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【ソアラのライバル】40年以上前に洗練の“超高速ドライブ”ができたロータリー搭載「コスモ」の悲運とは? ...

2025-4-13 13:00| post: biteme| view: 128| コメント: 0|著者: 文:横田 宏近

摘要: かつて存在した豪華な4シータークーペ「コスモ」 世界で唯一マツダが量産化に成功した「ロータリーエンジン」は、圧倒的なスムーズさとパワーでドライバーを魅了した。しかし、時代が求める効率(燃費)という点で大 ...

【ソアラのライバル】40年以上前に洗練の“超高速ドライブ”ができたロータリー搭載「コスモ」の悲運とは?

かつて存在した豪華な4シータークーペ「コスモ」

世界で唯一マツダが量産化に成功した「ロータリーエンジン」は、圧倒的なスムーズさとパワーでドライバーを魅了した。しかし、時代が求める効率(燃費)という点で大きな課題を抱えていた。その結果、動力源としては「RX-8」を最後に表舞台から退いていた。

だがマツダはロータリーを捨てたわけではなかった。そのコンパクトさとスムーズさを武器に、PHEVであるMX-30 Rotary-EVの発電ユニットとして復活させたのだ。

搭載するロータリーエンジン(8C型)は新開発の830cc。走行状況に応じて始動し、バッテリーに電気を蓄える。かつてのパワフルな動力源としてのロータリーを知る者としては、ちょっぴり寂しいが、ロータリー復活は素直に嬉しい。

ごく最近に限っても、次世代スポーツコンセプトカー「アイコニックSP」で復活の噂が盛り上がるなど、いまだに多くのクルマ好きを魅了するのが、マツダのお家芸とも言えるロータリーエンジンだ。

今回はそんな今から40年以上も前にデビューし、リトラクタブルライトや現代にも通じそうなモダンなフラッシュサーフェースのボディをまとった時代を先行し過ぎてしまった悲運のモデルを紹介しよう

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#ロータリーエンジン #コスモ #マツダ #RX-7 #旧車 #スポーツカー

謳い文句は「全域全速ターボ」

3代目コスモは、2ドアクーペ、4ドアハードトップ、そしてセダンの3タイプを用意した。その中で最もコスモらしかったのは2ドアクーペのロータリー搭載車だった。そして、そのフラッグシップが1982年8月に追加された「ロータリーターボ」だ。

「世界初、全域全速ターボ」をキャッチコピーに掲げたスパイシーなモデルで、ロータリーでは初となるターボ×インジェクション(電子制御燃料噴射装置)を採用した12A型エンジンは、573cc×2の排気量から160ps/6500rpmを発揮した。ライバルの2.0Lエンジンを凌駕するポテンシャルを誇った。

また、可変バルブタイミング機構を持つ6ポートインダクション方式を採用し、低回転域から実用的なトルクを発揮した。まさに謳い文句どおりの「全域全速ターボ」だった。トランスミッションは5速MTと3速ATが用意されていた。

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リトラクタブル式ヘッドライトが特徴の空力フォルム

3代目コスモの特徴は、空力フォルムの採用だった。リトラクタブル式ヘッドライトを持つダイナミックな造形で、当時としては徹底した空力対策を施していた。Cd値0.32という優れた空力係数は、ロータリーターボのポテンシャルをさらに際立たせた。

ターボはとにかく速かった。あくまでスムーズで、しかもターボによるパンチ力を備えたロータリーエンジンは、7000rpm以上まで一直線にパワーが上昇。5速MT仕様の走りは刺激的だった。エンジンを3000rpm以上のパワーゾーンにキープすると、加速力は格別だ。

スピードの伸びがよく、速度リミッターを解除したテスト車では、瞬く間に時速200kmでのクルージングの世界にドライバーを誘った。まさに国産最速クーペの称号を持つ生粋のスポーツクーペだった。

印象的だったのはその静粛性だ。高回転域でもエンジンは独特のハミング音を奏でるだけで、入念な空力対策により風切り音も少なく、速度を感じさせないリラックスした超高速クルージングが可能だった。

コスモが提供する走りの世界は、レシプロエンジンと明らかに違う、軽快でいながら洗練された独特のものだった。

足回りはフロントがストラット式、リアがセミトレーリングアーム式の4輪独立で、タイヤは60扁平のワイドサイズ。その高い高速性能に対応して硬めに設定されていたが、乗り心地にも配慮したセッティングだった。

弱点として限界時の挙動のナーバスさが指摘されていたものの、日常使用ではロードホールディングに優れた足回りだった。

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ロータリーマニアには熱狂的に支持されたが

1983年10月には、タービンのフィン形状のリファインで出力を165psにアップし、エクステリアも特徴的なセンターウィンドーを廃止して、よりクリーンな造形に進化。

しかし、この3代目コスモは、ライバルのトヨタ「ソアラ」や「セリカXX」、日産「スカイライン」などと比較すると、やや影が薄い存在だった。ロータリーエンジンが、「RX-7」のようなリアルスポーツ用パワーユニットとして認知されつつあったことがひとつの要因だった。

また、コスモはあまりに洗練されすぎていたせいか、速さを実感しにくかった。ロータリーターボは、速度計を見て初めてその速さを実感するクルマだった。ライバル各車のような、いかにもスポーツモデルらしい走りの鼓動が感じられなかった。

個性的なスタイリングも、好き嫌いがはっきりと分かれた。3代目コスモは一部のロータリーマニアには熱狂的に支持されたものの、全国区の人気を獲得することは叶わなかった。

(終わり)

(写真:マツダ、トヨタ、日産)

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