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最新こそ最良か? 言葉を失うほどの性能に、間口の広さまで手にした新型「911」と「タイカン」をPEC東京で堪能した ...

2024-12-4 11:45| post: biteme| view: 501| コメント: 0|著者: 文:編集部/写真:ポルシェジャパン

摘要: PEC東京で最新ポルシェを堪能する 今年の2月に登場したポルシェのフル電動スポーツカーである新型「タイカン」と、同じく5月にデビューした新型「911」を千葉県木更津市にある「ポルシェ・エクスペリエンスセンター ...

最新こそ最良か? 言葉を失うほどの性能に、間口の広さまで手にした新型「911」と「タイカン」をPEC東京で堪能した

PEC東京で最新ポルシェを堪能する

今年の2月に登場したポルシェのフル電動スポーツカーである新型「タイカン」と、同じく5月にデビューした新型「911」を千葉県木更津市にある「ポルシェ・エクスペリエンスセンター・東京(以下PEC東京)」で体験できた。

2021年10月にオープンしたPEC東京は、43ヘクタールの広大な敷地に2.1kmのハンドリングトラックやドリフトサークル、キックプレートやオフロードエリアを備えたポルシェのブランド体験施設。エクスペリエンスセンターとしては日本が9番目の施設で、ドイツ本国のほか、アメリカや中国、イギリスやイタリアにも存在する。

PEC東京の特徴は、ポルシェオーナーじゃなくてもポルシェの魅力を存分に体験できる点だ。今回乗った新型「911」も新型「タイカン」も、「ドライビング体験(90分)」を予約すれば、年齢などの諸条件はあるものの基本的に誰でも乗ることができる。

そのハンドリングトラックには、ニュルブルクリンク北コースの「カルーセル」やラグナセカの「コークスクリュー」といった名所を模したコーナーも存在し、山間の地形を生かしたダイナミックな走りを楽しむことができるので、クルマ好きなら誰でも一度は走ってみることをオススメする。

今回筆者がドライブしたのは、新型「911カレラ」と新型「タイカン4S」。それぞれハンドリングトラック、ドリフトサークルでそのパフォーマンスを味わい、ダイナミックエリアではフル加速やパイロンスラロームを試すことができた。

予め断っておくと、今回の試乗はPEC東京の施設内での短時間ドライブで、一介の編集者(ただのクルマ好き)である筆者如きではただただ「すげーすげー」しか言葉が出てこなかったので、車両の詳細なインプレッションは然るべき自動車ジャーナリストの先生方にお譲りすることをご容赦頂きたい。

>>新型911と新型タイカンを写真で詳しくチェックする

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#ポルシェ #911 #タイカン #スポーツカー #電気自動車 #新型 #試乗 #PEC東京 #ポルシェエクスペリエンスセンター東京

まるで宇宙船のワープのような加速

まずは「タイカン4S」でコースインスペクションも兼ねインストラクターの運転でコースを1周する。より精悍なデザインとなったヘッドライトも相まって、選ぶのに少し勇気が必要な淡いパープルのボディカラーに包まれた新型タイカンは、上品さがより一層引き立てられた印象だ。

新型タイカンは、基本的に従来モデルのキャリーオーバー(大幅改良モデル)のためパフォーマンスと充電性能の向上がメインなのだが、助手席に座ってまず驚いたのは乗り心地の良さ。4WDモデルに装備される「アダプティブエアサスペンション」が、路面の細かな凹凸やアンジュレーションを滑らかにいなし、“高級サルーン”として常にボディをフラットに保とうとする。

いよいよ運転席に乗り込む。電源ボタンを押すと、無音でデジタライズされたインパネやダッシュボードが起動する様にいかにも“最新の電動モデル”だということを感じる……が、ハンドリングトラックに出ればそれは紛れもなくポルシェであり、高級サルーンなんかではなくスポーツカーだった。

一度そのハンドルを握れば、ポルシェがタイカンを“電気自動車”ではなく“フル電動スポーツカー”と呼ぶ理由がよくわかる。アクセル、ブレーキ、ハンドルを介したクルマの全ての動きがドライバーの意図通り正確で、クルマとの対話を楽しめるのだ。

全長4963mm×全幅2144mmという、都心で扱うには難儀しそうな巨躯ではあるが、運転するとボディサイズを全く意識しなくなるほど小さく感じる。ドライバーとクルマとの一体感がそうさせるのだろうが、これが自宅のガレージにあったら……なんて妄想が始まってしまう。危険である。

一見すると無機質な電気自動車であっても、ポルシェの手にかかれば極めて有機的で濃密な生き物に変わる。これこそがポルシェであり、長年同社が培ってきた技術のなせる技なのだろう。パワートレインも駆動方式も関係なく、車内にはただただ濃密なポルシェの時間が流れていた。

>>新型911と新型タイカンを写真で詳しくチェックする

続いてダイナミックエリアに移動する。

各ドライブモードでフル加速を楽しんだのだが、やはり特筆すべきは電動モーターならではの強烈な加速だ。ローンチコントロールを使えば、タイヤが最大限のグリップを発揮しながら強烈なGとともにわずか3.7秒で100km/hに到達する。

