レクサス「LX」一部改良、ハイブリッド追加レクサスは3月6日、「LX」を一部改良。合わせて、新ハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」を追加した。発売は3月24日を予定している。 LXは、「世界中のどんな道でも楽に・上質に」をコンセプトとし、世界中のあらゆる道での走行に耐えうる運動性能と、レクサスらしい上質な乗り心地を両立するフラッグシップSUV。世界50以上の国や地域で支持される一方、ラインアップ上唯一電動車の設定がなかった。 今回レクサスでは、LX700hの導入にあたりLXが代々培ってきた「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を電動化においても守り抜くことを第一としたパラレルハイブリッドシステムを新開発。モーターのトルクを活かしたレクサスらしい走りの実現と、CO2排出量の低減を実現している。
さらに今回の一部改良では、基本素性の向上によりレクサスならではの走りの味「レクサス・ドライビング・シグネチャー」を深化。ドライバーの操作に遅れなく反応する「対話のできる走り」に磨きをかけ、安全装備を「レクサス・セーフティ・システム+(LSS+)」へとアップデートしたほか、新たにアウトドアテイストを高めた「OVERTRAIL+(オーバートレイル・プラス)」もラインアップする。 >>一部改良の「LX」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」新システム新たに搭載されるハイブリッドシステムは、LXの「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を支える駆動系である“フルタイム4WD”、“トランスファーLoレンジ”、“トルクコンバータ付AT”を維持しながら、V6 3.5Lツインターボエンジンと10速ATの間にクラッチを有するモータージェネレータを配置したパラレル式を採用した。 エンジン+モーターの高出力・大トルクを路面に伝えるために、シチュエーションに応じてエンジンのみ・モーターのみへの走行切り替えをシステムが最適にコントロールする。 また、オルタネータとスタータを搭載することで、万が一ハイブリッドシステムが停止した場合でもスタータでのエンジン始動が可能で、オルタネータで発電した電力を12V補器バッテリーに供給することでエンジンのみでの退避走行も可能となっている。 ハイブリッドメインバッテリーはリアフロアに搭載され、上下分割した防水トレイでパッキングすることで深水路などでの水の侵入を防ぎ、エンジン車と同等の渡河性能700mmを確保。また、万が一防水トレイに水が侵入した際は、被水センサが検知しメーター表示を介しドライバーに注意喚起を行うそうだ。 走りに関しても、応答性の高いモーターのトルク特性と大排気量ツインターボエンジンの組み合わせにより、低速ではレスポンスの良いリニアな発進加速と力強く伸びやかな加速を両立。オフロードにおいては、Loレンジでのモーター駆動をレクサスとして初採用し、「マルチテレインセレクト」の各モードと組み合わせることで、様々な地形で高い走破性とコントロール性を実現するという。 さらに、1500Wまたは2400W(地域によって異なる)までの給電を可能にするなど、様々なアクティビティや災害時の非常用電源としても活用可能となっている。 >>一部改良の「LX」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: オン・オフ問わず走りも深化ハイブリッドシステムの搭載のほかにも、先行車や他モデルでの知見、フレーム車ならではの要素技術の改良を織り込み、トヨタテクニカルセンター下山(TTC-S)をはじめあらゆる路面での走り込みを実施することで、オン・オフ問わないレクサスらしい走りを追求した。 具体的には、ラジエターサポート周りの剛性アップや、ステアリング支持剛性の向上によるステアフィールと操縦安定性の向上、フレームとボディをマウントする「キャブマウントクッション」の構造を刷新し、ブルブルとした低周波の振動を低減することで、すっきりとした乗り心地を実現しているという。 さらに「AVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンションシステム)」の構造を見直すことで、突き上げ感を抑えた滑らかな乗り心地を実現したほか、極低速での減衰力コントロールを改善し、悪路における安心感と上質さを高めている。 ハイブリッドモデルでは、モータージェネレータの追加による重量増と、パワートレインの全長アップに伴い、専用のクロスメンバーを新設。薄型形状とすることで、エンジンモデルと同等の最低地上高を確保した。 >>一部改良の「LX」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 価格は1450万円~、「オーバートレイル+」も設定エクステリアに大きな変更はないが、黒光輝塗装スピンドルグリルとマットグレー塗装のアルミホイールのほか、フォグランプやルーフレール、ドアハンドルなどを黒・ダーク系色でコーディネートすることで、過酷な環境にも耐える“プロフェッショナルツール”を表現した。 インテリアでは、12.3インチの大型フル液晶メーターを採用したほか、心地よい触感と操作性を両立する「エレクトロシフトマチック(ハイブリッド車のみ)」を採用し、さらにエアブラダー方式のリフレッシュシートを新たに装備する。 オーバートレイル+では、265/65R18の専用タイヤ&アルミホイールを採用し、専用ボディ色「ムーンデザート」を用意したほか、インテリアにも専用色「モノリス」を設定。アッシュバール墨ブラックのオーナメント加飾をあしらうことで、レクサスらしい上質なオフロードシーンを演出する。 さらに、全車標準装備のセンターデフロックに加え、オーバートレイル+は、フロント・センター・リアのデフロックを装備することで車両がスタックした際の脱出性能を高めているそうだ。 <価格・グレード> >>一部改良の「LX」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: 松山英樹選手の米ツアー10勝を記念した特別仕様車もまた今回、レクサス所属契約を結ぶプロゴルファー松山英樹選手の米ツアー通算10勝を記念した特別仕様車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」をLX700hに設定し、10台限定で5月に発売する。 この特別仕様車は、LX700hをベースとし松山選手が企画に参加したモデル。 ボディカラーは松山選手のLXと同色の「マンガンラスター」を採用し、インテリアは、ツアー10勝目を決めた大会最終日のウエアと同色のカラーコーディネートである、ホワイトをベースにイエローのステッチをあしらった仕様となっている。 足回りには、ブラック塗装を施した鍛造アルミホイールを採用し、松山選手のサインを刻印したプレートをインテリアに設定するとともに、「米ツアー10勝記念 松山選手レプリカキャリーバッグ」を付帯特典とした。 特別仕様車は、3月6日から3月20日まで全国のレクサス店で受付を行うという。価格は1700万円。 (終わり) >>一部改良の「LX」を写真で詳しくチェックする ◎あわせて読みたい: |
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