自動車の中型免許が新設されてもうすぐ2年経ちますが、この中型免許ができたの

自動車の中型免許が新設されてもうすぐ2年経ちますが、この中型免許ができたのは、どうしてなのでしょうか？

法改正以前の普通免許では、積載量５トン未満の貨物自動車が運転できました。
しかし、交通事故で積載量４トンクラスのトラックが増加してきたことから、この問題を
解決すべく免許制度の改正に至ったのです。
（ここに至るまでは警察庁とトラック業界などで結構もめてたのですよ。）
そして現在は 普通免許（３ｔ未満）・中型免許（３ｔ以上6.5t未満）・大型（6.5t以上～）
と区分されたのです。 【昔は、普通（５t未満）・大型（５ｔ以上）】

普通車の車庫入れにも、後方確認用のモニターを必要とする人がいるからです。
この機能が搭載された車のCMを見た時は、あんたら、教習所で何を習ってきたんだっ！？って呆れたな～。それなのに、さらに車体の長いトラックが運転できるって、どう考えてもおかしいでしょ。

ちょっと昔は普通免許で全長１１mのエラ張り４tスーパーロング（車幅以外は大型観光バスや１４tトラックとほぼ同じと思って下さい）を運転しても許されていました。乗用車をタテに３台つなげたくらいの長さです。このため事故が多く、法的に一定の制限を設けましょう、ということになったのです。が、もっぱら乗用車しか想定していない普通免許の技術では、まぁ不安なく乗れるトラックはせいぜい平積み２tショートまで。これでも車庫入れはかなりきついものでしょう。それ以上は中型免許にすべきです。
しかも既に普通免許を持っている人は今まで通りの枠。更に、速度抑制装置装着義務は大型のみ。今でも税金の安いエラ張り４tは普通免許でぶっ飛ばし可能。このクラスを先ず対策すべきです。私的には完全なザル法で、事故抑止効果は薄いと思います。

4tでの事故が多いから・・・ってのが建前でありますけど、
ほんとは「自動車離れで教習所の客が減るから、客を増やす為。」だと思いますけどね。

最近の交通事故を車両別で見ると、(旧)普通免許で運転出来る中の車両総重量5トン以上(最大積載量3t以上)の車による死亡事故が顕著に高く、それを防止する必要がある。
年々車両が大きくなっていることもあり、現状の自動車事情に対応して免許制度の見直しを図る。 （大型免許取得時に、実情のトラックに即した試験車両の大型化など）
などが挙げられます。
車両総重量5t以上の車を普通免許から切り離す為＝普通車の運転とはまるで違うトラックの運転技術や知識不足のまま普通免許で大きな車両を乗れなくして事故を減らそうという主旨と、車両総重量11t以上の大型車(旧制度の政令大型車)の事故を減らそうという主旨で、その間を埋める大きさの車両に対応する免許の種類が追加されました。