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新型マツダ3雪上試乗 クルマ作りにおいて重要なのは「骨盤」だった!?

2019-3-14 07:00| post: biteme| view: 648| コメント: 0|著者: 文:小沢 コージ /写真:マツダ

摘要: 運転するときは骨盤が立っていたほうがいいという理論 新型「マツダ3」は昨年のLAショーでデビュー。プレスラインを使わない、面で見せるスタイリッシュなデザインで話題をさらった。デザインだけでなく、次世代プラ ...

新型マツダ3雪上試乗 クルマ作りにおいて重要なのは「骨盤」だった!?

運転するときは骨盤が立っていたほうがいいという理論

新型「マツダ3」は昨年のLAショーでデビュー。プレスラインを使わない、面で見せるスタイリッシュなデザインで話題をさらった。デザインだけでなく、次世代プラットフォーム「スカイアクティブビークルアーキテクチャー」や新世代ガソリンエンジン「スカイアクティブX」などを初採用。今後のマツダの10年を占う大ネタでもあるのだ。はたしてどんな走りなのか? 待望の試乗会はまさかの雪上ではあったが、小沢はワクワクして北海道・剣淵にあるマツダのテストコースへ飛んだ。

そこで待っていたのは独自思考回路で知られる操安のプロフェッショナル、ムッシーこと虫谷泰典さんの不思議講座。「なんとなくみんなが考えていたことで、クルマはやっぱり骨盤だよねと言う話になったんです」。ときおり妙なことを言い出すマツダがまたまた不思議セオリーを見つけちゃったようだ…。「運転時もすべて骨盤は立たせた方がいい。そうすることで人間は本来のバランス保持能力で歩くように運転できるんです」。

そもそも人が二足歩行できるのは不思議で、歩行中一瞬片足になるのになぜ倒れないのか、それは「人間にはそもそもバランス保持能力があり、右足左足と体重移動するたびに骨盤が逆に動いてバランスを取っている」のだそうだ。うーむ、わかるような、わからんような?

そして、「骨盤を立った時と同じ角度か、寝かせても20度までだとバランサーとしての機能を正しく発揮する」とか。確かにホントっぽい話。そんなことから始まったのがムッシー流ナゾ実験第1弾、骨盤ズラし運転!

ナゾ実験で骨盤センサーを生かしたセッティングを体験!?

新型マツダ3に乗り、腰をシートバックにピッタリ付けた状態と、ヤンキー兄ちゃんの如く腰をズラして座った状態にして走りを比べてみる。路面は滑りやすい雪上路。腰をピッタリ付けて走った時は、タイヤの微妙な滑りや横G変化を絶妙に素直に感じ、ステアリングを無駄に切らずに済むが、ヤンキー座りだとどうにも反応が遅れて無駄に切り過ぎたり、最悪カウンターステアを切るハメになる。

アクセル&ブレーキもなにかと遅れて踏み過ぎ、そして緩めてのバタバタ運転になる。明らかに人のセンシング&レスポンス能力が落ち、さらに旧型と乗り比べると新型マツダ3のシートは明らかにお尻上のシートバック形状、固さが違って骨盤をしっかり支えてくれているのに気づく。「それが骨盤をちゃんと立てて運転出来ているということなんです」。

お次のムッシー講座第2弾はさらにヘンテコ。助手席シートを外し、腰がグラグラになる「ながらウォーク」というイスを取り付けたテスト車に乗り込む。そのグラグラシートに座って時速10km以下の超低速運転を体験する。新旧2台を乗り比べたがこれまたビックリ。一台は同じ「ながらウォーク」上でありながら腰がグラグラし、もう一台はなぜか安定。どちらも基本的な運転レベルに違いはなく、違いは主にフロントサスのセッティング。前者はショックを減らしたい余り、フロントサスに無用な緩衝材を入れ、衝撃が0.04秒遅くボディに伝わる設定で、そのせいで人が挙動を予測出来ずにバランスを崩してしまうとか。

「良かれと思って足回りを柔らかくし過ぎると逆に人間のバランス保持能力をジャマする。入力がガツッと入った瞬間に前後輪にドンドンと振動が入って来る方がいいんです」。これが骨盤センサーを生かしたセッティングということであり、新型マツダ3は単純にボディや足回りをしっかり作っているだけでなく、人間の感性に忠実なセッティングがなされているのだ。

新型マツダ3の第一印象はすべてがワンランク上った感じ

さらに面白いのがもう一人のマツダが誇る独自発想エンジニア、制御のオーソリティ、梅津大輔さんによる次世代GVC(G-ベクタリング コントロール)あるなしテスト。

梅津さんはGVCの開発責任者。GVCとは一体なにかというと、コーナリング中に人がほとんど感じられない極小減速Gを発生させることで舵の効きを良くするというもの。これ自体オザワにとって広島自動車オカルトと呼びたいナゾ技術で、G変化はまったく感じないのに不思議とハンドルの効きが変わってくる。そして新型マツダ3はこれをさらに進化させたGVCプラスを採用。コーナリング中のターンアウトの瞬間に旋回外側のフロントタイヤに減速Gを発生させ、コーナリングの収束を良くするという。

このほかターンイン、ターンミドルと細かい最適制御を行っているのだが、これまたG変化は感じられないのにステアリングが確かに落ち着き、挙動もすっと収まる。まさしく続マツダオカルト! キツネに化かされているような不思議ハイテクなのだ。

最後に新型マツダ3全体の印象を。まだ詳しい馬力や構造が公開されてないが、エンジンのパワー感はもちろん、ステアリングのどっしり感、クッキリとしたセンター保持感、乗り心地、振動入力、静かさすべてがワンランク上がっているのがわかった。なによりクルマとの一体感が増し、感覚的には手の皮がまた1枚薄くなったような、それくらいのフィールを感じる。単純な技術レベルアップ以上に、人間の感覚により近い自然なフィードバックが返ってくるのだ。

実は原稿書きでも料理でも、なにが核かをハッキリと認識してから作ると別物になるものは多く、ペペロンチーノ1つとってもアルデンテやニンニクの扱いをハッキリ理解して作ると相当旨くなる。今回ムッシーがこだわった「骨盤」。骨盤をシートでしっかり支えることは何十年も前から言われていた自動車づくりのセオリー。そこにどこまで深いレベルで認識し、どこまで広げて作り込むか。新型マツダ3はそこをしっかりと仕上げてきた。

ということで、クルマのしっかり感がよくわかる雪道でそのレベルアップの一面をのぞかせた新型マツダ3。早いところ街中や高速道路、ワインディングでガンガン走らせてみたいぜ! って気分にさせてくれたのであーる。

スペック

【 スカイアクティブG 2.5(セダン・北米仕様) 】
全長×全幅×全高=4662×1797×1445mm
ホイールベース=2725mm
駆動方式=FF
エンジン=2.5L 直列4気筒DOHC直噴ガソリン
最高出力=139kW(186hp)/6000rpm
最大トルク=252Nm/4000rpm
トランスミッション=6速AT
使用燃料=ガソリン
EPA複合燃費=12.8km/L
サスペンション=前:マクファーソンストラット式
        後:トーションビーム式
タイヤサイズ:前後:215/45R18
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