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BRZ tS。走りはチューニングの模範解答?

2013-12-13 12:25| post: admin| view: 292| コメント: 0|著者: admin

摘要: チューニングの模範解答へ 自分の好みの乗り味を手にする。見た目を手にする。クルマを改造する、通称チューニングと呼ばれる行為の目的がそこにあるのであれば、正解の方法などは無く、自己満足の世界に浸れるほど ...

BRZ tS。走りはチューニングの模範解答?

チューニングの模範解答へ

自分の好みの乗り味を手にする。見た目を手にする。クルマを改造する、通称チューニングと呼ばれる行為の目的がそこにあるのであれば、正解の方法などは無く、自己満足の世界に浸れるほどに良いチューニングとなる。

しかし、もしも走りにおける"本物"を求めてチューニングをするなら…より具体的に言えば、もしも街中からワインディングそしてサーキットまで含めて走る道を選ばず、絶えず走りの気持ちよさや楽しさを感じたいのであれば、そのモデルは間違いなく模範解答になる。

しかも、同じカーブを同じ速度で曲がるにしても、ハンドルを切り込むスピードやブレーキ操作の仕方は人それぞれ異なるし、もっとマニアックな世界で言えば、楽しいとか気持ちよいと感じる好みが人それぞれなので、絶対的な"本物"など存在しない。それも踏まえて"本物"に限りなく近いところにいる。

その走りを提供するのが「BRZ tS」。2012年3月にBRZが発売された時から、待焦がれていた方もいたはず。スバルのレースシーンやスポーツシーンを一手に担う、スバルテクニカインターナショナル(STI)が500台限定で作り上げた、コンプリートチューニングモデル。

STIが提唱する「強靭でしなやかな走り」を提供するために、ボディから足回り、タイヤ、シートにまで手が加わっている。ここまでなら今までのSTIモデルにも共通するが、特に今回はBRZの素性を活かし、ハンドルを操作して気持ちよいとか愉しいと感じるハンドリングカーとしての純度を高めたのが特徴だ。

試乗した率直な感想は"模範解答といえる乗り味"となる。その中身、より詳しく述べていこう。

STI独自のアイテムを満載

ドライブシャフトの大径化やSTI独自の"いなし"効果をもたらすフレキシブルパーツの装着、ブレンボ製ブレーキの採用、そしてミシュランのパイロットスーパースポーツをタイヤに選択して、それに合わせて煮詰められたバネやダンパーなどの足回り。さらに純正モデルからの変更点で忘れてはならないのが、ダウンフォースと呼ばれる空気の力を利用して、車体を地面に押さえつける空力パーツをボディ下面に採用していること。挙げたらきりがないほど手が加わっている。

それら変更の効果は、タイヤが転がり出したときから解る。大げさと思われるかもしれないが、クルマの動きに鈍感な方でも、ノーマルのBRZと乗り比べたらハッキリと解るはず。それはタイヤの転がり、足回りの動き、全てに滑らかさがあるから。言葉でその滑らかさを表現するのは難しいが、ノーマルがゴロゴロとタイヤが転がるとするなら、tSはコロコロ。まるでタイヤと路面の間に布がひかれたような感覚で、補修無して何年も使われた舗装の上を走る感覚をノーマルとするなら、tSは昨日舗装し直されたピカピカの路面を走った感じ。

実際にクルマに入る力は、同じ路面を走るのだから同じだ。大事なのは、その力をどのようにクルマ全体で処理してタイヤを安定させて路面に接地させて使い切るかであり、その処理がとてもスマート。感覚としては、ボディに採用されたフレキシブルタワーバーや足回りが、不規則にクルマに入る様々な入力を一定にしてボディに入るように働く。具体的には、路面が多少荒れていても、その荒れ具合を均(なら)した感じだ。それでも力が入ることに変わりはなく、結果として走行振動は発生するはずなのだが、その振動をすみやかに抑えるのでスッキリと滑らかな乗り味になっている印象を受ける。

その乗り味は見事としか言いようがない。なぜならタイヤがなめらかに路面するtSの乗り味は、運動性能が高いだけでなく快適性を備えているからだ。

誰にでもお薦めできるスポーツモデル

tSは、スポーツ性を確保しながら大人な乗り味と表現したい上質さを備えた乗り味を持つ。この味が随所で得られるのが特徴で、例えばトランスミッションからも得られる。

専用に仕上げられたtSのマニュアルトランスミッションは、ノーマルよりも全般的に操作感が滑らか。それでいて1速から2速などのシフト変速動作に対してカチッとギアが入った感覚が伝わってくる。滑らかなのに、カチッとしている。これまた矛盾するような表現だが、仕方ない。tSは、通常であれば両立しない要素を併せ持っており、だからこそ見事なのだから。

素直に感じたままを書けば、シフト操作においては、ダイレクト感があるのにガチャつかない。乗り味においては、硬めではあるが角が無いので快適と言った具合。ちなみにこれらtSらしい乗り味は、限定のGTパッケージを装着すると、さらに研ぎ澄まされる。なぜなら、まずレカロ製のリクライニング付きバケットシートが付くから。

よく走りを求めたチューニングでは、足回りやボディ補強に注目が集まるが、改めてシートやハンドルを重視した方が良い。この2つは乗員の体に直接触れて、乗り味の印象を大きく左右する。少しマニアックな話をすると、タイヤを強く路面に押さえつけてグリップを稼ごうとすれば、足回りは述べてきたしなやかさを基調に仕上げても相応に硬くなり、乗り心地にはコツコツ感がどうしても出る。tSではそれを専用のハンドルとシートで、乗員に優しく伝えている印象がある。

さらに乗員への優しさを保ちつつ、タイヤを押しつけて効果的にグリップを稼ぐために、速度が高まるほどに押さえる力が高まる空力パーツを随所に採用。GTパッケージに至っては、大型リアスポイラーまで採用される。感覚的には70-80km/h程度から、車体が重くなったかのようなドッシリ感としっとり感が強まり、ハンドルも若干ズシッと重くなる。サーキットだとさらに顕著で、100km/hでわずかに不安定さが生じたコーナーを、通常なら破綻をきたす110km/hでも同じレベルの不安定さのままで走れてしまうといった、空気の力を明確に感じられるケースもある。

誰にでもお薦めしたいスポーツモデルであり、加えて腕に覚えのある方は、空気の力を明確に感じる超非日常的な世界まで堪能できるはず。今回試乗して、久々に愛車の86を買い替えたくなった。


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