加齢に伴って生じる身体機能の低下には個人差があります。
チャレンジ講習は、実際のコースを使用して自動車の運転を行なっていただくことにより、ご自分の現在の運転能力が自動車等の運転にどんな影響を及ぼしているかどうかを、講習指導員(検定員)が同乗して確認することを目的としている技能テストです。
この技能テストに不合格であったとしても、運転免許を取り上げたりするものではなく、あくまでも現在の自分の運転能力を知っていただくものです。
技能テストに合格すれば、チャレンジ講習の確認書を交付されます。
確認書の交付から6ヶ月以内に簡易な特定任意高齢者講習(1時限程度1,400円)を受講すれば、高齢者講習と同等の終了証明書が貰えます。
チャレンジ講習の内容については、車庫入れ(方向変換)、クランク、Sコース等の一般走行のほかに8メートル間隔(全長48メートル)のパイロンを基準時間(14秒以内)でスラローム走行をする特別走行、時速40キロでの急制動をする参考課題(採点範囲外)があります。
採点は厳正・公平に行われ、合格点数(70点以上)に達しない場合は、何度でも受けることができますが、手数料(2,750円)がその都度かかります。
金銭面については、1回で合格できれば、技能テスト2,750円と簡易な講習1,400円を合計した4,150円で、高齢者講習の6,150円より2,000円ほど安くなりますが、2回目で合格しますと2,750円加算され6,900円となります。
つまり1回で合格できなければ、高齢者講習の手数料より高くなります。
また、不幸にも合格できず高齢者講習(3時限連続)を受講することもできますが、新たに6,150円の費用が必要になります。 |