“フル電動”の超高級ミニバンで勝負に出るメルセデス「アルファード/ヴェルファイア」は良くできているけど、人と同じクルマは嫌だし、できればドイツ御三家謹製のブランド物が欲しいんだというラグジュアリーなミニバン検討層のみなさんこんにちは。 12月14日、メルセデス・ベンツが“次世代バン”を2025年春に発表すると予告して話題になっています。今回リリースされたのはボディ前半をチラ見したイメージ画像1枚と、20秒ほどのイメージ動画ですが、ここから何が見えてくるのか、ネットなどで噂になっている情報も軽くまとめてみましょう。 >>メルセデスの次世代ミニバンのチラ見せ画像やテスト風景、Vクラスの画像を見る まだ名前も発表されていないこのミニバンは新開発される「モジュラー・スケーラブル・バン・エレクトリック・アーキテクチャ(VAN.EA)」と呼ばれる次世代プラットフォームがベース。平たく言えば、モジュール式でホイールベースも含めたボディサイズの変更に柔軟に対応きる、BEV専用プラットフォームですね。 メルセデスは2026年以降にVAN.EAを使う中~大型ミニバンやバンはすべてBEVなると発表していて、とくに日本のユーザーとしては(世界のユーザーもご同様かもしれませんが)BEV専用という点が、個人向けミニバンとして残念に感じるポイントかもしれません。 このプラットフォームは2種類に分かれていて「VAN.EA-P」は高級ミニバンやVIP送迎用のシャトル、移動オフィス、レジャー向けモデルなどを想定。「VAN.EA-C」はプレミアム商用バン向けで、洗練されたビジネス顧客向けの配送や物販を中心にしたモデルが想定されています。 |あわせて読みたい| #メルセデス #ベンツ #ミニバン #新型 #アルファード #ライバル #ティザー #発表 10月には公道テストの風景も公開済み一方、画像からうかがえるのはややずんぐりして見えるシルエットと太いBピラーで、フロントフェンダーのふくらみがそのまま後席スライドドアまで続いているのも印象的。 動画には丹念に作り込まれたらしいボディの曲面と、ストライプパターンが反復する凝った形状のライトが映し出されます。中でもフロント側と思しきシグネチャーライトは、担当的にはシロナガスクジラのひげをイメージしたのでありました。 実はこのティザー画像に先駆け、10月にはカモフラージュされた車両が公道テストを行う画像も公開されていて、そもそもVAN.EAからは多彩なモデルが登場するため同じモデルなのかという疑問はあるものの、今回のティザーと見比べると味わい深いものがあります。まあカモフラージュ越しに見えるグリルの開口部やバンパー脇の丸い凹み、ボコッと飛び出したテールランプはダミーの可能性が高そうですが。 >>メルセデスの次世代ミニバンのテスト風景やティザー画像、Vクラスの画像を見る 現行型の「Vクラス」は発売からすでに10年が経つ長寿モデルで、走りや乗り心地や使い勝手の洗練度においてアルファード/ヴェルファイアに勝てないというのが一般的な評価ですが、王者メルセデスがこの状況を放置できないと考えていたとしても不思議はありません。 |あわせて読みたい| とはいえ欧州でもBEVの“逆回転現象”が顕在化しつつあるなか、果たしてBEVのみで超高級ミニバンの“人気モデル”足りえるのかは雲行きが怪しくなりつつあります。加えて高級ミニバンという新境地を切り開いたアルファード/ヴェルファイアのアドバンテージも、そう簡単に覆せるものではないかもしれません。 いちクルマ好きとしては、どこかのタイミングでVAN.EAと並行して実はハイブリッドやPHEV向けプラットフォームも開発していました的な、テヘペロ級のサプライズがあったりすると面白そうな気もしますがどうでしょうか。 というわけで果たしてメルセデスの次世代電動ミニバンはアルファード/ヴェルファイアやレクサス「LM」に並ぶ人気ミニバンとなるのか…来年春の発表にも注目です! (終わり) |
GMT+9, 2025-1-18 10:50 , Processed in 0.176477 second(s), 17 queries .
Powered by Discuz! X3.5
© 2001-2025 BiteMe.jp .