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86は女子にも人気! 「86 GIRLS owner's meeting」は車好きの輪が広がるリピ確定なイベントだった ...

2024-11-29 07:00| post: biteme| view: 484| コメント: 0|著者: 文:伊藤 梓/写真:市 健治

摘要: 第2回 86 GIRLS owner's meetingが開催 「クルマのオーナーズミーティング」と聞くと、クルマに詳しい人たちが集まって、マニアックな話に花を咲かせているようなイメージがある。もちろん、それはそれで楽しい ...

86は女子にも人気! 「86 GIRLS owner's meeting」は車好きの輪が広がるリピ確定なイベントだった

第2回 86 GIRLS owner's meetingが開催

「クルマのオーナーズミーティング」と聞くと、クルマに詳しい人たちが集まって、マニアックな話に花を咲かせているようなイメージがある。もちろん、それはそれで楽しいのだが、もっとライトにクルマのコミュニティを楽しみたい人や、仲間づくりをしたいという人も多いのではないだろうか。

そして、昔からクルマ好きな女性はもちろんいるものの、女性だけのミーティングというのはまだまだ少ない。筆者も女性なのでよく分かるのだが、「同じクルマ好きの女性で集まって、友達を作って、普段もお茶やツーリングに行く仲になれたらどれだけ楽しいだろう……」と考えることもよくある。

なんと、そんな願いを叶えてくれる夢ようなミーティング「86 GIRLS owner's meeting(以下、86ガールズ・ミーティング)」が、富士スピードウェイで開催されるというので、早速取材へと行ってきた。

11月17日に富士スピードウェイで開催された86ガールズ・ミーティングは、“86”を所有する女性オーナー(GR86、AE86も可)のイベントで、今回で2回目の開催となる。第1回目は、トヨタ「86」やスバル「BRZ」のオーナーが集まる「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」と併催され、50台の枠が売り切れるほど大人気だった。

今回は単独での開催となり、30台限定で募集したところ、こちらも全国から申し込みがあって枠は完売だったという。中でも「前回のミーティングが楽しかった」という理由で、7名がリピーターとして来てくれたほど盛り上がったようだ。

企画の担当者は、「前回はプロドライバーによる同乗走行が人気でしたが、数名しか乗ることができなかったので今回は全員に乗ってもらえるようにしました。86GIRLSだけで富士スピードウェイの本コースをパレードランができるのも今回初の試みです」とのこと。

>>86 GIRLS owner's meetingの様子を写真でチェックする

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#トヨタ #86 #GR86 #TGR #GR #AE86 #富士スピードウェイ #S耐 #スーパー耐久 #レース #86GIRLSowner'smeeting

ノーマルからチューニングマシンまで彩り豊か

起点となる会場は、富士スピードウェイにあるショートコース。参加者が徐々に会場に集まってくると、駐車場は個性豊かな86たちで彩られた。

受付のカウンター横には、可愛らしいクリームソーダのアクリル板が置いてあり、愛車と一緒に写真撮影できるようなアイテムも用意されていて、参加者も思い思いに撮影を楽しんでいた。テーブルにつくと、近くの人たちと会話で盛り上がり、始まる前から会場は女性オーナーたちの楽しそうな話し声に溢れていた。

その中でも、初心者マークをつけた86で参加していたのが、翳彪(かげとら)さん。なんと仕事でトラックを運転するということで最初からマニュアル免許を取得したとのこと。「愛車のデザインは、ほかの人と被りたくなかったんです」と語る翳彪さんは、特別なバンパーが装着された中古の86(ZN6)を購入。こだわりの素敵なエアロパーツと初心者マークとのギャップが光る1台となっていた。

>>86 GIRLS owner's meetingの様子を写真でチェックする

そして、もっとも目を惹くカスタマイズをしていたのが、みぽりんさん。お友達のしのぶさんと参加していて、なんとお揃いのツナギまで作ったとか。

みぽりんさんの86(ZN6)は、随所にピンクのアクセントカラーが施されているところが大きなポイント。「お友達に協力してもらいながら、自分でも手作りで色々カスタムしているんです」ということで、ボンネットを開けると、なんとエンジンルームもピンク!

インテリアのステッチは自分でピンクに塗っていたり、なんとシフトブーツはシャネルの鞄をリメイクして作ったとか。あらゆるところにこだわりが詰まっていて、細部まで見応えのある86だった。

「ノーマルが好き」という人から「自分らしいカスタムを極めたい」という人まで、さまざまな参加者が集まるのも86ガールズ・ミーティングの面白いポイントだ。

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富士スピードウェイの本コースをパレードラン!

ミーティングの開始時間となると、モータースポーツやeスポーツなどを中心にMCやリポーターとして活躍している笠原美香さんがイベントの概要などを説明してくれた。

今回は同日にS耐(ENEOS スーパー耐久シリーズ 2024 Empowered by BRIDGESTONE)の最終戦も開催されていたことから、S耐についても丁寧に説明があり参加者も熱心に聞き入っていた。

今回、富士スピードウェイで開催されるということで「元々モータースポーツが好きな人が多いのかな?」と思いきや、S耐を知らない人や、サーキットに初めて来たという人もチラホラ。「ミーティングだけでなく、そんなすごいレースも見られるんだ!」と嬉しそうにしている人も多かった。

オープニングトークが終わると、次は富士スピードウェイの本コースをパレードラン。参加者が本コースへと愛車を並べると、女性オーナーと色とりどりの86がとてもかっこよく輝いていた。

