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ニスモのEVレーシングカーにちょい乗り。フォーミュラEは将来の日本人起用も視野

2018-12-6 11:50| post: biteme| view: 965| コメント: 0|著者: 文:塩見 智/写真:日産自動車

摘要: ニスモEVレーシングカーと日産フォーミュラEマシンが揃い踏み いろいろあってワイドショーも連日その名を連呼する日産自動車。同社のモータースポーツ活動を担うニスモが手がけたEVレーシングカーのリーフニスモRC_0 ...

ニスモのEVレーシングカーにちょい乗り。フォーミュラEは将来の日本人起用も視野

ニスモEVレーシングカーと日産フォーミュラEマシンが揃い踏み

いろいろあってワイドショーも連日その名を連呼する日産自動車。同社のモータースポーツ活動を担うニスモが手がけたEVレーシングカーのリーフニスモRC_02と、15日にサウジアラビアの市街地サーキットで開幕するFIAフォーミュラE第5シーズンに日本メーカーとして初めて参戦する日産e.damsのマシンのメディア取材会が12月1日、翌日からのニスモフェスティバルに先駆けて開かれた。リーフニスモRC_02はメディアに試乗が許され、富士スピードウェイドリフトコースで試乗した。

リーフニスモは市販リーフとは別物のツインモーター4輪駆動

リーフニスモRC_02は、日産のモータースポーツ活動を担うニスモが開発。ヘッドランプ、リアコンビランプ、フロントグリルまわりなどに市販車のリーフを想起させるスタイリングが採用されているが、全長4546mm、全幅1942mm、全高1212mm、ホイールベース2750mmというロー&ワイドのディメンションからもわかるように中身はリーフとまったくの別物だ。

モノコックとサブフレーム(前後共通のものを向きを変えて使用!)はカーボン製で、市販リーフにも採用されるEM57モーターが前後アクスルに1個ずつ組み込まれ、4輪を駆動する。各モーターの最高出力は120kWで、システム最高出力は240kW、同最大トルクは640Nmに達する。車両重量は1220kg。0-100km加速3.4秒だが、これは市販タイヤによるもの。最高速は220km/hに制限されている。

開発ドライバーの松田次生氏によるウォームアップを兼ねたデモランが行われた後、2台のマシンを使って各メディアが試乗した。ドアを開け、幅広いサイドシルを乗り越えて低く設定されたバケットシートに座る。シートポジションを合わせ、4点式シートベルトを締めてもらう。乗り込みにくいが、入ってしまえば狭いわけではない。視界も良好。ステアリングホイールには多数のスイッチと液晶画面があり、ウインカーやワイパーなどを含めほとんどの機能をステアリングスイッチで操作する。

ステアリングスイッチにあるダイヤルセレクターでDを選んでスタート。市販リーフ同様、あっさりスタートできる。市販リーフは静かだが、リーフニスモRC_02はアクセルのオンオフに連動してギアのバックラッシュ音がけたたましく車内に響き渡る。EV特有のヒューンという高周波音のボリュームも大きい。

ハイパワーを発揮するマシンだが、我々の試乗時にはパワーを絞った状態にしてあるそうで、ストレートでアクセルを深く踏んでも加速力自体はびっくりするほどではない。ただしレスポンスはウルトラレスポンシブ。アクセル操作が即座に挙動となってあらわれる。市販リーフはアクセルオフで発生する強い回生ブレーキを利用したワンペダルドライビングが売りのひとつだが、リーフニスモRC_02はさほど回生ブレーキが強い設定にはなっていない。開発者によればその辺りはいかようにもセッティングできるという。

低く座ったドライバーの背後に駆動用バッテリーが置かれる構造で、前後オーバーハングには重量物はない。前後重量配分は50:50。レーシングカーとして理想的なレイアウトによってほとんどロールせず、非常に素直なハンドリングを楽しむことができた。ただしハイパワーに対しタイヤのグリップ力が十分ではなく、乱暴で大雑把なステアリング操作や減速をするとズリズリ滑る。

ドリフトコース2ラップの試乗はあっという間で、マシンの特性を知るには至らなかったものの、変速による加速の途切れが一切ないEVのなめらかな加速を思う存分に味わうことはできた。

日産によれば、リーフニスモRC_02はレーシングカーという触れ込みではあるものの、現時点で出場するカテゴリーがあるわけではなく、ワンメイクレースが行われる予定もない。あくまでEVの可能性を幅広く知ってもらうために各地でデモランや試乗会などを行う予定。このマシンを使ったプロドライバーによるなんらかのレースがあっても面白いのではないだろうか。また公平なレギュレーションを決めるのが難しいとは思うが、従来の内燃エンジンで走るレーシングカーとの勝負も見てみたい。

フォーミュラEで生きる日産のノウハウと将来の目論見とは

この日はフォーミュラEマシンのデモランも実施された。日産はこれまでグループのルノーを引き継ぐかたちで今シーズンからフォーミュラEに参戦する。ルノー同様フランスのレーシングチームであるe.dams(往年のF1ドライバーも創設者のひとり)をパートナーとしての参戦。日産は今回、チームの株式を35%取得、深くチームに関わる。ドライバーはフォーミュラEが創設された2014-15シーズンから参戦するセバスチャン・ブエミ(15-16シーズンチャンピオン)と新人のオリバー・ローランド。スーパーGTで活躍する高星明誠がリザーブドライバーとしてスタンバイする。

「今シーズンから参戦するのはなぜか?」との質問に対し、日産のルー ドゥ・ブリース常務執行役員は「レギュレーションが変わり、途中の車両交換がなくなったというのが大きい。この変更によってエネルギーマネジメントの優劣が出やすくなる。そうなればバッテリーの温度管理をはじめ、長年EVを量販してきた日産のノウハウが活かせるはずだ」と回答。レースメカニックなどはパートナーのe.damsが担うが、限られた電力を効率よく使うため、日産からソフトウェアエンジニアなどを派遣するという。またニスモの片桐隆夫CEOは「日本ではまだまだフォーミュラEの知名度が低い。日産の活躍によって知名度を上げ、将来は日本でのレース開催や日本人ドライバー起用の可能性も目指していきたい」と語った。


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