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「ポロGTI」一般道&ミニサーキット試乗 見た目も走りもやりすぎない良さ

2018-7-16 11:00| post: biteme| view: 981| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:菊池 貴之

摘要: GTIシリーズが持つ“ちょうど良さ” 書き方を間違えると真意が伝わらないので気をつけて書くつもりだが、ポロGTIはスゴすぎないのがよい。やりすぎていないのがよい。まず外観。ノーマルとほとんど変わらない。タイ ...

 「ポロGTI」一般道&ミニサーキット試乗 見た目も走りもやりすぎない良さ

GTIシリーズが持つ“ちょうど良さ”

書き方を間違えると真意が伝わらないので気をつけて書くつもりだが、ポロGTIはスゴすぎないのがよい。やりすぎていないのがよい。まず外観。ノーマルとほとんど変わらない。タイヤ&ホイールもノーマルよりは大きく太いが、17インチと良識的なサイズに留められている。ラジエターグリルに赤いストライプが水平に1本通っていて、これはわかる人にだけわかるGTIのお約束だ。

ポロGTIが採用するのは2リッター直4ターボエンジン。スペックは最高出力200ps、最大トルク320Nm。先代の1.4リッター直4ターボ+スーパーチャージャーのスペックを21psと70Nm上回った。最近のターボエンジンらしく、スイートスポットというかゾーンが低い回転域から始まって幅広く続く。そのかわり絶対的パワーは2リッターターボとしては目立つものではない。なにしろ2リッターターボから同381ps、同475Nmをひねり出すメーカーもある時代だ。

パワーに関しては兄貴分のゴルフGTIのスペックを上回るわけにいかないという販売戦略上の理由もあるだろう。ただ、そもそもゴルフGTIのエンジンスペック自体、やりすぎていない。それもまたより過激なスペックのRというグレードがあるからでもあるが、それだけではなく、GTIシリーズが目指しているのが”ちょうどよさ”とか”ほどよさ”なのだろう。はりきってパワーを上げれば燃費が下がる。ボディや足まわりの補強も必要となってきて、重くなり、さらに燃費が下がる。そして何より高くなる。それでもパワーを追求するのはロマンだが、GTIの目指す方向ではないようだ。

劇的な変化はないが全体的によくなっている

一般道とミニサーキットで試乗した。まず一般道の印象から。数カ月前に日本導入されたばかりの新型ポロは、先代に比べややサイズアップし、効率、安全性、ボディ剛性などが全方位的にちょっとずつ進化した。GTIも進化したポロをベースにつくった分、先代から劇的に変化した部分はないが、全体的に少しずつよくなった印象だ。

テクノロジーパッケージというオプションを装着すると得られるアクティブインフォディスプレイが新しい。ステアリングホイール奥のメータークラスター全体が10.25インチの液晶ディスプレイで、左右の回転計と速度計の間に地図を表示できるモードや回転と速度の表示を最小限にして地図を最大表示させるモードなどをステアリングの「view」スイッチを押すごとに切り替えられる。

乗り心地はノーマルポロに比べてやや引き締まっている。スプリング、ダンパー、アンチロールバーなどがGTI専用のスペックとなっていて、車高も10mm低い。とはいえ不整路でぴょこぴょこ跳ねるような低級な動きは見せず、快適な乗り心地を保っている。日本仕様はアクティブダンパーを用いるスポーツセレクト仕様が標準装備のため、ドライバーはスイッチ操作でダンパーの特性を「ノーマル」と「スポーツ」の2種類から選ぶことができる。そのダンパー特性を含むエンジン、トランスミッション、ステアリングの特性の組み合わせを「ノーマル」「スポーツ」「エコ」「インディビジュアル」の4種類から選ぶことができる。

ただしどの項目も振れ幅は控えめなので劇的に変化するわけではない。豹変までいかなくてもいいからもう少し明確に変化してくれたほうがわかりやすいとは思うが、この種のドライビングプロファイルについては、切り替えられるクルマよりも開発陣が自信をもって総合的に最良と思われる設定をひとつに決めているクルマのほうが好きだ。ノーマルのままハイペースで走ってみたが、乗り心地がよいわりにコーナーの連続でも安定しているのだが、ノーマルのポロもよかったことを思うと、特性を変えられる電子制御のおかげというより、そもそものMQB(VWの新世代プラットフォーム)の素性のよさによるものだろう。

いつでもどこでも誰でも受け止めてくれる

ミニサーキットで感じたのは、シャシー性能が動力性能を上回っているなということ。アクセルやブレーキを目いっぱいハードに扱ってもボディはみしりとも言わずに受け止めてくれた。加減速による姿勢変化も非常にマイルドなので怖さがない。だれでもうまく走ることができるので、もしかしたら腕自慢には物足りないかもしれない。が、広く販売するクルマとしては理想的だ。冒頭に「絶対的パワーは2リッターターボとしては目立つものではない」と書いたが、コーナーが連続するミニサーキットではこの絶対値を追求しない特性こそが役立ち、どの速度、エンジン回転にあっても、2速でも3速でもアクセルを踏めば鋭い加速力を得られた。まさにスイートなゾーンが広い。

こうした走りの実力が、ポロがもつ実用性や安全性をまったく失うことなく得られることがGTIの価値といえよう。弘法は筆を選ばないが、ポロGTIは乗り手を、場面を、用途を選ばない。かつて初代ゴルフGTIはホットハッチと呼ばれたが、ポロGTIはむしろクールハッチと呼ぶのがふさわしい気がする。

スペック

【 ポロ GTI 6AT(DCT) 】
全長×全幅×全高=4075×1750×1440mm
ホイールベース=2550mm
車両重量=1290kg
駆動方式=FF
エンジン=2.0L直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=147kW(200ps)/4400-6000rpm
最大トルク=320Nm/1500-4350rpm
トランスミッション=6速AT(DCT)
使用燃料=プレミアムガソリン
0-100km/h加速=6.7秒
JC08モード燃費=16.0km/L
タイヤサイズ=前後215/45R17
価格=344万8000円


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