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【軽じゃない】スズキ新型「カプチーノ」の実現度。大型化×1.3Lターボ搭載で海外展開も視野に? ...

2025-3-10 07:00| post: biteme| view: 610| コメント: 0|著者: 文:モンキープロダクション

摘要: 「カプチーノ」がコンパクトカーサイズで復活だと? スズキが1990年代に生産・販売していた軽自動車(以下、軽)2シーターオープン「カプチーノ」は1998年に生産終了しました。同時期に発売された他の軽スポーツカー ...

【軽じゃない】スズキ新型「カプチーノ」の実現度。大型化×1.3Lターボ搭載で海外展開も視野に?

「カプチーノ」がコンパクトカーサイズで復活だと?

スズキが1990年代に生産・販売していた軽自動車(以下、軽)2シーターオープン「カプチーノ」は1998年に生産終了しました。同時期に発売された他の軽スポーツカー同様に、マニア間では復活を望む声が絶えませんが、現時点でそれはかなっていません。

しかし近年、そんなカプチーノが「軽ではない、コンパクトカーサイズで再登場するのでは?」という噂が浮上しているようです。

噂を解明する前に、軽スポーツカーの歴史を少し振り返ります。1970年代末から80年代初頭にかけて、国産車にターボチャージャーが採用されるようになりました。その背景には、70年代にクルマ業界を覆った石油危機や排ガス問題がひと段落したのと同時に、日本の自動車技術がいよいよ世界レベルに到達した時期と重なったからです。

ターボはその後、軽自動車にも波及します。1985年にスズキが最高出力44psの「アルト ターボ」を発売すると、翌年にはダイハツが52psの「ミラ ターボ TR-XX」で対抗。“軽パワーウォーズ”が勃発します。

最終的には87年に64psの「アルトワークス」が出たところで、軽パワーウォーズには“自主規制”という名の当局から歯止めがかかるものの、出力アップした「ミラ ターボ TR-XX」に三菱「ミニカ ダンガン」、スバル「レックス VX スーパーチャージャー」などが上限いっぱいの64psで並んで、軽ホットハッチ黄金時代を迎えることになりました。

80年代後半に入って、日本の自動車産業がさらに盛り上がりを見せはじめると、各社がこぞって、自動車文化の華ともいえるスポーツカーの企画・開発に乗り出します。それは軽自動車も例外ではなく、1990年代初頭にマツダ、ホンダ、スズキがほぼ同時に本格的な「軽スポーツカー」を世に出しました。

軽規格は日本独自のものなのでいずれも日本専用車でしたが、3台は「こんな面白いクルマが国内だけで消費されている日本はスゴイ」と海外メディアにも紹介されました。3台は車名の頭文字をもじって「ABCトリオ」と総称されることもありました。

(次のページでABCトリオをご紹介)

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#カプチーノ #新型 #ABCトリオ #軽スポーツ #1.3Lターボ #AZ-1 #ビート #スズキ #プラットフォーム

90年代、世界的に注目された「ABCトリオ」

マツダ オートザム AZ-1

マツダは1992年10月、かねて進めていた5チャンネル販売網(本来の最終目標は6チャンネルだった)のひとつである「オートザム」名義で「AZ-1」を発売しました。

オートザムは、軽やコンパクトカーを中心としたブランドで、その象徴的存在として投入されたAZ-1は、提携していたスズキのターボエンジンを搭載した軽ミッドシップスポーツカーで、高級スーパーカーの代名詞であるガルウイングドアを採用していました。

まるでレーシングカートのようなクイックなハンドリングも大きな特徴でした。しかし、あまりにとがったコンセプトや走りが災いしたのか、あるいはマツダの5チャンネル戦略の行き詰まりか、発売からわずか3年後の1995年に生産を終了。4409台しか生産されなかったため、後述するビートやカプチーノより希少性の高い一台となっています。

ホンダ ビート

1991年5月にホンダが発売した「ビート」は、世界初のミッドシップフルオープンモノコックボディを採用。

他の軽スポーツの多くがターボエンジンを搭載したのに対し、ホンダ得意の高回転型自然吸気エンジンで、自主規制上限の64馬力を発揮。その発生回転数は8100rpmという高みにありました。

