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キャプチャー試乗。オシャレな“ネクストゴルフ”

2014-2-12 17:25| post: biteme| view: 891| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦

摘要: 合わせワザ上手のルノー! 久々、こういうクルマを作らせたら上手いなぁ…ってなフランス車に出会ってしまいました。ルノー・キャプチャー! いま日本にもその波がやってきてるけど、時代はコンパクトなクロスオー ...

キャプチャー試乗。オシャレな“ネクストゴルフ”

合わせワザ上手のルノー!

久々、こういうクルマを作らせたら上手いなぁ…ってなフランス車に出会ってしまいました。ルノー・キャプチャー! 

いま日本にもその波がやってきてるけど、時代はコンパクトなクロスオーバーだ。それもきっかけは我らが日本車。4年前の2010年に欧州で日産ジュークが登場。するとそのアニメから飛び出たようなキャラクター性の濃いデザインに、ハッチバック並みの使い勝手を持つクロスオーバージャンルに火が付いた。

なにしろ2013年もジュークは年間販売10万台以上のスマッシュヒット。続いてミニ・クロスオーバー(欧州名カントリーマン)、プジョー2008、日本からはホンダ・ヴェゼルと続々ライバル登場。波はいきなり世界的になりつつあるのであーる。

しかしこのジャンルは簡単そうで簡単じゃない。一見、売れ線ハッチバックの車高を上げただけで良さそうだが、それじゃ飽きがくるし、かといってデザインを凝りすぎると実用性を阻害。つまりユニークネスとコンビニエントの両立がキモだが、そこにはセンスが必要なのだ。そこで今までこの手の合わせワザ、ハッチの後に荷室を付けて上手にルノー5エクスプレス、カングーと育て上げたルノーの技が光ってるってワケですよ。

トロンと絶妙に可愛らしく

キャプチャーのなにが上手いって、まずは「顔」の作り方だ。ボディサイズは全長×全幅×全高が4125×1780×1565mmとベースとなったハッチバックのルーテシアに比べ、30mm長くて幅広く、120mmも高くなっている。

もちろん丸みを帯びたフォルムや愛嬌のある目つき、縦長になったエンブレムなどは去年日本全体のルノー販売を過去最高まで伸ばした新型ルーテシア譲り。

だが、背が高い分、どう見てもキャプチャーの方が顔がデカくてインパクトあるし、フォルムの溶けかたもよりトロンと絶妙に可愛らしくなってる。見事にキャラクター性が倍加されているのだ。ディテールも上手く、サイド下に鋭く入ったメタリックプレートはもちろん、なによりもカラーリングだ。

不肖オザワ的には「キャプチャーならこっちしかない!」と思うキュートな2トーンカラーがわずか10万円増しで選択可。それも今回のオレンジ&ホワイトのほか、ホワイト&ブラックやショコラ&ホワイトなど、どれも絶妙なオシャレ配色。以前カングーを買ってた原宿あたりのクレープ屋さんや花屋さんなんかにも響きそうだ。唯一気になるのは車名入りのリアのメタリックパネルがショボイところで、ここはブラックパネルでも良かったような…なんてね。

ラクチン視点、実用性向上も絶妙!

さらに侮れないのが実用性と乗りやすさのアップだ。キャプチャーは全高が上がっているが、単純にフロア高アップのお陰だけじゃない。最低地上高はルーテシア比でプラス80mmと乗り降りを阻害しない程度に納めつつ、ボディの厚みを上げてるから車内高は運転席で110mm、リア席で30mmも上がってるし、シート座面も意図的に上げててドライバー視点はルーテシア比でほぼ100mmアップ。

よく見た目の割に視点の低いなんちゃってクロスオーバーがあるがキャプチャーは逆。こんなに運転しやすかったっけ? ってな見晴らしの良いSUV視線が得られる。

加えリアシートのヒザ回りはホイールベースがルーテシア比で5mmしか伸びてないにもかかわらず、75mmも拡大して余裕。ラゲッジ容量も最低で377リッターとルーテシアより77リッターも増えただけでなく、リアシートを前にスライドさせれば455リッター、倒すと1235リッターに拡大。まさにVWゴルフも真っ青な使い勝手だ。

さすがはルノーというオシャレ工夫がシートで、汚れに強そうなウェットスーツ風素材を表皮に使っているだけでなく、ルノーが特許を取った「ジップシートクロス」を上級グレードに採用。これは表皮をジッパー1つで交換でき、しかも柄は将来的に8種類選べるようになる。その上、クロス裏にはシートにズレなく合うように丁寧な加工が施してある。

まさに可愛くてキュートなゴルフキラー!

一方車高を上げ、ボディをデカくするとツラくなるのが走りだが、そこもキャプチャーは最低限に抑えている。ボディ骨格だが冒頭ではルーテシアベースと言ったがかなりの部分を最適化。一部フロアやサスペンションはクリオエステートやグランドモデュスのものだし、バルクヘッド部やリアは完全新設計。

エンジンは最新型の直噴1.2リッター直4ターボで、120psの最高出力もさることながら、190Nmの高トルクを2000rpmで発揮。これに6速デュアルクラッチミッションが組み合わされて、燃費は欧州複合基準で5.4L/100km(≒18.5km/L)と良好。さらに燃料消費を10%抑えられるエコモードも選べる。

実際の走りだが、さすがのトルクとダイレクトなギアボックスにより発進直後から力強い。もちろん絶対的パワーはそれほどでもなく、回すと楽しいとかメチャクチャ速い! ってことはないけど欧州の標準的な走りだ。

それよりルノーらしく硬めだが気持ちよくフラットな乗り心地に、操舵力こそ軽いが手応えがちゃんと伝わってくるハンドリングがいい。ここは乗った人にしかわからないが、ドイツ車や他のフランス車とも違う、ルノー独特のシャープかつ快適な走り味。さらに侮れないのが価格で、装備充実の日本仕様が259万8000円スタートとリーズナブル。今のユーロ高を考えるとズバリ破格値だ。

だからコイツはある意味「ネクストゴルフ」なのかもしれない。今や欧州をはじめ、世界的ベーシックカーとなったVWゴルフだけど、見た目的に正直新鮮さはないし、上質で大変いいクルマだけど無難。昔で言えば巨人、大鵬、VWゴルフってな感じすらある。

よって同等の使い勝手を持ち、個性的な走りとなおかつ見た目新鮮でキャラ立ちしたクロスオーバーが今、求められているのかもしれない。時代はこうして巡る。そんなものかもしれませんねぇ。


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