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ノア&ヴォクシー試乗。快適な、最高のパッケージ

2014-2-25 10:00| post: biteme| view: 127| コメント: 0|著者: 文:まるも 亜希子 /写真:小林 俊樹

摘要: 家族みんなの快適空間へ クラス初の本格ハイブリッド投入とあって、どうしても注目はハイブリッドモデルにいきがちな、新型ノア/ヴォクシー。でも開発チーフの水潤氏に聞くと、ハイブリッドはあくまでエンジングレ ...

ノア&ヴォクシー試乗。快適な、最高のパッケージ

家族みんなの快適空間へ

クラス初の本格ハイブリッド投入とあって、どうしても注目はハイブリッドモデルにいきがちな、新型ノア/ヴォクシー。でも開発チーフの水潤氏に聞くと、ハイブリッドはあくまでエンジングレードのひとつであって、本当のウリはそこではないと言う。

母の手のように温かいノア、父の背中のように力強いヴォクシー。これまでは明確に分かれた2つのキャラクターで、日本の子育てファミリーに支持されてきた。しかし今回は、ノアとヴォクシーにそうした違いは感じない。どちらからも、堂々とした存在感と、家族をしっかり守ってくれそうな空間であることが伝わってくる。

ヴォクシーは伝統の二段ヘッドライトを守りながら、ワイドなバンパーなどで「毒気」を漂わせる独特の美意識を表現したという。黒いウインドウに溶け込むようなリアコンビネーションランプが、クールな一面をのぞかせる。そしてノアは、メッキバーを多用した大きな逆台形のフロントグリルが特徴的で、ミニバンの「王道」を表現。奥行きのある個性的なグラフィックを採用したリアコンビネーションランプで、リアビューにもプレミアム感がある。どちらも、外から見ても広い空間であることが感じられるよう、ガラスエリアを大きくとっているが、実際にもフロアが85mm低くなり、1400mmというクラストップの室内高を実現している。

これは床下の燃料タンクを超薄型に設計し、そのためにドライブシャフトを下げて3点曲げのトーションビームを新採用するなど、手間をかけて完成させたもの。ノア/ヴォクシーがそうまでして手に入れたかったものは、家族みんなが快適に過ごせる室内空間であり、それを叶えるミニバンとして最高のパッケージだ。

人にも荷物にも、工夫がいろいろ

家族みんなの快適は、乗り込むところからすでに始まっている。スライドドアの開口部は旧型よりもスライド量が75mmアップし、805mmと大きく開く。大きな荷物を抱えたままでも乗り降りしやすく、ママにとってはチャイルドシートのケアがしやすいのも嬉しいところ。通常のグリップのほか、子供の手が届きやすいチャイルドグリップがあるのも親切だ。ステップの地上高はクラストップの360mmという低さだが、この数値は偶然ではなく、日本人の平均身長から割り出したものだという。

シートは2列目がキャプテンシートになる7人乗りと、ベンチシートの8人乗りが設定されているのは従来と同じ。でも2列目がくるりと回転して外側を向いたり、応接セットのように真後ろに回転できたりといった、特殊なアレンジは廃止された。その代わりに手に入れたのが、7人乗りでは810mmという超ロングスライド機構。3列目を跳ね上げた状態で、まずシートが内側に横スライドし、跳ね上げた3列目を回避するカタチで後ろにグンと下がる。あっという間にリビングのような広大なスペースができ、これなら子供の着替えやオムツ替え、ベビーカーの一時置き場などとして十分に活躍しそうだ。そのアレンジの操作レバーは1本で2役になり、とても使いやすいのにも感心した。

3列目に座ってみると、明らかに旧型よりもゆとりのあるスペース。背もたれは肩よりだいぶ低く、膝が立って体育座りのようになるのは仕方ないが、頭の周囲の圧迫感がなく、左右の余裕もあるので大人2人が並んでもなんとか快適さは保てそうだ。跳ね上げ格納の操作が片手でできるかどうかを試してみると、最後にストラップを差し込むところだけがツラかったが、あとはスムーズ。ただ元に戻す時に、背もたれを立てるレバーに手が届きにくく、引っ張ると腕が挟まりそうになるのは改善して欲しい点だ。

ラゲッジは地上から500mmと低床のおかげで重たい荷物も積みやすそうで、床下収納もたっぷり大容量。収納は大小様々に揃っており、2列目、3列目にもボトルホルダーがあって使いやすい。人が乗っても荷物を載せても、快適な工夫が散りばめられているところはさすがだ。

ミニバンでできること全てが進化

シートアレンジや収納という、目に見える快適性は十分に実感したが、今回のノア/ヴォクシーはもうひとつ、目に見えない(もしくは見えにくい)部分の改善にもかなり力を入れている。そのひとつが、運転しやすさと安心感のある走りを追求したことだ。

運転席に座ると、まずその視界の良さに驚く。近頃のミニバンには珍しく、センターメーターをやめて低くしたダッシュボードのおかげか、ボンネットが確認できて車幅がつかみやすいし、細いピラーと大きな三角窓で左右の視界も良好。サイドのベルトラインは低く、助手席側には死角対策の補助ミラーも装備している。1つ残念なのは、左車線に合流する際に目視で左後方を見ると、いくら薄型になったとはいえ3列目の跳ね上げ格納が邪魔に感じたことだが、あとは本当に見やすい。

パワートレーンは新たに設定された1.8Lのハイブリッドと、2.0Lのガソリンで、まずはガソリンモデルに試乗してみると、発進からとても軽やか。加速フィールはなめらか、かつ力強さもある。ハイブリッドはまだクローズドコースでの試乗だったため、それほどの優位性を感じることはできなかったが、それもガソリンモデルの出来映えが想像以上に良いせいでもあると思った。そして、直線路でのしっかりとした安定感はもちろん、カーブを曲がる時にもグラリとくる柔さのような挙動が小さく、安心して走り抜けられる。

実はここでも目に見えない改善点があり、フロント、リヤスライド、リヤハッチの開口部全体で、従来より180カ所も多くスポット溶接の増し打ちを行っているという。またアンダーボディにはねじれ剛性を高める構造を採用し、リヤサスペンションまわりにもボディ強化のためのブレースを追加。徹底的に剛性アップを試みているほか、整流フィンやアンダーカバーの採用で空力の面からも、安定した走行をサポートしている。また、ステアリングの支持剛性をアップするなど、ドライバーの運転フィールにも安心感があるため、平日はママが乗るというファミリーにとっても心強いはずだ。

こうして見てくると、運転する・乗る・使う・過ごす・積むといったミニバンでできること全てが、確実に進化しているノア/ヴォクシー。いわゆる自動ブレーキや追従式のクルーズコントロールなど、先進安全技術が追加されなかったのは残念な点だが、ミニバンとして最高のパッケージであることは間違いない。

【関連記事】ヴォクシー&ノアがFMC ハイブリッドは23.8km/L


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