見た目だけでなくエンジンもパワーアップトヨタは2025年2月7日、「ハイエース バン」の最上グレードである「スーパーGL」の特別仕様車として「DARK PRIME S(ダークプライムS)」を発売しました。価格は2WDが420万円で、4WDが450万1200円、エンジンはディーゼルのみとなっています。 同車は2004年に誕生した、いわゆる“5型”と呼ばれる現行ハイエース200系型の誕生20周年を記念したモデルとなります。 スーパーGLの特別仕様車には2018年登場の「DARK PRIME II(ダークプライム2)」がありますが、これは内外装のパーツを変更し、見た目をカスタムしたバージョンでした。 ダークプライムSも、クリアスモークのLEDヘッドランプやメッキ仕上げのエンブレムなど、加飾パーツが装着されますが、デザイン面だけでなく走りに関わる部分まで手が入っているのが大きな違いです。 まずはエンジン。ベース車両のスーパーGLと同型の2.8Lディーゼルエンジンを搭載していますが、ダークプライムSは最高出力を151psから158psへ、最大トルクを300Nmから330Nmへと高められ、よりゆとりを実感できるドライブフィールが期待できます。 >>この記事のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| 専用ショックアブソーバーを採用し乗り心地改善そして見逃せないのが、足まわりに専用のショックアブソーバーを採用したことです。 うたい文句に「空車状態でも心地の良いしなやかな乗り味を実現」と表現しているように、荷物を満載にするビジネスユースというよりは、キャンプなどレジャーユースをより意識した味付けといえます。 荷物を満載するような使い方に耐える足回りだと、レジャーユースでは硬すぎる、というわけです。 硬派な乗り味をハイエースの魅力と割り切ったうえで日常使いを楽しむのがカルチャー化しているともいえますが、レジャーユースを中心にプライベート利用の割合も増えている昨今、乗り心地をソフトに振った特別仕様車は検討ユーザーにも歓迎されそうです。 >>この記事のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| 実際に購入するとなるとハードルはやや高そう…ダークプライムSについて、ネットでは「キングオブ商用車がバンライフに最適化してきた」「理想の釣りクルマを作りたい」など、レジャーユースを想定した意見が目立ち、ハイエースが乗用車として支持を得ていることがわかります。 バンライフ(Van Life)とは、ワンボックスカーなどのバンを生活や旅の拠点として楽しむ欧米発のライフスタイルのこと。アウトドア好きやミニマリストを中心に人気があり、日本でもキャンピングカーや車中泊の文化が広がる中で注目されています。 ちなみに、商用車はオンライン見積もりに対応していないのですが、ネットでは「ディーラーで見積もりをとったらコミコミ500万円超になった」という声も見かけました。 気になる納期は「詳しくは販売店にお問い合わせください」という、昨今おなじみの一行が記載されていました。 待ち望んでいた人にとってはまさに夢のハイエース。理想の遊びクルマを妄想しながらのんびりと納期を待つのも悪くはないかもしれませんね。 (終わり) (写真:トヨタ) >>この記事のフォトギャラリーはこちら |あわせて読みたい| |
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