ランクル250ベースの完成度の高いオープンコンセプト北米トヨタが世界最大のカスタムカーの展示会・SEMAショー2024で世界初公開する、「ランドクルーザー250」ベースのコンセプトモデル「ランドクルーザーROX」がちょっとした話題です。 この“オープンエア”ランクルは250のCピラーとDピラーを切り落として脱着可能なスライド式ソフトトップに換装したもの。剛性低下を補うための補強や、足回りなどにも様々なモディファイが加わった結果、車両の50%以上が再設計されているんだとか。そのへんのカスタムショップでは到達できない完成度は流石です。 >>ランドクルーザーROXの内外装やFJクルーザーの公式画像を見る Cピラーがデザイン上のアイキャッチとなったためか、担当的には「FJクルーザー」にイメージが被りました。デザインを手掛けたのはCALTY(トヨタの北米デザイン拠点)で、ベースとなるランクル250や、「FJクルーザー」「C-HR」「レクサスLC」といったスタイリッシュなモデルを手掛けてきたと言えば、納得な感じもありそうです。 オープンエアの “ネイキッド”感を引き上げるため、ドアも下側がえぐれたスケルトン形状。さらにキャビン後方と荷室を仕切るハーフタイプのミッドゲート(仕切り)が備わり、リアシートを折りたたんでゲートを格納すると、荷台との間にフラットでシームレスな空間も作り出すことが可能です。ちなみに荷室左右の赤/白のケースはジェリカン(燃料用タンク)。 |あわせて読みたい| 足回りも専用ハード仕様。カスタムパーツ市販に期待外装色はランクルシリーズの伝統的ボディカラーにインスパイアされた「スプリンググリーン」。Dリングが付く直線的な前後の金属製バンパーにはお約束のアルミ製スキッドプレートが備わります。 >>ランドクルーザーROXの内外装やFJクルーザーの公式画像を見る また、ワイド化されたフェンダーにはCALTYがデザインした削り出しワンピースホイール&18インチタイヤが収まり、サスペンションは4インチ(約10cm)リフトアップされ、鍛造アルミ製のコントロールアームによってトレッドも20cm拡大しているとのこと。 というわけで、ワンオフでは勿体ないというか、CALTYが本気を出したピックアップボディがいい感じにキマッてしまった「ランドクルーザーROX」。SEMAの評判次第ではスペシャルバージョンとして、コンプリートカー販売への道が開けるのでは…という妄想が湧いて参りましたが、ベース車比で20cm拡大と、2.2m近い全幅では日本の道路はアウトかもしれません。 ただし、削り出し18インチホイールや前後バンパーなどはデザインもインパクトがあって、日本でもアフターパーツ販売のリアリティがあるかも!? というわけで今後の「ランドクルーザーROX」の展開にも、引き続き注目して行きたいと思います! (終わり) |あわせて読みたい| |
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