■運転免許取消の欠格期間について。 - 平成16年に１１月に免

■運転免許取消の欠格期間について。
平成16年に１１月に免許の取り消し処分を受け、1年間の欠格処分を受けました。
その後、欠格期間を過ぎ、自動車学校に行こうかと思っていた矢先、自分の意志の弱さで、車を運転してしまい、
平成18年の８月、無免許運転で検挙されました。罰金も30万円を支払いました。
それでご質問なのですが、私はいつまで免許を取得することができなのでしょうか？
■欠格期間中に再度無免許をすると欠格期間が2年間延長されると聞いたことがあるのですが、
その計算の方法が、平成16年11月から3年間なのか？
平成18年８月から2年間なのか？
それとも罰金を支払い終えてからの2年間なのか？を教えていただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

【回答】平成１８年８月（当該違反行為日）から３年間は、合格しても免許を与えない「拒否処分」の該当です。
【説明】
取消処分を受け、欠格期間を無事満了した場合…前歴１回になる。
（道路交通法施行令３３条の２、同令別表第３の備考１－１）
この前歴１回になった後の無免許違反行為ですから、前歴１回累積１９点の点数制度上の評価です。
これは、取消処分（欠格１年）に該当します。しかし、取消歴等保有者ですから「欠格期間及びそれに引き続く５年間」は特定期間として指定されますので、規定により２年加重した欠格（拒否該当）期間が設定されます。（令３３条の２）
整理しておくと
①欠格期間（拒否）の起算日は当該違反行為日からです。
②免許の無い人に公的な「欠格期間の指定」はできません。あくまで「免許を与えない拒否処分」の該当になるだけです。
よって法８８条の欠格に該当しないので、理論上は免許の受験を妨げられません。
（今後、処分庁からは何の連絡もありませんので念のため。既に処分のできない免許を持っていない人ですから…。
行政処分とは受けている免許（法１０３条）か、合格した免許（法９０条）に対して行う行為です。）
③行政処分と刑事処分は互いに独立した行為ですから、罰金の支払い（または刑の確定）は免許の関係に影響しません。

欠格期間中に限らず、過去に取消の前歴がある人(免許取消歴等保有者)が再度取消になった場合、通常の取消期間にさらに2年加算されます。
無免許19点で停止・取消の前歴1回の場合、処分決定から3年間の欠格となります。同時に他の違反をしていたり、免停を含めた前歴がもっと多かったりした場合は、さらに長くなります。
ただしこの期間は、あくまで「行政処分が確定した日」が基準です。刑事処分(罰金など)の日付とは必ずしも一致しません。
文章からははっきりした期日はわかりませんが、少なくとも検挙された一昨年8月よりは後の日付が基準になりますので、まだあと1年以上あります。
なお、上記ではわかりやすさを優先して「取消」と書きましたが、本当は取り消すべき免許がないので免許の「拒否」という処分にあたります。