標準仕様のタイプRより約100万円アップホンダが、1/10から幕張メッセで開催中の東京オートサロン2025に出展。今回の目玉の1つとして「シビックタイプR レーシングブラックパッケージ」を初公開し、1/23に発売されることを正式発表した。価格は599万8300円。 この新たに設定された「レーシングブラックパッケージ」は、ホンダが長年培ってきたレーシングスピリットを表現する特別なインテリアパッケージとなっている。インテリア全体を黒で統一し、ダッシュボードにはブラックの上質なスエード表皮を採用。ほかにもブラックでコーディネートしたインテリアパーツを多く配置し、光の反射ノイズを徹底的に抑制するなど、ドライバーがより運転に集中できるような空間をつくり上げることで新たなドライビングプレジャーをユーザーに提供するという。 5分限定の媒体別取材時に担当者に聞いたところ、通常のタイプRと違う主な点は以下の通り。 ・インテリア全体がブラック基調に(通常モデルは赤)。 ・インパネやドアライニングの表皮に「ウルトラスエード」を使用。 ・ステアリング、シフトブーツ、センターコンソールのステッチがシルバーに。 ・通常モデルは赤だったシートが黒になりステッチはシルバーに。 中でも一番の目玉はインパネの表皮に「ウルトラスエード」を使ったことだそうで、そのままドアライニングにもウルトラスエードが使用されている。 ちなみにこのスエードインパネは、世界的に見ても1000万円を超えるようなクルマでないとあしらわれない素材とのことで、ここにかなりの力とコストをかけていることが伺える。 ただ、開発の意図としてスエードインパネは高級感を意識したものではなく、運転時の視界的ノイズにならないようにという狙いがあるのだとか。なるほどスエードであれば日差しの反射や照り返しもないため、より運転に集中できるというわけだ。 >>シビックタイプR レーシングブラックパッケージを画像一覧で見る |あわせて読みたい| 生産体制問題は解消された模様取材担当の個人的な感想としては、シートやフロアマットなどが赤となる通常のタイプRに比べ、ブラックパッケージは全体的に手触りや質感がより大人向きのインテリアになった印象。 >>シビックタイプR レーシングブラックパッケージの内装を画像で見る 一方で、サスペンションなどの足回りやエンジン、トランスミッション(6速MT)、駆動方式(FF)、ボディのカラバリは従来のタイプRと同じなので、ざっくり言うとインテリアの質感や素材感のグレードアップでプラス100万円という価格感に、どれだけ価値と意味を見出せるかがポイントになりそうだ。 これまでニーズに追いついていなかった生産体制問題も解消されたとのことで、買いたくても買えなかったファンにとっては朗報とも言えるが、まずは実車を確かめてじっくりと吟味していただきたい。 (おわり) |あわせて読みたい| |
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