その感覚はまるで“宇宙船のワープ”のそれだ。もちろん宇宙船に乗ったことはないが、その特徴的なサウンドとともに「もし宇宙船でワープしたらこんな感じなんだろうな……」と、強烈なGにさらされ意識が遠のく脳がそう妄想した。加速感で言えば、後に乗った911カレラよりも強烈だった。

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アマチュアでも対話を楽しめる新型911

続いてはいよいよ新型911の番だ。今回の大幅改良では、ついに911もハイブリッド化され「GTS」に電動ターボチャージャーとモーターが搭載され話題となったが、こちらはまだ日本に上陸していないので今回はおあずけ。最もピュアなカレラでのドライブとなった。

新型カレラ改良のポイントは、デザインのブラッシュアップとエンジン出力の向上がメイン。エクステリアでは、ライト類をマトリックスLEDライトに全て集約したことで冷却ベントが大きくなった。筆者のドライブした911カレラは固定式リアウイングがついており、パッと見た限りカレラだと思えないほど迫力ある佇まいだった。

車両に乗り込むと、ポルシェ伝統の5連メーターとロータリーイグニッションスイッチが見当たらない。いずれも過去のレーシングポルシェの伝統に則った演出だったが、インストラクター曰く「現代のレーシングカーはみんなそうだから」だそうだ。「なるほどポルシェがそう言えばそれが正解なのかも……」と妙に納得してしまった(先日登場した911GT3ではキーをひねる動作が復活したが……苦笑)。

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キーを捻りたい衝動をグッと抑え、スタートスイッチを押し刷新された3.0L水平対向ツインターボエンジンを目覚めさせる。背後からバフォンという破裂音が車内に響き渡る。

ゆっくりとコースインし最高出力394PS/最大トルク450Nmを発揮するエンジンの特性やマシンの動きを確認していく。インストラクターの丁寧な指導の元、わずかに前荷重を残しながらクリップの目印であるグリーンのコーン目掛けてノーズを入れ、RRのトラクションの良さを活かし最もアクセルが踏めるラインで立ち上がっていく。クルマの挙動を、アクセル開度、ブレーキの強弱、そしてステアリング操作で制圧していくこの行為こそスポーツドライビングの醍醐味だ。

ドリフトサークルでは、五感を研ぎ澄ませ丁寧な操作を心がければ、筆者でも1周ドリフトで繋げることは比較的容易にできた。クルマからのフィードバックが濃厚で、基本に忠実に操作すれば筆者のようなアマチュアでも“911との対話”を濃密に味わえる懐の深さを備えていた。

最新こそ最良ではあるが、どのように進化してもやはりポルシェはポルシェであり、これこそがまさにポルシェがポルシェたる所以だ。想像するに、恐らくハイブリッドを備えたGTSとて紛れもなくポルシェなのであろう。

ちなみに、帰りのクルマのハンドルを握った瞬間、その手にはまだ911の感触が残っていた。911のフィードバックはそれほどまでに濃厚であった。

>>新型911と新型タイカンを写真で詳しくチェックする

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物理法則を無視して“飛ぶ”タイカンターボS

ポルシェは今回、最後にちょっとしたサプライズを用意してくれた。「タイカン ターボS」のインストラクターによるデモンストレーションラップだ。

正直言葉を失った。

最大775PSにも達するパワー(ローンチコントロール時のオーバーブーストを使えばなんと952PS/1110Nm!)に加え、「リアアクスルステアリング」と「ポルシェトルクベクタリングプラス(PTV Plus)」が相まって物理法則を無視してコースを“飛んでいく”のだ。

もちろんインストラクターのテクニックに加え「ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメントシステム (PASM)」を含む「アダプティブ・エアサスペンション」がしっかりと路面を掴んで離さないので安心なのだが、それはもう筆者の知っているクルマの動きとは次元が違っていた。

しかも、空車重量2295kgというヘビーウエイトに加え、インストラクターと筆者、別メディアの編集者・ライターの4名フル乗車でも、「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)」は岩にでもぶつかったかのような制動力をキメてくれる。タイカン4Sですら「すげーすげー」と言っていた筆者だが、タイカンターボSの底知れぬポテンシャルを垣間見せてもらった。

そしてそんなタイカンファミリーには、これよりもさらに強烈な「ターボGT」というトップグレードが控えているのだ。「さらに上があるのか……」と開いた口が塞がらないが、そんなターボGTもまもなくPEC東京に配備される予定だという。

空冷から水冷へと変わり、ボディが大型化され、素のカレラでもターボを備え、ハイブリッドまでラインアップに加えるようになった今でも(ロータリーイグニッションスイッチがなくなっても)、絶えず進化を続け“最新こそ最良”を貫き通してきたポルシェ。その進化は、パフォーマンスの高さだけでなく間口の広さをも獲得したのかもしれない。

そして繰り返しになるが、今ならそんなポルシェの超絶パフォーマンスを、PEC東京で誰もが体験できるのだ。自身で運転しなくとも、筆者の体験したようなデモンストレーションラップも予約することができる。これまで一握りの特別な人しか触れることができなかったポルシェの世界観を、ぜひ一度覗いてみてはどうだろう。ポルシェの間口は確実に広がっているのだから。

(終わり)

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