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アウディRS6アバント、新エンジンの走りは?

2013-12-2 10:30| post: admin| view: 357| コメント: 0|著者: admin

摘要: パワーと燃費の驚異的な両立 先代のV型10気筒・5リッター直噴ツインターボの記憶が鮮やかに残っている人ほど、新型アウディRS6アバントのV型8気筒・4リッター直噴ツインターボというパワーユニットの選択には、訝し ...

アウディRS6アバント、新エンジンの走りは?

パワーと燃費の驚異的な両立

先代のV型10気筒・5リッター直噴ツインターボの記憶が鮮やかに残っている人ほど、新型アウディRS6アバントのV型8気筒・4リッター直噴ツインターボというパワーユニットの選択には、訝しい顔を浮かべるはずだ。しかし侮ってはいけない。そのスペックは最高出力560ps、最大トルク700Nmと、先代と比べて最高出力こそ20ps欠けるものの、最大トルクでは逆に50Nm上回っているのだ。S-トロニックではなく8速ATが組み合わされるのは、この大トルクに対応するためである。

その上で、車体構造にアルミなどの軽量素材を積極的に使うことで、車重を100kgも削り込むことで、0-100km/h加速は3.9秒と実にコンマ7秒も短縮。情緒的にはともかく、パフォーマンスの面では不満の声は完璧に封じ込められているのだ。

しかも、ダウンサイジングに加えて、低負荷時などに4気筒を休止させるシリンダー・オン・デマンド機構の採用などによって、燃費はJC08モードで10.4km/Lを達成している。何しろ車重2トン超、最高出力560psなのだ。これは驚異的である。

当然、シャシーにも相応の手が入れられている。フェンダーをワイド化して標準で275/35R20、オプションで285/30R21という極太タイヤを履き、クワトロやスポーツディファレンシャル、ダイナミックステアリングといったお馴染みの機構を備えるのみならず、先々代から使われている、対角線上の2本ずつのダンパーを連関させて姿勢変化を抑えるダイナミックライドコントロールも搭載するなど、まさに電子制御のオンパレード。備えは万全だ。

軽快かつマニアックな味付け

それでも気がかりなのは、最高出力に140psもの差があるとは言っても同じV型8気筒・4リッター直噴ツインターボを積むS6との間に、体感上どれほどの差があるのかということである。今回、試乗の舞台はサーキットに限られたから、まずはその確認に最大の重点を置いて走行へと臨んだ。

率直に言って、そこそこ速いペースで走らせるという程度の領域では、味わいは似通っている。重い車体を強引に突進させていたかのような先代と較べると、速さは明らかに増しつつ、軽やかさすら感じるのは、ちょっと面白い感覚と言える。

明らかな差を体感できるのは、高回転域まで回した時だ。ここでのパワー感は明らかにひと回り、いやふた回りは上で、右足に力を入れるほどに加速度的に勢いが増していく。おかげで、たった230メートルしかない直線で、トップスピードはS6を10km/h以上も上回っていた。

軽くなったと言っても車重は2トン以上。しかもアバントということでリアが重く、重心も高めなようで、コーナー進入の勢いが良過ぎると、容易にリアの滑り出しを誘ってしまう。しかし、それを敢えてうまく利用してクルッと向きを変え、アクセルオンで姿勢を安定させつつ立ち上がることを覚えると、これが案外楽しめる。結構、マニアックな味付けなのだ。

こんな風に楽しむなら、ブレーキはオプションのカーボンセラミック製を選んでおくのが無難だろう。タイヤも、銘柄の差も含めて、やはりオプションの21インチの方が好印象だったと記しておく。

"買い"のスイッチがもっと欲しい

乗り手すら威圧するかのようだった先代RS6のことを振り返ってみると、新型はずいぶんと洗練されたなという印象である。全体に軽快感が際立ち、間口も確実に広がっている。

しかしながら、それも善し悪しで、先代で感じた特別感、RSモデルならではの深さや濃さが、薄れてしまったという感も、やはり否めないところではある。特に日常域では、S6でも十分じゃないかという思いも頭をよぎってしまった。

それは外観にしても同様で、フェンダーのフレア具合なんてあまりにきれいに溶け込み過ぎていて、かつてのRSモデルが楽しませてくれた、良い意味での後付け感のようなものが無い。あまりにきれいにまとまっていて、パッと見ただけではSなのかRSなのか判別しにくいのだ。別に下品に下世話になる必要などまったく無いけれど、もう少し自己顕示欲を満たす演出でもいいかもしれないな、とは思う。

あるいは、それはクルマだけの問題ではないのかもしれない。これが特別なモデルならば、パフォーマンスはもちろん、テクノロジーも、そこに込められた思いも、クラフトマンシップも歴史も、もっとアピールされていていいのではないだろうか。

その辺りが巧みなのが、ライバルであるAMGやMである。RS6アバントは、たとえばE63 AMG ステーションワゴン(1557万円)より、わずかながら安価な1520万円に設定されているが、このクラスでの戦いで求められるのは単にパフォーマンスや価格だけではない。背後にある情緒や物語性がそれと噛み合った時にこそ、"買い"スイッチが入るはずなのだ。


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