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ジムニーをかわいいだけで選んでいいのか実際に乗って考えてみた

2019-5-6 09:00| post: biteme| view: 137| コメント: 0|著者: 文:伊藤 梓/写真:小林 俊樹

摘要: わざとらしさのないジムニーのデザインは女の子ウケがいいはず 「ジムニーを好きにならない女の子はいるのだろうか?」面と向かってみてあらためてそう思う。とくに若い女性にとっては、このジムニーのデザインはそ ...

ジムニーをかわいいだけで選んでいいのか実際に乗って考えてみた

わざとらしさのないジムニーのデザインは女の子ウケがいいはず

「ジムニーを好きにならない女の子はいるのだろうか?」

面と向かってみてあらためてそう思う。とくに若い女性にとっては、このジムニーのデザインはその感性にぴったり合う気がするのだ。わざとらしい可愛さではなく、四角くて、シンプルで、それがおしゃれ。最近の女の子たちは小物などに凝った可愛いものを選ぶ人も多いが、服装は意外とシンプルだったりする。もし、クルマも”着こなす”としたら、ジムニーはぴったりはまると思うのだ。実際に私のまわりでも「ジムニーかわいい」と口にする友人は多い。

私も経験があるが、女性というのは一度何かを好きになると、瑣末(さまつ)なことは気にならなくなって、すべて丸ごと愛する傾向がある(ただその反面、嫌いになるとすべてが嫌になることもあるが…)。ジムニーも「かわいい!」と一目惚れして購入したら、きっとデザイン以外のあれやこれやは気にならなくなるだろう。私も以前はそうだったが、普通の女の子はスペック表なんて見ないのだ。

でも、多少なりとも「クルマを運転する楽しさ」を知った私としては、女性にもデザインだけではない、クルマの素敵なところを知ってもらえたらいいなと思っている。そこで「かわいい!」でクルマを選んでも、その後にあれやこれやが見えてきて嫌いにならないよう、ちょっとしたアドバイスができればと思う。

パワーに余裕が欲しいかも

今回お借りしたのは、ジムニーのXCという上級グレードで4速ATモデル。最初に走り出したときに感じたのは、ふわふわと路面をなめるような乗り心地の良さ。その次に印象に残ったのは「遅っ!」だった。「軽自動車だから当たり前じゃないか」と言われそうだが、ほかの軽自動車と比べてみても遅く感じる。

軽自動車には馬力自主規制があり最高でも64psなのだが、ジムニーもその例に漏れず64ps。「パワーは変わりないのになぜ?」と思いスペック表を見てみると、ジムニーの車重は1040kgと重いことに気づいた。たとえば、最高出力と最大トルクがほぼ同じハスラーの4WDとジムニーを比べると170kgも重い。軽自動車でのこの重さの違いはかなり大きいはず。

また高速道路では、ずっとアクセルを奥まで踏んでいなければいけないので、長距離はちょっと疲れるかもしれないと感じた。クルーズコントロールもあるので(XCにのみ装備)、それを作動すれば多少は楽になるかもしれないが、エンジンが「うわーん」と頑張っている音は、徐々に疲労を蓄積していく。おじさまたちにとっては「パワー使い切る感じがいいんだよ」という意見もあると思うが、女性は何事も余裕があることに安心すると思うのだ。

せっかく気に入っても安心出来ないのはツライ

そう考えると、女性にとってはジムニーよりもパワーのある1.5Lエンジンを搭載する「ジムニー シエラ」の方がしっくりくるのかもしれない。そもそもジムニーは、見た目は従来のモデルらしく無骨な感じは残るものの、室内は静粛性が高くて軽自動車っぽさを感じさせないし、インテリアもこだわりがあるデザインだったり、触ってみた感触はどこもモダンにまとめられている。そうすると、軽自動車のパワーのないエンジンだけが少し取り残されてしまっているような気がしたのだ。

シエラとジムニーの違いはそのエンジンとタイヤの上に張り出すオーバーフェンダーくらいで、それ以外の見た目とか内装などほとんど一緒。オーバーフェンダーがいやと言われてしまったらジムニー一択なのだが、シエラの見た目を受け入れることができるのであればシエラをおすすめしたい。トータルバランスでみると、より違和感なく自然だと感じられるのはシエラなのではないかと思った。

若い人たちは「古いものは古いもの」と割り切って楽しめるところがあるが、それが「モダンなもの」だと感じたら、とことん利便性や効率などを考えはじめる。新型ジムニーは、どちらかと言えば「古さ」ではなくやはり「新しさ」を感じるモデルだ。だからこそ、バランスの整ったジムニー シエラの方が期待を裏切らず長く付き合えるモデルになる気がする。

「価格はどうなんだ」と言われたら、それはジムニーの方が価格は安いし軽自動車なので維持費も安い。それでも、私は「ずっと乗り続けたい」と思う気持ちを優先したい。せっかく「かわいいクルマ」を見つけて買ったとしても、車線の合流でいつもドキドキしたり、なんだか長距離移動が疲れるから遠出は嫌と、クルマに積極的に乗る機会が減っていくのは寂しいことだ。

「運転に自信がないから」と小さい軽自動車を買う女性が多いが、本当は女性にこそ、軽自動車ではないクルマに乗って、その安心感や楽しさを知ってもらいたいと思う。そんな思いから若い人や女性にはジムニー シエラをおすすめしたいと思った。

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伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。

スペック

【 ジムニー XC 4WD(4AT) 】
全長×全幅×全高=3395×1475×1725mm
ホイールベース=2250mm
車両重量=1040kg
駆動方式=パートタイム4WD
エンジン=660cc直列3気筒DOHCターボ
最高出力=47kW(64ps)/6000rpm
最大トルク=96Nm/3500rpm
トランスミッション=4AT(副変速機付)
使用燃料=レギュラー
サスペンション=前後:3リンクリジットアクスル式コイルスプリング
タイヤサイズ=前後:175/80R16
WLTCモード燃費=13.2km/L
車両本体価格=184万1400円

【 ジムニーシエラ JL 4WD(4AT) 】
全長×全幅×全高=3550×1645×1730mm
ホイールベース=2250mm
車両重量=1090kg
駆動方式=パートタイム4WD
エンジン=1500cc直列4気筒DOHC
最高出力=75kW(102ps)/6000rpm
最大トルク=130Nm/4000rpm
トランスミッション=4AT(副変速機付)
使用燃料=レギュラー
サスペンション=前後:3リンクリジットアクスル式コイルスプリング
タイヤサイズ=前後:195/80R15
WLTCモード燃費=13.6km/L
車両本体価格=201万9600円


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