パレードランは、グリッドからスタートし、ぐるりとコースを一周して、ホームストレートを一度通過。そのまま途中でコースを出てショートサーキットへ戻るという内容だった。初めて本コースを走る人も多い中、緊張しながらもキラキラと目を輝かせて運転している人が多いのも印象的だった。

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再びショートサーキットへ戻ってくると、次はレーシングドライバーによるトークショーが始まった。今回トークショーをしてくれたのは、いずれも女性レーシングドライバーである佐藤久実さんと翁長実希さんだ。

佐藤さんは、S耐やSUPER GTの前身である全日本GT選手権、さらにはニュルブルクリンクの耐久レースに出場した経験豊富なレーシングドライバーであり、モータージャーナリストとしても活躍している。翁長さんは現在は86/BRZレースに出場しており、女性のみのレースであるKYOJOでシリーズチャンピオンを獲得するなど、女性ドライバーの中でも近年目覚ましい活躍をしているひとりだ。

ふたりは、自身の経歴などを語りながら参加者のクルマを一緒に見たり、モータースポーツの経験などについても質問していた。参加者はモータースポーツ未経験が多かったものの、ドリフトもグリップもどちらも練習しているという人や、なんと親子3代でドリフトをしているという強者も! 「誰が一番ドリフトが上手いんですか?」と聞かれると「叔母さんです」と答えが返ってきて、会場は驚きの声と笑いに包まれた。

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新映像体験「イマーシブドーム」や「純喫茶ハチロク」も登場

トークショーの後は、参加者はS耐のグリッドウォークに参加したり、イベント広場を見に行ったりと、思い思いに自由時間を過ごしていた。

今回S耐の企画として、さまざまな肉料理のお店が集まった「フジニックフェス(肉フェス)」のほか、S耐に参戦しているチームのレーシングカーのパーツやモータースポーツ用品が手に入る「スーパーガレージセール With S耐横丁」、誰もがスポーツ観戦や会場までの道のりを快適に楽しめるようなアイディアコンテスト「Mobility for ALL」の参加団体が実証実験を行うブースなど、さまざまなコンテンツがぎっしり。

その中でも会場で多くの人の目を引いていたのが、真っ黒で大きなドーム型の建物だ。これは、TOYOTA GAZOO Racingが出展している屋外対応移動式の「イマーシブドーム」というもの。リクライニングする椅子に座りながら、迫力ある映像と音響を楽しむ施設になっており、一度に約40名が体験することができる。

今回はS耐に参加するチームに協力してもらい映像を制作したということで、これまでのS耐の歴史を物語るような写真や映像が使用されていた。メカニック視点でタイヤ交換をする様子が見れたり、オフィシャル視点でドライバーを救出するというような滅多に見られないシーンもあり、モータースポーツの知られざる魅力を体感できるようなものとなっていた。

これらの映像は、イマーシブドーム用に撮影されたものではないため、今後専用の映像や音源を収録すれば、さらに迫力あるコンテンツを作れるという。イマーシブドームはほかのサーキットでも設置するほか、モータースポーツを全く知らない人にも興味を持ってもらうために、都内での展示も計画しているそうだ。

>>86 GIRLS owner's meetingの様子を写真でチェックする

それぞれサーキットやレースを堪能しつつ、お昼は富士スピードウェイのレストラン「CRANE Garden」でランチをとることに。今回は特別に86ガールズ・ミーティングにあわせて「純喫茶ハチロク」がオープン!

参加者には、特別メニューとしてレトロかわいいクリームソーダやナポリタン、ハチロクプリンが提供された。これらのメニューはいかにも昔ながらの喫茶店の雰囲気があり、フォトジェニックな食事に参加者も嬉しそうに写真を撮りながら味わっていた。

実際に食べてみると味も本格的で、ナポリタンはケチャップがたくさん使われた昔懐かしい味になっているほか、プリンもやや硬めで卵の味がしっかりと味わえる一品だった。

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クルマ好きの輪が広がり誰もが笑顔になる

美味しいランチに舌鼓を打った後は、ショートサーキットで佐藤さんと翁長さんによるドライビングレッスンが行われた。

まずは、レーシングドライバーのおふたりが参加者のドライビングポジションを確認。きちんと運転をするには正しい運転姿勢が何よりも大切ということで、ひとりひとり丁寧にチェック。その後は、ドライバーの先導で自分の愛車でショートサーキットを走行した。

「サーキット走行をしたことがない」という人が多かったこともあり、レーシングスピードで走ることがメインではなく“走りの基本”をしっかりと教えてもらったようだ。その後はお待ちかねの同乗走行。ここでは佐藤さんと翁長さんにしっかりとコースを使い切って走ってもらい、参加者は「レーシングスピードで86はここまで走れる」ということを体感していた。

自分ではなかなか体験できないスピード感に参加者も大興奮! 走り終え86から降りてきた参加者の表情は、誰もが笑顔だった。

最後に佐藤さんと翁長さんは「今回のドライビングレッスンは、ほんの触りの部分だけでしたが、これからモータースポーツを観戦する時などに少しでも感情移入してもらえたら嬉しいです」「モータースポーツの基本は日常で安全運転をしている時にも役立つシーンがきっとあると思いますし、自分自身の愛車である86が『こんなポテンシャルがあるんだ』と少しでも感じてもらえたら嬉しいです」と参加者に語りかけていた。

どの参加者も86ガールズ・ミーティングが終わった後は「本当に楽しかった!」「仲間ができて嬉しい」「また参加したい」という声で溢れていた。イベント終了時間になっても、まだまだ話は尽きず、クルマの前でたくさんおしゃべりを続ける参加者たち。こんなふうに女性の間でもクルマ好きの輪がもっともっと広がればいいなと感じたイベントだった。

(終わり)

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