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ダンロップのエナセーブRV505はスポーティな特性を持つ新型ミニバン専用タイヤ

2019-5-10 10:00| post: biteme| view: 317| コメント: 0|著者: 文:竹町 昭男/写真:住友ゴム工業

摘要: スポーツタイヤのようなデザインで安定性と耐偏摩耗性を向上 ダンロップのミニバン向け新型タイヤ、エナセーブRV505がデビューした。新型の発表会はダンロップのテストコースがある岡山県津山市で行われた。アンベー ...

ダンロップのエナセーブRV505はスポーティな特性を持つ新型ミニバン専用タイヤ

スポーツタイヤのようなデザインで安定性と耐偏摩耗性を向上

ダンロップのミニバン向け新型タイヤ、エナセーブRV505がデビューした。新型の発表会はダンロップのテストコースがある岡山県津山市で行われた。アンベールされた新型を見てちょっと驚いた。スポーツタイヤのようなデザインだ。

ダンロップは「事故のない毎日を作りたい」を新ブランドメッセージとして掲げている。そして、ユーザーがいままでのタイヤとの違いを実感できるニューモデルの開発を目指しているという。

2010年のラベリング制度発足時、ミニバン向け低燃費タイヤ開発は難しいと言われる中で、ダンロップだけが低燃費基準をクリアできるミニバン専用のRV503を2008年に先行デビューさせていたことは記憶に新しい。その後、各社からミニバン用低燃費タイヤが数多く誕生した。ダンロップはコンパウンドを改良したRV503スターや、パターンデザインなど全てを刷新したRV504をリリースしてきたが、新型RV505の放つインパクトは強力だ。

なぜスポーツタイヤに近いデザインを採用したのか。一つは安定性を引き上げるため。車高の高いミニバンは横風やカーブでふらつきやすい。乗車人数が多くなれば、さらにふらつきやすくなる。多人数乗車時も安全に安定してドライブできる特性を目指した点がまずひとつ。

もう一つは耐偏摩耗性の向上。ダンロップは毎年4月8日に実施する「タイヤの日」をはじめ全国でタイヤ点検を実施している。もちろんミニバンを含め数多くのクルマ、廃タイヤなどをチェックしているが、ミニバンタイヤの半数以上がショルダー部の偏摩耗で早めに交換されていた。RV505のパターンデザインは、ショルダー部の偏摩耗改善が大きな目的のひとつといえる。

ではスポーツタイヤをミニバンに装着すれば全て解決するのでは? というと、それは間違い。剛性が高まりふらつきは抑制できるが、乗り心地やノイズが悪化、転がり抵抗も増大する。外側だけでなく内側にも発生するミニバン独特の偏摩耗対策をしていないなど、単にスポーツタイヤにすればいいわけではない。

丸い接地形状で乗り心地を、ピッチ配列の最適化で静粛性も向上

パターンデザインの進化を見ると、RV503時代は大小合わせてなんと7本の縦溝があった。RV504では縦溝4本に減少。RV505はタイヤ幅215以上が縦溝3本、タイヤ幅205以下は2本と激減している。接地面内の溝とブロックの比率は、溝を5%減らしてブロックを拡大。接地部分の横剛性を高め、操縦安定性と耐摩耗性を引き上げる方向で作り込んだことが把握できる。

一方でピッチ個数は増やしてブロックの前後剛性はダウンさせた。接地形状は丸く仕上げ、乗り心地や静粛性とのバランスを取っている。このあたりがスポーツタイヤとは決定的に異なる点であり重要なポイントだ。

サイドウォールは変形を全体的に受け止める形状に変更。内部の高剛性部材を長くして強化。コンパウンドも全面刷新するなど多種多様な点が進化した。総称してRV505の新技術は「FUNBARI TECHNOLOGY(ふんばりテクノロジー)」と名付けられた。果たして乗り味はどうなのか。

高速域や多人数乗車時の操縦安定性を重視したタイヤ

ダンロップのテストコースで新旧比較を実施する。クルマはアルファード、タイヤサイズは235/50R18、4名乗車プラス40kgの荷物を積んだ状態だ。RV505で走り出すと、固めながらすっきりとした乗り心地が味わえる。ロードノイズやパターンノイズも小さい印象。高速直進から操舵初期の応答で、タイヤのしっかり感が伝わってくる。

新型は縦方向のブロックエッジに1mmの「プラスリブ」を付けた。横方向の荷重がかかってブロックが変形したときに接地してグリップを引き上げる新技術だ。プラスリブの効果もあって、多人数乗車時のレーンチェンジやコーナリング時のシュアなハンドリングが実感できる。

旧型のRV504は、高速直進はまずまずだが、切り始めの応答が鈍く挙動が遅れがち。手応えがゴム質で挙動の遅れを予測して操舵する必要がある。RV504のデビュー時、インチアップサイズの剛性が適度だったことを思い出した。純正サイズで積車状態を考えると、RV505のメリットは大きい。

一般道はトヨタ ノア、スズキ スペーシア、VWトゥーラン、ルノー カングーでRV505を試乗した。すべて純正サイズで標準空気圧の設定。マッチングが良かったのは輸入車の2台だ。固めでダンピングが良くフラットな特性が足回りにマッチしている。特筆すべきは静粛性。RV505のコンパウンドはマクロの剛性を上げながらミクロには柔らかい特性を追求したという。つまり路面の当たりや表面のザラザラはソフトに受け止め、ロードノイズやパターンノイズを抑制しつつ、コーナリング時のブロック変形を小さくしている。この効果によって、静かさと快適なハンドリングが両立できている。

一方、国産2車とのマッチングは大きな路面凹凸で上下方向の固さを感じる。しっかりしたスポーティな感触と言い換えることもできる。ソフトな乗り心地を期待する場合はほかの選択肢がありそうだ。RV505は、高速域や多人数乗車時の操縦安定性を重視したタイヤといえるだろう。

パターン剛性の向上やコンパウンドの改良で耐偏摩耗性は53%向上した。ラベリング制度の転がり抵抗は全サイズがAAであり低燃費性も優秀。発売は6月1日。スポーティな特性を好み、多人数乗車でロングドライブを楽しむユーザーに推奨したい。

サイズ展開

13~20インチ
155~245幅
35~70シリーズ
全48サイズ


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