大型二種の難易度は、一種に比べるとかなり難しいのは難しいです。
大型二種免許を取る場合、何が求められているかが、このページ(大型二種免許 教習記 http://www.dab.hi-ho.ne.jp/t-wata/menkyo/bus.html )をご覧いただくと解ると思います。試験では、こういう所を見ているとも言えます。
試験の内容に、例えば「乗り心地」に関するものもあり、
栗田君の「自動車運転免許獲得記」( http://www9.plala.or.jp/hiyotrio/newpage006.htm )
より
》大型一種試験(トラック)と比較して大型二種試験(バス)は、基本的な運転法が異なる部分が多い。
》トラックは運転席が前輪の真上にあるが、バスの運転席はそれよりもさらに前に存在するので、オーバーハングに留意する。車両感覚をつかむには、前輪と後輪が見えにくいので、運転席より後ろにある前輪と後輪の位置はハンドルを切ったときにサイドミラーで見える景色の変化でイメージしなければならない。
》「乗り心地」に関しては次のような行為は減点対象となるので注意が必要(大型一種、二種共通) 内 容 減 点
》0.4Gを超える加速度で急発進した時(=特別減点項目で1回のミスでは減点されないが2回目からは1回目に溯って減点される。) 5
》0.4Gの減速度で制動した時(特別減点項目「制動不円滑」) 5
》0.4Gを超える強い減速度でブレーキをかけた時「急ブレーキ」 10
》0.3Gを超える横加速の急ハンドルを切った時 10
》カーブに進入してからブレーキをかけた時 20
》S字状のふらつきは、幅0.1m以上で減点10点、幅0.3m以上で危険行為 試験中止
この様に、乗客が立って乗る事も考え、加速・減速のGまで試験の対象となります。
ただ、一発試験で運転免許を取った経験があるのでしたら、大型二種免許も一発試験でも全く無理という事はないと思います。
私も、法改正前の大型一種を一発試験で取って、大型二種は指定前教習というのを受けてからですが、法改正後に一発試験へ行き、一度で合格しました。
大型一種がある場合、公認教習所で、30万円位からです。
ただ取りたいというだけの趣味の様な動機であれば、これは高く避けてもらいたいですね。
ただ、他の回答者の方が書かれていた様に、「二種を取れば運転が変わります。目では見えない将来の安全を買う」というのは言えていると思います。
いきなり試験場に行くのではなく、非公認の教習所で何時間か練習してから行くと良いと思います。どれ位のレベルにあるかも判りますし。
公認の教習所と違って、車を時間単位で使えますし、こちらの要望に添ってカリキュラムを組んでくれますので、効率の良い練習が出来ます。大型一種の時は、そういう所に行って練習しました。
私は、趣味で取りましたので、大型二種免許を取ってから、大型バスに乗る機会がないので、非公認の教習所に行って練習もしています。
私が使っている非公認教習所での料金は、
大型自動車(二種)場内30分5,800円、路上60分11,600円
です。これは、教習所によって、結構違うと思いますので、参考まで。
一発試験の場合の費用は、最低35,900円です。(これにプラスして、練習した場合の練習代、一度で受からなかった場合の試験手数料や貸車代が掛かる事になりますが、これはご主人の運転の資質・センス次第です。)
(神奈川県警察の運転免許試験の受験手続案内のページより(http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mes83033.htm)を参考にしましたが、全国一律です。)
内訳:試験手数料(技能+学科) 4,500円/貸車代 3,200円/免許証交付手数料 2,100円/取得時講習 26,100円(大型旅客車講習)18,900円+応急救護(旅客車)7,200円)
技能ばかりでなく、学科の勉強も重要です。学科試験は舐めていると落ちます。
しっかり勉強していれば良いですが、そうでない方も多く見られます。
冒頭で紹介したページにもありますが、舐めているとかなりの難関です。私が受験した際も、二種は10人近く受けていた記憶がありますが、私と私と同じ指定前教習を受けた人の2人しか受かりませんでした。
それから、別の回答者の方で誤解されている方がいます。
「90点以上取れないと合格できません」とありましたが、学科試験は90点以上ですが、技能試験(実技試験)は、80点以上で合格です(一種は、70点以上)。
また、「バックで駐車する時でも、後ろのポールまで5cm以内で止めなければいけません、」というのは、50cm以内が正しいです。 |