世界初公開から1年半、GXの国内発売はまだ?2023年6月、レクサスは米国で新型「GX」を世界初公開しました。 プレミアム・オフローダーとして知られるGXは、2002年に初代が登場して以来、北米市場を中心に高い評価を得てきました。 3代目となる新型は、「LX」などと同様の「新GA-Fプラットフォーム」を採用することで、悪路走破性能をはじめクルマとしての基本性能を大きく向上させています。 さらに、乗用車に求められる快適性や機能性も高められており、高級SUVとしての性格を強めているのも新型における大きな特徴のひとつです。 >>日本発売迫る! レクサスGXの内外装を公式画像で見る そして2024年4月、新型GXの国内導入が正式に発表されました。これはGXの歴史において初めてのことであり、本格派の高級SUVを求めるユーザーたちから大きな注目を集めることとなりました。 その際、「2024年秋頃をめどに通常販売する」ことが明らかにされたものの、2024年12月現在、そうした動きは見られません。 また、特別仕様車の「GX550 オーバートレイル+」は、2024年4月から5月にかけて100台限定で抽選販売をされたものの、こちらについても納車が進んでいないようです。 いったい、GXはいつ販売開始となるのでしょうか? |あわせて読みたい| 2025年1月にも“争奪戦”がスタートしそうある販売店関係者は、GXの現状について次のように話します。 「レクサスからの発表にもあったとおり、当初は2024年秋にも発売する予定でした。 >>日本発売迫る! レクサスGXの内外装を公式画像で見る しかし、2024年6月に発覚した一連の認証不正問題の影響から、新型車の発表スケジュールが完全に白紙となってしまいました。 実際、それ以降のレクサス・トヨタの両ブランドでは、新規の型式認証が必要なモデル(新型車)はほとんど発表されていません。 GXをはじめとする個々のモデルに問題があるわけではなく、新規の型式認証におけるプロセスそのものを見直しているということのようです。 100台限定で抽選販売をおこなった『GX550 オーバートレイル+』についても、商談自体は成立しているものの、納車についてはしばらくお待ちいただいているという状態です。 ただ、2024年12月に北米向けの2025年モデルが発表されたことから、国内向けの生産もまもなくはじまるのではと言われています。 |あわせて読みたい| はじめのうちは『GX550 オーバートレイル+』や販売店向けの展示車両などの生産に充てられると思いますが、ほどなくして通常販売モデルの生産もはじまると思います。 おそらく、2025年1月にも発売を開始し、その後順次納車を進めることになると予想します」 行き過ぎた販売店優位の売り方に歯止めがかかりそう通常販売のめどが立ちつつあるというGXですが、多くのユーザーが懸念しているのがその「入手難易度」です。 この点についても、これまでとは多少状況が異なるようです。 ある業界関係者は次のように話します。 「レクサスやトヨタでは、コロナ禍以降“事実上買えない”というモデルが頻発してきました。 さまざまな事情から、需要に対して供給が追いついていないことが原因です。 そうした“売り手市場”のなかでは、指定ローンの利用、特定のオプションの加入、さらには転売防止の誓約書の提出を必須とするなど、メーカーや販売店に優位な販売方法が採られるケースも少なくありませんでした。 一方、業界団体である自動車公正取引協議会は2024年11月、独占禁止法に違反するおそれがあるような不適切な販売方法をおこなわないよう、各販売会社などに通達を出しました。 この通達自体に法的拘束力はありませんが、行き過ぎた販売方法に歯止めをかける抑止力となることは間違いありません。 実際、それ以降のトヨタ販売店では、上述のような『縛り』が見られなくなりつつあるようです。 GXのような新型モデルについても、先着順に近いフェアな販売方法になると思います。 そういう意味では、GXの入手難易度はこれまでよりも低くなると言えるかもしれません」 >>日本発売迫る! レクサスGXの内外装を公式画像で見る 年明けにも“開幕”すると見られるGX争奪戦。販売方法の見直しをおこなう販売店が多いと見られることから、これまで以上に販売店とのコミュニケーションが勝敗を分けることとなりそうです。 (終わり) |あわせて読みたい| |
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