日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会に行ってきた今年度、日本で発売されたクルマのベストを決める「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の発表が行われる12月5日(木)がいよいよ明日に迫りました! そんな中、先週行われた「10ベストカー試乗会」を見学してきた担当が、最終選考会の様子や各メーカーの意気込みなどをレポートします。 |あわせて読みたい| 晴天に恵まれた中、会場となった袖ケ浦フォレストレースウェイには朝からけっこうな数の参加者が集まって、広い駐車スペースもほぼ満車。10ベストに選ばれた10メーカーがピットに沿って試乗ブースを並べています。 この日から二次選考(最終選考)の投票が可能とあって選考委員たちは最後のチェックも含めて次々にクルマを乗り換えてはその感触やら、過去の記憶などを確かめている様子。メーカー側もかなりの数の試乗車を用意して、選考委員がスムーズに乗れるように気を使っているあたりに気合が感じられます。 選考委員は最大60名で構成され(現在は59名)、自動車評論家やジャーナリストといったクルマに深い知見をもつ人材から選ばれています。この選考委員になるのも狭き門というか、若手ジャーナリストたちにとっては憧れの肩書ではないでしょうか。 ちなみにこの最終選考では、先行委員は1人16点の持ち点を、下記のように1~3位のモデルに配点する決まりで、必ず1台に満点の10点が入ります。各人の配点は最終的に公開されるため、気になる選考委員がどんな配点をしたのか、COTYの公式ページの「日本カー・オブ・ザ・イヤー記録」のタブから見ることができますよ。 そして選考委員の配点を足し合わせた総合点でトップに立ったモデルが大賞に。大賞が国産モデルの場合、輸入車で総合点トップとなったモデルにはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーが与えられます。大賞が決まる12月5日(木)の夕方以降は要チェックではないでしょうか。 また、大賞とは別に「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」と「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」も選ばれますが、こちらは10ベストからではなく、ノミネート車全体から選ぶことができます。 日本カー・オブ・ザ・イヤー公式動画|10ベストカーの紹介 日本カー・オブ・ザ・イヤー公式動画|デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー解説 日本カー・オブ・ザ・イヤー公式動画|テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー解説 (次のページで各メーカーの意気込みを紹介!)#カー・オブ・ザ・イヤー #10ベスト #大賞 #予想 #デザイン #テクノロジー 最終選考に向けての各メーカーのコメントを聞いた!ここからは担当が試乗会場で最終選考に進出した全10メーカーの“中の人”にうかがったコメントや、選考委員のみなさんお所感などをサクッとご紹介していきましょう。※順不同(ノミネート順) スズキ フロンクス「スズキの中でも大きなチャレンジ。フロンクスを成功させることで、次世代モデルの開発にも弾みがつくはず。大賞に選んでいただけるといいですね」とは中の人談。発売以来メディアでも高い評価を得ているだけに大賞をとっちゃうかも? という評価も各所から聞こえてきました。 >>フロンクスのカタログ情報を見る トヨタ ランドクルーザー 250「ランドクルーザーの中核モデルとして“原点回帰”したランドクルーザー 250。サブブランド的なプラドから、今回はこれがランクルです! というクルマになりました」と中の人。すでに国内だけで2万台を超える受注が入るなど、大型ボディや500~700万円台という価格帯を考えると驚異の売れ行きを見せています。 >>【クルクル動かせる!】ランドクルーザー250の360ビューを見る ホンダ フリード「10ベストは光栄です。もし大賞もいただければ、検討中のお客様にとって強力な決め手になりそうです(笑)。コンパクトでも広さや上質感はあきらめない、生活に寄り添うクルマとして開発しました。バランスの良さが自慢です」と中の人。こちらも各所でもしや大賞? の声がちらほら。 >>【クルクル動かせる!】フリードの360ビューを見る マツダ CX-80「2列目、3列目の乗員にもフォーカスした大人がしっかり乗れるパッケージと、上質で美しい内外装デザインが持ち味です。縦置きFRプラットフォームのハンドリングを味わいつつ、優雅に乗っていただけるようつくり込みました」と中の人。懸念された後席の乗り心地も改善されていると評する選考委員が多かった模様です。 >>CX-80のカタログ情報を見る 三菱 トライトン「商用車でありながら10ベストに選んでいただけたということで大変光栄です。世界的なデザインの賞であるiFデザインアワードや、グッドデザイン賞も受賞しているだけに、大賞はさすがに…ですが、もしかするとそっちで(笑)」と中の人。確かにド迫力のボディが各社の試乗車がごった返す会場でも目立っていました。 >>【クルクル動かせる!】トライトンの360ビューを見る レクサス LBX「従来のレクサス路線にはなかった、新しい価値を提案しました。コンパクトなのに低重心で存在感のある外装デザインも、週末にスニーカーで乗れるようなカジュアルさと上質感を両立した内装デザインも好評です」と中の人。11月には400万円前半のお買い得グレード「エレガント」も追加され、レクサスの裾野がさらに広がりそうです。 >>【クルクル動かせる!】LBXの360ビューを見る BYD シール「今回、日本の市場に参入して間もないBYDが10ベストカーに選ばれたことは大変な名誉です。最新プラットフォームを採用したフラットなフロアによる広い室内空間、美しい欧州デザインとスポーティな走りを日本の方にも体感していただきたいです」と中の人談。今後は世界を席巻する中国BEVの実力に触れる機会が増えそうです。 >>【クルクル動かせる!】シールの360ビューを見る ヒョンデ アイオニック5N「5Nは運転の楽しさを徹底的に追求したことで、BEVに新たな世界を切り拓きました。Nブランドを率いるパク・ジュンはハチロクや日本のカー・カルチャーのファンでもあり、その魅力をBEVで再現したというわけです」と中の人。担当も今回、モータージャーナリストの山田弘樹さんのドライブでサーキットを回る体験ができましたが、五感を刺激するBEVの、目からウロコの走りに唸りました。 >>アイオニック5のカタログ情報を見る MINIクーパー「新世代のミニにはBEVが新たに加わり、パワートレーンやボディタイプの選択肢の幅がさらに広がっています。そしてミニ史上、最も運転が楽しいのがBEVです。ミニのブランドアイデンティティはそのままに、新たな体験を楽しんでいただけます」と中の人談。発表時はBEVの戦略的な価格も話題になるなど、こちらも大賞を獲りそうとの声が多かった1台でした。 >>【クルクル動かせる!】MINIの360ビューを見る ボルボ EX30「まずはそのサイズが日本市場に最適です。そして再生プラスチックや植物繊維など、市販モデルにおいて最もサステナビリティの哲学が進んだ設計と、それらの素材を活かしたデザインにも注目していただきたいです」と中の人。最強の安全哲学で知られるボルボは今、環境性能でも業界をリードしつつあるようです。 >>【クルクル動かせる!】EX30の360ビューを見る ・・・果たしてどのモデルが大賞、「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」、「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するのか。明日の日本カー・オブ・ザ・イヤー発表に引き続き注目です! |あわせて読みたい| (終わり) |
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