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【君子は豹変す】VW新型「ゴルフ“8.5”」試乗。ネガを克服し「やっぱり素晴らしい」と思わせる出来だった ...

2025-2-19 11:45| post: biteme| view: 228| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:小林 俊樹、フォルクスワーゲン グループ ジャパン

摘要: ネガを上手に克服した新型「ゴルフ“8.5”」に試乗 8世代目の「ゴルフ」は2019年に登場し、21年に日本デビューした。導入が本国デビューから2年後というのは最近では珍しいが、その間にコロナ禍と半導体不足という二 ...

【君子は豹変す】VW新型「ゴルフ“8.5”」試乗。ネガを克服し「やっぱり素晴らしい」と思わせる出来だった

ネガを上手に克服した新型「ゴルフ“8.5”」に試乗

8世代目の「ゴルフ」は2019年に登場し、21年に日本デビューした。導入が本国デビューから2年後というのは最近では珍しいが、その間にコロナ禍と半導体不足という二重の混乱が巻き起こったので仕方なかった。

クルマそのものは7世代目からの正常進化で、走る、曲がる、止まるといった基本性能は“7世代目同様に”素晴らしい出来だった。その基本性能に、当時世間が本格的に求め始めた「電動化」「運転支援機能強化」「デジタル化」を盛り込んだのが8世代目だった。

具体的には、電動化はガソリンモデルの48Vのマイルドハイブリッド(MHEV)化を、運転支援強化は先進運転支援システムと予防安全装備の進化を意味した。

最後のデジタル化は、インフォテインメント方面の充実と操作系の進化として提案されたのだが、前2つが正常進化にほかならなかったのに対して、カーナビの使い勝手や、指をスライドさせてエアコンの温度やオーディオのボリュームを操作するインターフェイスには賛否両論があった。

君子は豹変す。今回のマイナーチェンジでは、8世代目登場時のアピールポイントだったその辺りを大胆に変更してきた。世界中で多数を売るベストセラーカーが同じ世代のうちに行う変更としては規模が大きい変化だ。

センターディスプレイを10型から12.9型に大型化したほか、システム自体を「MIB4」という新世代へと移行し、カーナビにせよエアコンにせよ車両設定にせよ、大画面を見ながらより直感的に操作できるようになった。初見殺しから一見さんにも優しい操作系となったのだ。

>>VW「ゴルフ“8.5”」を写真で詳しくチェックする

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#ゴルフ #マイルドハイブリッド #半導体不足 #新型 #8.5

シックだったゴルフが少し色気づいた

使い勝手の変更に比べると見た目の変化は小さく、ダウンタイムのいらないプチ整形レベルだ。

二眼だったヘッドランプユニットは一眼となり、両目の内側にLEDのDRL(デイタイム・ランニング・ライト)が配置され、さらに細いLEDがフロントグリル上部を通って左右のランプユニットを結ぶ。グリル中央のエンブレムも光るようになった。

シックだったゴルフが少し色気づいた、もとい明るく今風になった。

熟成著しい「MQBプラットフォーム」を用いたボディの骨格などは変わらず、伝統であるひらがなの「く」みたいに折れ曲がった太いCピラーも健在だ。

8世代目の走行性能に不満を述べる意見はほとんどなかったが、今回試乗したベーシックな「Active(アクティブ)」グレードはエンジンが従来の1.0L eTSI直3ガソリンターボから、1.5L eTSI直4ガソリンターボ(最高出力116ps/5000-6000rpm、最大トルク220Nm/1500-3000rpm)へと変更された。トランスミッションは変わらず7速デュアルクラッチ。

シリンダー数がひとつ増えたといっても、パワーアップはほとんど体感できない。ただし音と振動、特に振動は確実に減った。

VWの3気筒には他のよくできた3気筒に並ぶ制振性があったが、独特の音とビートは感じられた。4気筒化されても音量自体はさほど変わらないが、音質が澄んだものに変わり、回転フィーリングも明らかに上質なものになった。パワーも刺激的とは言わないが、踏めば必要な速度に達することができる。

>>VW「ゴルフ“8.5”」を写真で詳しくチェックする

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ゴルフはやっぱり素晴らしい

この必要最小限なパワーを発揮するパワートレインに熟成されたボディが組み合わせられることで、最新の“ベーシックゴルフ”は、“飛び道具”のような特別なフィーチャーはないが、全体がそこはかとなくいいという、歴代に共通する魅力をもっていた。

ドライブモード選択はできるが、昨年後半に相次いで日本導入を果たした最新の「ティグアン」や「パサート」のような電子制御サスの「DCC Pro」は設定がないので(GTIにのみDCCのオプション設定あり)、場面によって乗り味を変えることはできないが、絶妙なセッティングに決めてあって、路面を選ばず快適に走らせることができた。

ベーシックグレードのアクティブの場合、エンジンパワーは必要最小限ではあるが、ジェネレーターを兼ねたモーターがほんのり発進をアシストしてくれる。“してくれているような気がする”といったレベルだが。

そのため鋭い加速で刺激や満足感を得られるタイプではないが、ひとたび高速巡航になってしまえばこっちのもの。高い直進安定性によってクルマ全体の精度の高さを感じながら、疲れ知らずで長時間走らせられる。

装備を簡素化させた「eTSIアクティブベーシック」なら349万9000円、試乗した「eTSIアクティブ」が379万9000円と昨今の円の弱さを考慮すればリーズナブルといえる価格だと思う。

VWグループ全体が示す将来の電動化戦略はすっきり明瞭とは言いがたいが、それとは別次元の話としてゴルフはやっぱり素晴らしい。新鮮さ、新しさはないが、多くのクルマ好きは新しいものではなく良いものを求めているのではないか。

新しい、例えば電気自動車もよいものかもしれないが、そうだとしても従来よかったクルマがダメになるわけではないはずだ。ゴルフは8.5世代目も相変わらずよかった。

(終わり)

>>VW「ゴルフ“8.5”」を写真で詳しくチェックする

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