私、大型2輪、大型二種、大特二種、けん引二種、を試験場で取得した者です。
(^^)♪
平成19年6月実施の道交法改正以降は、一発で大型を取るのが事実上、ほとんど不可能(というかメリットがほとんどない)になっています。
仮免が合格してから、本免許(路上試験)を受験するのに必要な書類に「2時間×5日以上練習した」という「路上練習申告証明書」というのを提出する必要があります。実は、こいつが「くせ者」なのです(笑)!
同証明書には、練習車両の「車検証のコピー」(12mトラック)と、有資格者(大型3年以上or大型二種免所持)の「免許証番号の記載と自署」の添付が必須になります!
なので「練習したということにして受験しちゃえ!」というのが出来ないのです(笑)。しかも、バレないだろうなんて、虚偽記載したら、公文書不実記載で完全な犯罪者になってしまいますしネ(笑)。
また、12mトラックのレンタルは可能ですが、仮免許練習で使用することは(レンタカーの共通約款で)厳禁されています。なので、12mトラックを「所有している」運送業者に借りるしかないのですが、今のご時勢、運送業者の社員でさえ2時間×5日以上なんて貸してくれるほど甘くはありません。しかも、有資格者に2時間×5日以上も練習につきあってもらうことも事実上は不可能でしょう…。
もちろん、未公認練習所の「路上10時間パック」なんてのもあり、これなら証明書を出してくれますが、このパックが12万円くらい掛かります。世の中ヨク出来てますね(笑)。大型は教習所に通えば20万円程度で取れますから、結局、教習所の方が安くついたなんてことが、普通に考えられます。
流れとしては以下の通りです(東京・府中の例)
適性検査後、技能試験の予約を入れる(翌日以降・大型は週3回程度実施)
↓
大型仮免許技能試験→合格
↓
12mトラックで路上練習・2時間×5日以上
↓
(練習証明書提出後)大型路上試験→合格
↓
取得時講習受講(受講料22,400円/東京の場合)
↓
(受講終了証を持参して)大型免許取得
●期間・費用
週に2回受験が出来たとして、仮免許3回+路上試験4回で合格したとします。もちろんこの回数で合格できる保証はどこにもありません。
期間は、「約1ヶ月以上」。
費用は、仮免試験14,250円+仮免許証1,200円+本免許34,600円+講習22,400円+免許証2,100円=小計74,550円+仮免許練習126,000円=合計200,550円です。「約20万円かかります。」
これなら…、教習所に通ったほうがイイと思われますヨ。ハイ(^^)♪
私は法改正前に大型一種を取っていたので一発でも簡単でしたが、19年の6月の法改正以降は、運送業者の社員でさえ、大型免許を一発受験で取るのは事実上、不可能に近くなりました。費用面、期間で言っても教習所とは大差ありません。今では、運送会社の人事も「大型は、教習所で取れ」と言っているようですから…。
よくご検討されてみるとよいと思いますぅ(^^)♪ |