伝統のHEMIエンジンが終了ステランティスは11月28日(現地時間)、ダッジ「デュランゴ SRT 392 AlcHEMI(以下、アルケミー)」を発表した。 「デュランゴ」はダッジブランドのフルサイズSUVで、現在販売されるのは3代目。初代、2代目はピックアップトラック「ダコタ」と姉妹車の関係にあったが、3代目はメルセデスベンツ「GLクラス」とプラットフォームを共有するモノコックボディとなった。 今回発表されたアルケミーは、その名(AlcHEMI)の通り6.4L V8の“HEMI”エンジンを搭載、392は立方インチ(キュービックインチ)表記で、リッター換算で6.4Lを表している。最高出力は475馬力、最大トルクは637Nmを発揮し、0-100km/h加速は4.4秒、最高速度は250km/hをマークする、これぞまさに“MEGA”なフルサイズSUVに仕上がっている。 HEMIエンジンは、クライスラー(当時)を代表するエンジンシリーズ。半球型(へミスフェリカル)の燃焼室が特徴で、ダッジやクライスラー、ジープのハイパフォーマンスモデルに長らく搭載されてきた名機だが、ダッジによるとアルケミーがHEMIエンジンを搭載した最後のモデルとなるそうだ。 >>「デュランゴ SRT 392 アルケミー」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 限定1000台。ラストに相応しい特別装備の数々アルケミーのエクステリアには、イエローのブレンボ製“SRT”ブレーキや、ハニカムテクスチャーのデュアルストライプ、20インチ鍛造ホイールや“392”のフェンダーデカールが装備される。 インテリアでは、イエロー×シルバーのアクセントステッチが施されたブラックレザーシートのほか、カーボンファイバーのインテリアトリムが奢られる。 アルケミーは1000台限定。「ダイヤモンドブラック」「デストロイヤーグレー」「ベイパーグレー」「ホワイトナックル」の4つの限定カラーが用意されるそうだ。 ドナルド・トランプ氏が大統領の座に返り咲いたアメリカだが、アメリカン・マッスルの象徴とも言えるHEMIエンジンの終焉は時代の流れを象徴しているのかも……。 (終わり) >>「デュランゴ SRT 392 アルケミー」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: |
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