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“日本のゴルフ”こと5代目「ファミリア」は、ロータリー販売不振で苦境のマツダを救った救世主だった ...

2025-4-14 16:00| post: biteme| view: 366| コメント: 0|著者: 文:横田 宏近

摘要: いち早く国産車にFFを取り入れた斬新なモデル 5代目「ファミリア」は、ロータリー車の販売失速で苦境に陥っていたマツダを見事に救った名車だ。 フォルクスワーゲン「ゴルフ」の魅力をマツダらしく咀嚼し、多くのユ ...

“日本のゴルフ”こと5代目「ファミリア」は、ロータリー販売不振で苦境のマツダを救った救世主だった

いち早く国産車にFFを取り入れた斬新なモデル

5代目「ファミリア」は、ロータリー車の販売失速で苦境に陥っていたマツダを見事に救った名車だ。

フォルクスワーゲン「ゴルフ」の魅力をマツダらしく咀嚼し、多くのユーザーから支持された。欧州車的な骨太な走りという世界観を一般化させたのは、5代目ファミリア(以下ファミリア)の功績だった。

1980年6月にデビューしたファミリアは、ワイドトレッドの台形プロポーションを持つ合理的な2BOXスタイルを採用していた。駆動方式は、現在では一般的なエンジン横置きのFF(前輪駆動)。当時トヨタ「カローラ」も日産「サニー」もFR(後輪駆動)レイアウトに固執していたなかで、ファミリアはいち早く世界標準に適合した。すべてが斬新なクルマだった。

当時のコンパクトカーは、大型車のスケールダウンといった印象が強かった。しかしファミリアは違った。そのデザインや設計すべてを、独自の合理的な価値観で自己主張していた。FFレイアウトのメリットを生かした室内は広く、ボディサイズ以上の余裕を感じさせた。

剛性感の高い固めの4輪独立サスペンションと、新開発ユニットが生み出す走りは、欧州車テイストを感じさせた。このクラスの世界的な規範だったゴルフにも通じるしっかりとした走りが味わえた。

>>【若者から絶大な支持】5代目「ファミリア」を写真で振り返る

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#マツダ #ファミリア #前輪駆動 #旧車 #CX-30 #マツダ3 #CX-5

欧州的な雰囲気が当時の若者に刺さる

ファミリアが瞬く間に超人気モデルに成長したのは必然だった。ライバルに対し内容が明らかに先進的だったからだ。

ファミリアの誕生以降、日本でもFFレイアウトが一気に一般化し、走りもしっかりとした欧州車テイストが好まれるようになった。

ファミリアは、当時販売戦略上のつまずき(ロータリーエンジンの急激な人気低下)により苦境に陥っていたマツダを見事に救った。販売台数で常勝のカローラを負かすこともしばしばあった。

幅広いバリエーションのなかでも人気が高かったのは、3ドアの「XG」だった。3ドアのトップグレードであり、電動サンルーフ、パワーウィンドウ、リモコンミラー、FM付きオーディオなど、豊富なアメニティを標準装備していた。

ラウンド形状とした後席は、前席とフルフラットにすることも可能だった。スポーティな走りと優れたユーティリティ、そして豊富な装備を欧州風のスタイリングでまとめたファミリアは、街にあふれた。

当時の若者御用達といったイメージで、リアウィンドウ中央に「ディズニーランド」のステッカーを貼り、フェンダーミラーをドアミラーへと交換するのが一般的だった。ファッショナブルなアルミホイールを装着するのが定番のドレスアップだった。ボディカラーは赤が圧倒的な人気を博した。

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モアパワーを追求した「XG-R」も登場

ファミリアの人気は、デビュー後時間が経過しても陰ることはなかった。しかし、ライバルのハイパワー化にともない、モアパワーを求める声が上がった。

そのユーザーニーズに応えるためにデビューしたのが1983年1月に登場した「XG-R」だ。XG-Rは、電子制御燃料噴射システムとターボを組み合わせ、1.5Lエンジンから115ps/16.6kgmを発揮。スケールの大きな走りを実現した。

ターボラグは小さめに抑えられ、まるで一回り排気量の大きなパワーユニットを搭載したかのような余裕を感じさせるのが魅力だった。高速道路はもちろん、ワインディングロードでもそのパワーの余裕は光った。足回りも調律し直され、さらにしっかりとしたフットワークに成長していた。

ターボ仕様のXG-Rは、ロータリーエンジンの開発などで知られるチャレンジングスピリット溢れるマツダの情熱が結晶したクルマだった。ゴルフで言えば「GTI」に匹敵する存在であり、リーズナブルに欧州車と同様の深い走りの世界を堪能できる逸材として、多くのユーザーの関心を引き付けた。

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今その役割を担っているのは「CX-5」なのかもしれない

現在、かつてのファミリアに相当するのは「マツダ3」だろう。だがクルマの主流がSUVに移行した現在は「CX-30」や「CX-5」のほうが後継車として最適かもしれない。

ファミリアはマツダの屋台骨を支える主力だった。その点を考慮すると、CX-30以上にCX-5の方がファミリアの役割に近いと言える。ファミリアは、約4年半のモデルライフ中に積極的なリファインを実施。最後まで新鮮なイメージを保った。

CX-5も同様だ。現行CX-5は2016年末にデビューしたロングライフ車だが、スタイリングを含めて今なお高い魅力を保っている。

中でもマツダ独自の2.2Lディーゼルターボのパワフルさと、抜群のフットワークはまさに熟成の味わい。マツダらしいこだわりが凝縮されている。

(終わり)

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