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新型グランドチェロキー 白馬へ長距離テスト

2014-2-21 16:00| post: biteme| view: 870| コメント: 0|著者: 文:九島 辰也/写真:篠原 晃一

摘要: ジープとメルセデスのいいとこ取り つい先日こんなことがあった。オリンピック関係だったと思うが、テレビ中継でトヨタ・ランドクルーザーのことをジープと言っていた。紛争地帯のレポートでもそう。GM社のハマーを ...

新型グランドチェロキー 白馬へ長距離テスト

ジープとメルセデスのいいとこ取り

つい先日こんなことがあった。オリンピック関係だったと思うが、テレビ中継でトヨタ・ランドクルーザーのことをジープと言っていた。紛争地帯のレポートでもそう。GM社のハマーをジープと呼ぶレポーターを観たことがある。

これはジープが“ヨンク”の代名詞であることを意味する。他のモノで言うなら、フリスビーやエレクトーン、ホッチキスなんかもそうだ。これらは一般名詞と思われがちだが、メーカーの商品名である。

もちろん、社会概念として正確に使われなくてはならないが、逆を言えばジープがそれだけ偉大であることを示している。クルマに詳しくない人にとって、背の高いクルマの代名詞はジープなのだ。となると、カイエンあたりを“ポルシェのジープ”なんて言う方もいらっしゃるかもしれない……。

それはともあれ、「グランドチェロキー」である。昨年のマイナーチェンジで顔つきが変わったモデルだ。今回それをロングドライブする機会を得た。都内から高速を使って長野県の白馬村まで走る。現地ではもちろん、雪上ドライブも堪能する。マイナーチェンジの内容はフロントマスクの変更とインテリアのグレードアップ、それとトランスミッションの多段化だ。これまでの5速からZF製の8速ATにスイッチした。

現行型グランドチェロキーについてあまり明るくない方にそのプロフィールを簡単に説明すると、こいつにはメルセデスの技術がおよそ半分くらい入っている。源はもちろんMクラス。フレームの一部と電子デバイス系にその技術が注入された。発表されたのはすでに2社が分離したあとだったが、契約上その開発は遂行され世に出た。その点からもオンロード性能はすごい。オフに長けたジープとオンに長けたメルセデスのいいとこ取りというのがこいつの正体だ。

高速も雪道も得意なステージ

そんないいとこ取りのグランドチェロキーは高速の安定性がものすごい。ボディ剛性は高くカッチリしたカタマリとして挙動を乱すことなく高速走行を楽しませる。ステアリングもユルユルしたところはなく、それなりに反力があって信頼性も高い。センター部分は軽く、そこからじっくりと重くなっていく感覚はすばらしい。

今回の試乗車はエアサスではなくコイルサスを採用する「ラレード」だったが、それがまた良かった。以前の試乗ではワインディングがメインだったため、一瞬不自然な動きをするエアサスよりコイルサスの方が好感を持てたが、高速道路でもその仕立ての良さを感じた。乗り心地に硬さは伝わるものの上品さがある。段差のこなしはなかなかのものだ。この領域ではエアサスも相当いいと思われるが、コイルサスもこれなら十分クラスの上位に位置するであろう。

搭載する3.6リッターV6も、言ってしまえば必要にして十分。8つのギアを上手に使えばかなりアグレッシブにも走れる。その気になれば予想以上にスポーティな動きを手に入れられる。しかもこのエンジン、レギュラーガソリン対応なのがちょっと嬉しかったりもする。

雪道での走りも当然不満はない。セレクテレインを「SNOW」にすればスロットルやトランスミッションなどのコントロールを総合的に制御してくれる。また、「クォドラトラック2」と呼ばれる4WDシステムも頼もしい。タイヤの空転を感知するとトランクションを適時に配分してくれるので、まずもって常識的な走りをしている分には安心だ。

ジープのラインナップは現在、このグランドチェロキーを筆頭にオフロードをメインとした「ラングラー」と「ラングラー・アンリミテッド」、それと街乗りをメインにしたFFベースの「コンパス」からなる。一時期はこれに「チェロキー」と「パトリオット」があったのだからそれなりに賑やかだった。そうそう、3列シートの「コマンダー」なんてモデルもあったっけ。

それにしても個性豊かなラインナップである。同じジープというブランドではあるが、生い立ちはそれぞれ。ボディ構造やベースとなる駆動方式もバラバラだ。が、やはりジープ。ある共通点があることを見逃してはならない。

走破性はやはりホンモノ! 春には新型チェロキーも

ジープがジープである所以はひとつしかない。それはオフロードにおける厳しいテストをクリアしているか、否かだ。具体的には、ルビコントレイル(米・カリフォルニア州)に代表されるオフロードのテストコースでセッティングが行われる。もちろん、クルマによって前後のアングルが異なるためテストのグレードは異なるが、4WDのシステムを中心にある程度の走破性は保たれなければならない。

個人的にジープとの付き合いは長く、そして深い。これまでYJ型、TJ型ラングラーはもちろん、ワゴニアなども所有してきた。また、ルビコントレイルでの「ジープジャンボリー」やモアブでの「ジープサファリ」にも積極的に参加してきた経緯がある。

で、なにが言いたいかと言うと、やはりジープのオフロード性能はすごいということ。昨年15年振りにルビコントレイルでのオフロード走行イベントに参加したが、あれだけオンロードに振った現行のJK型ラングラーでも歴代ラングラーと同等もしくはそれ以上の走破性を見せた。もちろん、バンパーを外し、タイヤをマッドテレーンに換えていたりするが、基本性能の高さはしっかり伝わった。「やっぱホンモノだ!」というのが素直な感想である。

当然、難易度10のエリアはラングラー以外走れないが、グランドチェロキーだってバンパーは容易に外せるようになっている。その気になればかなりイケるので、お忘れなく。

ところで、そんなジープのラインナップに今春、新たな仲間が加わるのをご存知だろうか。そう、新型「チェロキー」である。こいつはフィアットグループに入ってからの産物。ベースは「アルファロメオ・ジュリエッタ」と同じモノコックフレームが採用された。だが、そこはジープ。かなりオフロード性能を上げてくるのは間違いない。はたしてその実力はいかに。試乗後にまたレポートしたいと思う。乞うご期待!

■【TV CM】新型ジープ・グランドチェロキー


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