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横浜ゴムのユニークな新タイヤ、ジオランダーX-MTは魅せる&駆け抜けるを両立

2018-7-20 11:15| post: biteme| view: 866| コメント: 0|著者: 文:山崎 友貴/写真:横浜ゴム

摘要: ドレスアップ4WD王国のアメリカ攻略を目的に開発 ここ数年、自動車市場におけるSUVの躍進には目を見張るものがある。2013年では20万台強だった日本国内における登録台数は、昨年には50万台を突破。人気カテゴリーで ...

横浜ゴムのユニークな新タイヤ、ジオランダーX-MTは魅せる&駆け抜けるを両立

ドレスアップ4WD王国のアメリカ攻略を目的に開発

ここ数年、自動車市場におけるSUVの躍進には目を見張るものがある。2013年では20万台強だった日本国内における登録台数は、昨年には50万台を突破。人気カテゴリーであるミニバンを超える日も、そう遠くないのかもしれない。

そんなSUV人気を見込んで、横浜ゴムが実にユニークなタイヤをリリースしてきた。「ジオランダー X-MT」がそれだ。横浜ゴムはここ数年、SUV専用タイヤである「ジオランダー」シリーズに注力してきた。現在、シリーズラインナップとして「A/T G015」「H/T G056」「SUV」というオンロード・高速志向のタイヤを中核に、オフロード志向の「M/T G003」の計4モデルを展開している。

見た目こそ車高の高いSUVだが、その性能は極めてオンロード走行を中心に考えられているのは周知の通りだ。一般的なユーザーが走る悪路と言えば雪道やせいぜい砂利道、砂地くらいで、当然チョイスするタイヤには快適性や舗装路の操縦安定性、安全性が求められてくる。

一方で、80年代を彷彿とさせる市場が存在する。それが北米だ。オフロード4WDをリフトアップして飾り、そして日本ではあり得ないようなロックセクションやダートを走り回るというのが彼の地のライフスタイル。こうしたユーザーは幅広で大径のオフロードタイヤを履き、街をこれ見よがしに走り回るのがステイタスになっている。そんな北米市場においては、真面目な性能が顔に出たM/T G003は少々優等生すぎた。海外メーカーのタイヤの中には、「本当にこれでグリップするのか?」と思えるような派手なトレッドデザインのものも少なくないからだ。

さらに、そんなアメリカン4WDスタイルに敏感なのが、日本のドレスアップ4WD市場。ジープ・ラングラーなどのアメリカン4WDはモディファイのスタイルが独特で、ユーザーはアメリカと同じカタチ、そして最新のアメリカ製のパーツを好む傾向が強い。タイヤも然りで、ドレスアップという市場においては、海外メーカー製のモデルに押され気味だったのも事実だ。

横浜ゴムは2018年7月、日本に先駆けて北米でこのジオランダー X-MTを発売。その見た目の派手さ、優れた悪路走破性が高く評価されて、すでに順調な売れ行きを見せているという。そして今秋、日本にもこのユニークなタイヤが上陸してくる。

見た目だけでなく高い悪路走破性に驚く

ジオランダー X-MTの特徴は、何と言ってもその見た目だ。まるで迷彩柄のようなトレッドパターンは、開発陣がこだわり抜いて造ったカタチだという。ある開発者は「まず見た目にこだわりました」と断言する。そのシーランド比(トレッド面において溝が占める比率)は、なんと65%。80年代の日本には、こういった岩や泥を意識したタイヤがいくつか存在したが、ここ数年は絶滅状態だった。

ショルダーからサイドウォールにかけての表情も、実に個性的。溝や岩の間でもしっかりとトラクションが得られるようにデザインされたサイドブロックの下には、山や岩をイメージした模様が施されており、ここでも見た目のインパクトを大切にしていることが分かる。このタイヤは“鑑賞”しても楽しいが、それはあくまでも性能を伴ったデザインだ。今回、長雨でぬかるんだモトクロス用コースにて、このタイヤの性能の一端を垣間見る機会を得た。

コースは粘土質の河原に造られており、繰り返し走ったことでいい感じに練られていた。こういう路面状況では、M/T系のタイヤといえども楽勝とはいかない。トレッドの溝に土が目詰まりしてブロックのエッジが利かず、トラクションを得ることができなくなるからだ。だが、シーランド比65%は伊達ではない。ジオランダー X-MTは、まるで泥を寄せ付けず、全方向に利くブロックのエッジを路面の硬い部分に押しつけながら楽々と前進した。またぬかるみの中でもしっかりと地面を噛んでいる感じがよく分かる。ブロックに入った細かいサイプによってトレッドをしなやかに接地面に押しつけ、優れた路面追従性を発揮させているのだろう。

今回はトラクションコントロールがある車両でのテスト走行だったが、ネタネタの深い泥の中でもほぼタイヤの性能のみで走破したのは好印象だった。オープンデフなので一瞬空転するシーンもあったが、少しハンドルを切ってタイヤのショルダーを溝のどこかに当ててやると、たちまちトラクションを回復する。見た目に派手なサイドブロックもしっかり利いているようだ。

何より驚いたのは、このタイヤが非常にコントローラブルだということだ。あれだけ柔らかい土のコースでも、ステアリングとアクセルコントロールで、車両の挙動がピタリと決まる。敢えてテールスライドをさせても、そのまま流されてスピンなどということは皆無。M/T G003と同じ3プライ構造が効果的に発揮されているシーンに思えた。

今回はロックセクションや砂利のダート、そして舗装路を走る機会が無かったが、どのシーンでも悪くないのは想像できる。特に一般ユーザーが気になる日常の舗装路でも、思いのほかゴツゴツ感がなく快適だと思う。こうしたタイヤにありがちな高周波のノイズ、そして燃費性能にも十分に気を遣って開発しているということだった。

ドレスアップが主眼だが本格志向のユーザーにも

さて、今回発表されたサイズラインナップだが、35×12.50R17、37×13.50R17、そして40×13.50R17の3サイズ。比較的日本に多いジープ・ラングラーとタコマを意識した展開だという。

もちろん、両モデルのユーザーがオフロードを走ることは少ないと思われるので、ジオランダー X-MTの装着は独特のデザインをドレスアップに活かすということが主眼となってくるだろう。ただ、これまでは輸入タイヤに頼ってきた市場なので、国産品が手軽に買えるようになるのはユーザーにとっても歓迎すべきことだ。

また嬉しいことに、ジオランダーM/T G003の需要が多いジムニーへの対応も考えているということ。これまでジムニーのチューニング業界では、2インチから3インチほどリフトアップして、185~195幅の16インチのM/T G003を履かせるというのがスタンダードになっていた。

この市場に、さらにアグレッシブなデザインのX-MTが投入されれば、間違いなく人気が出るはずだ。ジムニーのチューニングを行うユーザーは、そのスタイルだけを楽しむ層がいる一方で、林道走行やオフロードコース走行を楽しむ本格派がいる。こうした本格派にとって、このX-MTの高いオフロード性能は何よりの武器になる。

ジムニーはこの7月5日に新型にスイッチしたばかりで、これはX-MTにとっても追い風となるだろう。SUVの高速化が進む一方で、昨今は80年代のようにオフロードに回帰しようというムーブメントも確実に存在する。そんな流れの中で、ジオランダーX-MTの需要は確実に伸びそうだ。この秋が楽しみである。

サイズ展開

40×13.50R17
37×13.50R17
35×12.50R17


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