免許の学科試験の問題で、ある2人が酒を飲んだ。１人は酔っていたがもう１人はあま

免許の学科試験の問題で、
ある2人が酒を飲んだ。１人は酔っていたがもう１人はあまり酔っていなかったため、酔っていたほうが酔っていなかったほうに車の運転を頼んだ。
この場合、頼んだ人には行政上の責任はあるが民事上の責任はない。
とあったのですが、これ全くわかりません。なんとなくダメなそうな気がしたので誤にしたのですが、実際どうなのでしょうか。補足頼んだ人に民事上の責任があるのですか？

民事上の責任と言うのは・・その状況で事故起こして加害者になったとしたら、運転してた方も被害者に治療費などの賠償しなきゃならないです。
「頼まれた」は通用しないですよね。民事上の責任もあります。
答えは「誤」であってますよ。

設問の文章はそこで終わっているのでしょうか。それならば頼んだ人にも頼まれて運転した人にも民事上の責任はありません。民事上の責任（不法行為責任）は損害が発生して初めて発生するからです。
しかし、設問が頼まれて運転した人が事故を起こしたというケースだと結論が異なります。この場合は運転手と運転を依頼した人の共同不法行為となりますから、頼んだ人にも民事上の責任が発生します。
（共同不法行為者の責任）
第七百十九条 数人が共同の不法行為によって他人に損害を加えたときは、各自が連帯してその損害を賠償する責任を負う。共同行為者のうちいずれの者がその損害を加えたかを知ることができないときも、同様とする。
２ 行為者を教唆した者及び幇助した者は、共同行為者とみなして、前項の規定を適用する。