パスワード再発行
 立即注册
検索

N-WGN「新しいベーシック」へ向け道を切り開く

2013-12-16 11:05| post: admin| view: 708| コメント: 0|著者: admin

摘要: N-WGNは軽自動車界のフィットをめざせ 一度でも軽自動車を所有して、毎日乗ったことがある人ならとっくに気づいていることが山ほどある。例えば、大人4人が乗っても余裕のある室内。いざ乗ってみたら、なるほど室内 ...

N-WGN「新しいベーシック」へ向け道を切り開く

N-WGNは軽自動車界のフィットをめざせ

一度でも軽自動車を所有して、毎日乗ったことがある人ならとっくに気づいていることが山ほどある。例えば、大人4人が乗っても余裕のある室内。いざ乗ってみたら、なるほど室内は広かったが、その分犠牲になっていたのはラゲッジスペースで、荷物がほとんど積めなかったという苦い経験だ。

そして、自慢げに謳われているクラストップの低燃費。運転してみたら、アクセルをちょっと踏んだ程度じゃ加速が弱く、踏み足しているとまったく燃費が良くないという現実に驚愕する。さらには、軽自動車の常識を超えたと豪語している安全装備。よくよく見たら、装備されているのは最上級グレードだけで、下のグレードではオプション設定すらされていないこともままある。

こうした矛盾に、「軽だから」「小さいから」「安いから」と妥協させたくない。なんとか、全てを満たすことはできないものだろうか。N-WGNのエンジニアたちから伝わってきたのは、そんな熱い想いだった。逆に言えば、それほどの想いで造らないと、N-WGNを成功させることは不可能だ。N-WGNが目指すハイトワゴンクラスには、20周年の長い歴史を持つワゴンRと、それと闘い続けてきたムーヴという双璧が立ちはだかっている。

果敢にもその壁に挑むN-WGNの開発主査を務めたのは、2代目フィットを大ヒットに導いたことで知られる、人見康平さん。フィットはまさに、矛盾や死角をひとつひとつ克服してきたコンパクトカーだ。と、ここでピンときたのは「そうか、N-WGNは軽自動車界のフィットになるべきなのだ」ということだった。

ホイホイ収まる秀逸な収納

分厚い顔周りだの、ドッシリとしたシルエットだの、もし女性に当てはめたら残念すぎる要素がテーマとなっている、N-WGNのエクステリア。でも実は、ウインドウのベルトラインから下のボディと、上のキャビンとのバランスが1:1.61という比率で、これはパリにいらっしゃる美女、ミロのヴィーナスと同じ黄金比率なのだとか。デザインは、大人っぽく本物感がある標準タイプと、都会的で押し出しの強さが印象的なカスタムの2タイプがあり、どちらも実際のサイズより堂々として大きく見える。N- ONEのように愛嬌のある顔ではないが、男女問わず好かれそうだ。

そしてインテリアは、まず感じるのが広さと同時に明るくて心地良い空間であること。フィット同様に、燃料タンクを前席足元の床下に配置する「センタータンクレイアウト」を採用することで、低いフロアと広大な足元スペースを確保。前後に20cmのシートスライドができ、最後端にすると新幹線のグリーン車と同じ広さなのだとか。ここで、矛盾のひとつであったラゲッジを見てみると、後席がいちばん後ろの状態でも、奥行き37cmと十分に広く、床下収納まで付いている。そこを使えば、かさばるA型ベビーカーが立てて積載可能。また機内持込サイズのスーツケースが4個入るというから、家族旅行もあきらめずに済む。

さらに、秀逸なのが室内の収納だ。なんと後席の下がまるまる収納トレイになっており、傘や靴など日用品、野球のバッドやグローブ、丸めたヨガマットなど、これまで「どこに置く?」と悩んでいたものがホイホイ収まる。また、センターパネルにある引き出し式のテーブルトレイや、シートバックの小分けポケットも便利だし、後席用のドリンクホルダーが手の届きやすい高さにあるのも、ゲストを乗せた時にありがたい。人と荷物、広さと使いやすさ。N-WGNはそれらの矛盾をしっかり解決していることがわかった。

ライバルに負けない走りと安全装備

大人3人とカメラを積んで試乗してみると、NAはとても軽快で、キビキビとした中にもしっかりと剛性のある乗り味。これは十分に快適だと思いつつふと見ると、燃費優先の制御をするECONモードが付いていた。オフにしてみると、さらに余裕の加速フィールで、市街地のストップ&ゴーもストレスなく扱いやすい。58ps/65Nmは、ハイトワゴンクラスでトップのパワーだ。

ターボになると64ps/104Nmで、低回転からグイグイとトルクが引き出されるので、坂道や追い越し加速も爽快感さえ覚えるほど。しかも燃費は最高で29.2km/Lをマークしている。これは、既存のNシリーズのエンジンからさらに専用部品を多数新開発したほか、ボディの軽量化でN-ONEより軽くなっていること、空気抵抗にこだわったことなど、努力の賜物。4人乗ると非力になったり、しっかり走ると燃費が悪かったり、といった矛盾もN-WGNなら大丈夫そうだ。

そして安全装備の面でも、N-WGNは頑張っている。雨・雪の日の横滑りに備えるVSAや、坂道発進でずり落ちないヒルスタートアシスト、急ブレーキ時に後続車に教えるエマージェンシーストップシグナル、衝突時の胸への衝撃を減らすシートベルトなど、これまでなかなか軽自動車にはなかったものが、全車標準となった。また、衝突安全テストのJNCAPにおいて、最高ランクの5ツ星を獲得したのもトピック。そして、シティブレーキなど事故回避支援システムや、サイドカーテンエアバッグなどを揃えたパッケージが、ベースグレードのみオプションで、あとは標準装備という充実ぶり。軽自動車に多い、安全装備の"あるある詐欺"とは無縁だ。

こうして見てくると、「日本の新しいベーシックをつくる」ことを目指したN-WGNには、その手があったかと感心するアイデアが山盛りにある。跡がついている道をなぞるのではなく、険しくても自分たちで道を切り開いたN-WGNは、競合ライバルたちと並ぶにふさわしい1台になっているはずだ。


さようなら

なるほど

共感した

ありがとう

相关分类

Archiver|携带版|BiteMe バイトミー

GMT+9, 2025-3-10 06:21 , Processed in 0.096125 second(s), 17 queries .

Powered by Discuz! X3.5

© 2001-2025 BiteMe.jp .

返回顶部