パスワード再発行
 立即注册
検索

新型BMW Z4はトヨタコラボの突然変異。スープラと2択も悩ましい!?

2018-11-16 07:00| post: biteme| view: 167| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:BMWジャパン

摘要: 初代&2代目Z4の大人びた走りとはまったく違う 正直ビックリだ。先日リスボンで乗ってきた新型BMW「Z4 ロードスター」である。そもそもZ4は、やや古典的スタイルのコンパクトオープン「Z3」の進化型として登場。モダ ...

新型BMW Z4はトヨタコラボの突然変異。スープラと2択も悩ましい!?

初代&2代目Z4の大人びた走りとはまったく違う

正直ビックリだ。先日リスボンで乗ってきた新型BMW「Z4 ロードスター」である。そもそもZ4は、やや古典的スタイルのコンパクトオープン「Z3」の進化型として登場。モダンでマッチョな大胆スタイリングが特長で、特に上半身ムキムキのギリシャ彫刻のようなフロントデザインに好き嫌いが分かれた。個人的には好きで、数年前まで小沢は中古の2.2L版に乗っていたほど。正直、かなり遅かったけど(笑)。

乗り味はやっぱりBMW。全長4mちょいと短い分、軽くスポーティに走ったが、全体のフィールや加速感はベースとなった当時の3シリーズのテイストが色濃く残る。切った方向に吸い込まれるように曲がるステアリングに、吸い付くようなブレーキ。正統派のクールなスーツをドレス化したような2シーターオープンだったわけだ。

ところがその後2代目を経て、今回登場した3代目はかなり違う。スタイリングはまさにZ4! いかにも直6エンジンを縦に積んでいるような長いフロントノーズに、分厚くイカつくなったキドニーグリル、ライトは縦長化して中のLEDリングまで縦に並び、サイドの2本ラインは初代&2代目のような尻すぼみ型ではなくスクエア型に。同時にテールは横広のデカ尻系になったものの短さは健在。

過激インテークが付いたバンパーも含め、やや劇画調にワイルド化したものの、基本、今までの進化形と捉えて貰っていいはず。

だが走りの味は相当違う。今までのBMWセダンのエッセンスを凝縮したような大人びたスポーツカー風味じゃないのだ。

ショートホイールベース、ワイドスタンス、低重心設計

開発を担当したプロジェクトリーダーのAndreas Edererは言う。「今まではクルージング向けでしたが、今回はよりダイナミックでスポーティです」。

そこに最大のミソがある。実はこの世代からZ4は初めてトヨタと共同開発された。中でも大きいのは完全新作された骨格プラットフォームで、そこで重要なのが各部の寸法。全長4324×全幅1864×全高1304mmは85mm長く、74mm広く、13mm高くなってるが問題はそこじゃない。キモは26mm縮められたホイールベースと98mmも広げられたフロントトレッド、低められた重心と1405kg(20i)と軽量化されたボディにある。

特に重心位置は、開発途中に設計変更してまで低く、センター寄りにされたそうで、ホイールベースは初代より25mmも短い。

これは「トヨタ スープラ」側の開発責任者の多田哲哉氏の言う「ホイールベースは既存のトヨタ86より短い。クルマの旋回性能はホイールベースとタイヤ左右のトレッド幅の比で決まりますが、86、ポルシェはもちろん量産スポーツで最もクイックに曲がれるようになっている」の証言と合致する。

実際この効果が新型Z4にも現れているようなのだ。BMW側はトヨタ共同開発の効果とは絶対言わないけれど。

まず驚くのは乗り始めのステアリングフィール。スッと切るとスッと曲がる。そう言うと当たり前だが、その動きが今までに味わったレベルじゃないほど軽くてスムーズ。最初は正直軽すぎ? とも感じるがそれでも安定していて恐さがない。クリーミーだけど濃厚という不思議な生クリームのようなタッチだ。今までのBMWの味じゃない。

一方、加速感はとんでもないレベル。特に小沢がリスボンで乗ったトップモデルの「M40i」はBMWの伝家の宝刀とでも言うべき3L直6ターボ搭載。最大出力340hpに最大トルク500Nmというパワーで、車重こそ2Lモデルと違い1535kgと重めだが、より変速タイムが縮められた8速ステップトロニックと共にグイグイ引っ張る。

0-100km/h加速が4.6秒なのはもちろん、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでも遂に7分55秒台を記録したようで、ある意味リアルスポーツの仲間入りもしたわけだ。

BMWを買うかトヨタを買うか? という選択も悩ましい

実際リスボンのワインディングを走るとスピードに応じて見事にステアリングフィールが上がり、本当に操り易い。それでいて同時に乗り心地、静粛性を含め、快適さは全域で上がってる。

さらに面白いのはイマドキな実用性とハイテク度で、トランクは全長が伸びたこともあって、281Lに拡大。それもコンパクト収納が可能な布幌なので屋根を開けても閉めても容量に変化なし。

インターフェイスはこの世代から新しいオペレーティングシステム7が採用され、横長10.25インチのセンターモニターは5つの階層で自由自在に操れるほかメーターパネルは遂に完全液晶メーターに。今までのように右タコメーター、左スピードメーターのリングがなくなり、真円表示でなくなった。遂にBMWもこういうデザインを使う時代か! と妙な感慨も味わえる。

まさに今までのBMWの皮を破った! とも言える新時代の軽く濃密で使えるオープン2シーター。とはいえ価格的には兄弟車のトヨタ スープラの方がブランド的に安くなるはずで、多少の走りのテイストの違いはあれどそっちに乗る方がオトクっちゃオトク。

BMWバッジの元でこの新BMWコラボ風味を味わうべきか、あるいはトヨタバッジの元で味わうべきか。こりゃ悩みますな。その時々のお財布具合にもよりますが(笑)。

スペック

【 BMW Z4 sDrive 20i 】
全長×全幅×全高=4324×1864×1304mm
ホイールベース=2470mm
車両重量=1480kg(EU)
駆動方式=FR
エンジン=2.0L 直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボ
最高出力=145kW(197ps)/4500-6500rpm
最大トルク=320Nm/1450-4200rpm
トランスミッション=8速AT
使用燃料=プレミアムガソリン
欧州複合サイクル燃費=6.1-6.0L/100km
0-100km/h加速=6.6秒
最高速度=240km/h
サスペンション=前:ダブルジョイントストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前:225/50R17、後:255/45R17
車両本体価格=4万6450ユーロ(約600万円)~

【 BMW Z4 M40i 】
車両重量=1610kg(EU)
駆動方式=FR
エンジン=3.0L 直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボ
最高出力=250kW(340ps)/5000-6500rpm
最大トルク=500Nm/1600-4500rpm
トランスミッション=8速AT
使用燃料=プレミアムガソリン
欧州複合サイクル燃費=7.4-7.1L/100km
0-100km/h加速=4.5秒
最高速度=250km/h
サスペンション=前:ダブルジョイントストラット式
        後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前:255/40ZR18、後:275/40ZR18
車両本体価格=6万3750ユーロ(約820万円)~

※欧州参考値


さようなら

なるほど

共感した

ありがとう

相关分类

Archiver|携带版|BiteMe バイトミー

GMT+9, 2025-1-18 10:55 , Processed in 0.842787 second(s), 17 queries .

Powered by Discuz! X3.5

© 2001-2025 BiteMe.jp .

返回顶部