発売から9年目となる現行CX-5国産SUVを代表するクルマのひとつといえるマツダ「CX-5」。そのコストパフォーマンスの高さや使い勝手の良いサイズ感、パワフルで低燃費なディーゼルエンジンの設定などから、日本国内でも幅広い層から支持を受けてきました。 しかし、現行モデルは発売からすでに9年目にさしかかり、そろそろフルモデルチェンジに期待する声が高まりつつあります。 初代CX-5は2012年、2代目となる現行型は2017年春に国内発売。このスパンで見れば、2025年を迎えた現在、すでに新型が登場していてもおかしくありません。 どうして人気車であるはずのCX-5の次期型の登場が遅れているのか? そもそも次期CX-5は本当に出るのか? もし出るのであれば、どのような内容になるのか? みなさんが気になっているであろうこの3点を考察してみました。 >>8年目でも堅実に売れているCX-5のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| CX-60が次期CX-5のデビューを遅らせた?「CX-60」のデビュー当初、「もしやCX-60がCX-5の後継車なのでは?」という噂がネット界隈で広まりました。 プレミアムブランド化を推し進めるマツダですから、より売れ筋となるグレードの価格が高く、利益率が高いであろうCX-60をCX-5の後継にしたとしても、不思議ではありません。 しかし、CX-60の国内での売れ行きはリコールなどの影響もあって今のところ思わしくありません。メーカーが目標とするCX-60の国内月間販売計画は2000台。 デビュー当初は4000台を超える月もありましたが(2023年3月など)、それ以降は下降線をたどり、2024年は1~11月で1000台を下回っています。 一方で、現行CX-5は根強い人気を保っています。現行CX-5は年次改良によって鮮度が落ちないように工夫されてきました。そのため、内外装のデザインのほか、アダプティブクルーズコントロールなどの先進安全装備でも最新のライバル勢に大きく引けは取りません。 自慢のディーゼル搭載グレードは国産車ではライバル不在で、リーズナブルな価格も魅力的です。こうしたことから2024年の国内月間販売台数は2000台を上回る月もあり、 2024年4月~9月の国内月間販売台数は、マツダ勢ではコンパクトカーの「マツダ2」に次ぐ2位の人気をキープしています。 つまり、国内でCX-60はCX-5ほどの人気がなく、そのためCX-60をCX-5の後継車に据えるというマツダの計画は変更を余儀なくされたとみることもできます。 >>8年目でも堅実に売れているCX-5のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| ディーゼルは廃止か。自社製ハイブリッドが主力へ2024年3月期の決算説明会で次期CX-5がマツダ製のフルハイブリッドを搭載すると、毛籠(もろ)社長が明言しました。つまり、次期CX-5の登場は間違いありません。 詳細についてはまだ発表がありませんが、FFベースの「スモール商品群」のアーキテクチャーを採用し、メインとなるパワートレーンは、毛籠社長のいう自社製のフルハイブリッドとなるのでしょう。 北米で販売する「CX-50 ハイブリッド」でトヨタからハイブリッドシステムの供給を受けているマツダだけに、そこで得た知見をもとに、独自開発したエンジンや、独自のモーター制御などによって、マツダらしく走って楽しいハイブリッドになることが期待されます。 CX-5といえばディーゼルエンジンが定番でしたが、初代と2代目に搭載されてきた2.2LディーゼルターボエンジンはすでにCX-5以外に搭載している車種がなく、年々厳しさを増す環境規制に対応する手間とコストを考えると、廃止となる可能性が高そうです。 最新の3.3Lディーゼルターボエンジンはというと、縦置きエンジンのラージ商品群用なので、横置きエンジンのスモール商品群となる見込みの次期CX-5には搭載されないはずです。 スモール商品群の現行世代といえる「マツダ3」と「CX-30」には、1.8Lディーゼルターボエンジンがラインナップされていますが、最高出力130PS/最大トルク270Nmのスペックは、2.2Lディーゼルターボエンジン(最高出力200PS/最大トルク450Nm)と比べるとかなり非力に見えます。 マツダ自身は2024年3月期の決算説明会で、エンジンの種類数を集約すると公言していることから、次期CX-5からディーゼルエンジンのラインナップがなくなる可能性も否定はできません。 ガソリンエンジンの先行きも不透明ではありますが、すでに欧州仕様に採用されている24Vの簡易型ハイブリッド(Mハイブリッド)を搭載した2.0Lや2.5Lエンジン、2027年中に市場投入されるという新開発ガソリンエンジン「スカイアクティブZ」あたりが有力視されます。 そこで予想スペックですが、兄貴分となるCX-60(全長4740×全幅1890×全高1685mm)との棲み分けを考えると、サイズは現行型から大きな変更は無く、4600mm×全幅1850mm×全高1700mm程度になると考えられます。ライバルとなるであろう新型「フォレスター」や「RAV4」などと同程度というミドルサイズSUVでは平均的なサイズ感となるでしょう。 そんな次期CX-5の発表時期ですが、海外メディアなどの情報をまとめると2025年の後半の登場が有力です。となると日本発売~納車は2026年~といったところでしょうか。自社製フルハイブリッドやスカイアクティブZの搭載についても引き続き注目です! (終わり) >>8年目でも堅実に売れているCX-5のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| |
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