ミッドシップとオープンボディという本格スポーツカーの二大要件を両立していたビートでしたが、あくまで軽であることを意識してか、ホンダ自身はビートをスポーツカーではなく「親しみやすく、新しくて楽しい乗り物」と定義しました。1996年までに3万3892台が生産され、この数字は3車種の中で最多でした。

スズキ カプチーノ

そして、スズキ「カプチーノ」です。1989年の東京モーターショーでAZ-1とともにコンセプトモデルとして登場した後、AZ-1より一足早い1991年11月に販売が開始されました。

ABCトリオでは唯一のFRレイアウトを採用し、ロングノーズ・ショートデッキというプロポーションと、丸みを帯びた伝統的なスポーツカーのスタイルも特徴的でした。

カプチーノもビートと同じオープンボディでしたが、ソフトトップのビートに対して、カプチーノは4分割構造の「メタルトップ」という凝った造りで、フルオープン、タルガトップ、クーペという3つの形態が楽しめる量産車で世界初の構造も話題となりました。

パワートレインは、当時の2代目アルト ワークスと同様の「F6A」型(660cc直列3気筒ターボ)を縦置きに配置。最高出力はもちろん64ps。FRならではの縦置きエンジンレイアウトで生まれたスペースを活かして、軽自動車初の前後ダブルウィッシュボーンサスペンションも採用されていました。

このように細部までこだわったカプチーノは、ライバルとは異なりイギリスへ少量輸出もされました。その後1995年にマイナーチェンジが行われ、エンジンをオールアルミ製の「K6A」型とし、3速ATも新たに設定。

さらに、軽量アルミホイールを採用するなどして、車両重量は690kgとなりました。AZ-1やビートが生産終了する中で1998年まで生産され、7年間で2万6583台が世に送り出されたことになります。

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新型は1.3L直3ターボ搭載、5ナンバーサイズ

そんなカプチーノですが、2023年ごろから一部の自動車雑誌や海外メディアが「スズキが新型カプチーノを開発している」と報じはじめました。

伝わっている情報をまとめると、ボディは軽規格ではなく、全長3895×全幅1695×全高1260mm、ホイールベース2410mmという5ナンバーサイズに拡大し、駆動方式については従来と同じくFRレイアウトですが、1.3L直列3気筒ガソリンターボエンジンを搭載する可能性が高いとされています。

かつて一世を風靡した軽=マイクロスポーツカーの復活は、多くの自動車ファンにとって夢のある話であることは間違いありません。

しかし、環境規制や開発コスト等の影響から、どうしても少量生産になるしかないスポーツカー市場を取り巻く環境は一段と厳しくなっていて、その実現のハードルが高いのも事実です。

特に“日本でしか販売できない”軽規格のスポーツカーの実現は困難を極め、今回の復活の噂も、海外展開が可能なコンパクトカーサイズになっている、という点があるからでしょう。

もっとも、次期カプチーノについて、それらしいコンセプトカーの発表やスズキから具体的な情報発信は、今のところ皆無といっていい状況です。ただ、かつてAZ-1を手がけたマツダは軽の自社開発から撤退していますし、このスポーツカー受難時代にロードスターより、さらに小さなスポーツカーをつくる余力はないように思えます。

また、ホンダはその後に軽スポーツの「S660」をつくりましたが、2022年3月に生産終了したばかり。となると、事実上、軽もしくはコンパクトカー専門メーカーにして、経営的にも安定しているスズキ、しかもミッドシップより現実的なFRレイアウトのマイクロスポーツカー復活に期待をかけたくなるのが、クルマ好きの心情かもしれません。

噂によれば、複数メーカーでプラットフォームを共有した共同開発という情報もあり、「カプチーノ」という車名ではない可能性もあるとのことで、具体像はまだ見えてきません。

今後のスズキの動向や、リーク情報に注目しつつ、約30年ぶりとなるであろう新たなカプチーノの登場に期待したいところです。

(終わり)

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(写真:スズキ、ホンダ、マツダ、ダイハツ)


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