸説ありますが約1000億円と言われることが多いです。
今回はスポーツカーの開発ですし、物価や人件費の高騰もありますため、1500億円と仮定しましょう。
そして1500億円かけて開発したスポーツカーは何台販売すれば良いのでしょうか？
250万円で売り出し1台の利益が10％の場合、単純計算で60万台売らなければいけません。
10年間生産したとしても、年間6万台です。
月間で5000台です。
この数値は『ヤリスと同等の台数を売れ』ということですよ(笑)
・ヤリスよりも座席がなく
・ヤリスよりも狭く
・ヤリスよりも燃費が悪く
・ヤリスよりも販売期間が長くてどんどん古くなっていく商品
これをヤリスと同等で売れということです。
営業マン泣きますよ(笑)

仮に…仮にそれでも頑張って作ったとしましょう！
R32スカイラインのリメイクです！
デザインは踏襲したとしても、安全基準をクリアしなくてはいけないため完全再現はできません。
ボディサイズも一回り大きくし、4600㎜×1850㎜×1340㎜のサイズとしましょう。
エンジンは実燃費15㎞/L以上、200馬力程度とのことなので、1.5Lターボを搭載しましょう。
最近の車で近いものとなるのは、先代シビックですね。
車両本体価格は300万円程なのでこんなもんでしょう。
しかし、この時の物価は2017年換算です。
2024年現在では350万円ほどでしょうね。
これを250～300万円に抑えるためにはどうしたら良いのでしょうね。。。？
そして・・・あなたは上記の車を買いますか？
私は買いません。
何が悲しくて『劣化した往年の名車もどき』を買わなければいけないのでしょう(笑)

ゲームや漫画業界のリメイクは、リメイク材料となるオリジナルが「爆発的なヒット商品」という共通点があります。
爆発的なヒット商品だから新規顧客（継続顧客）が見込めるのです。
一方で今回の様なスポーツカーはどうでしょう？
圧倒的な人気を誇るR32GT-R（1989～1994）は4.4万台の生産です。
一方で同時期に販売されたカローラ（1991～1995）は国内だけで120万台です。
自動車業界のドラゴンボールはカローラであって、GT-Rを含めるスポーツカーは「内容が刺激的で刺さる人には刺さったが所詮は単行本1～2巻で打ち切られた作品」ということです。
そんな作品をリメイクすると思いますか？
思いませんよね？？？

現行ステップワゴンがRF後期型のリメイクですし途中のRK型も原点回帰というコンセプトがありました。現行ジムニーもJB22型のリメイク、現行フェアレディZもS30型のリメイクです。
やってます。
そして90スープラも計画の段階で2000GTのリメイクのデザイン案もありました。
やる気ならメーカーは取り組みます。
時代のニーズに合うか合わないかの判断は売る側です。ユーザーが希望するものでは成り立ちませんよ。

1973年以前のデザインのクルマは、安全対策や排ガス対策の関係で造れないでしょうね。
それ以後のクルマは、他の方も言うようにメーカーがメリットを感じないから、商売にならないから作らないのでしょう。
日本のクルマメーカーは、クルマに対するリスペクトが低いですからね。
すぐに儲かるか儲からないかで、判断するんですよ。
欧米のメーカーは、ヘリテージ(遺産、伝統)に対する考え方が違うから、昔の象徴的なデザインを復刻しますよね。
フィアットのチンクエチェントやフォードのGT40なんかが良作と言えるかな。
フォルクスワーゲンのニュービートルみたいな失敗作も有るけどね。（笑）
取り組み姿勢には頭が下がるよ。

欲しい人は高くても本物を買っちゃうので、実はほぼ需要無いんですよ…。
それに今時のさまざまな試験をクリア出来る様に作っていないので、形状を変更する事も必要になり、結局別物になります。

市販できる価格に抑えて安全法規や燃費、排ガス性能を満足させることができないからです。

衝突安全などがクリア出来ないでしょうね。
AE86などがフルフラップ衝突試験受けたら
衝撃を吸収できず、ボティが折れるかも知れません。