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走り、乗り心地ともに改善されたメルセデス新型CLAだが全幅のワイド化は気になる

2019-4-28 12:00| post: biteme| view: 398| コメント: 0|著者: 文:島下 泰久/写真:メルセデス・ベンツ日本

摘要: ワイド&ロー感が大幅に強められた まず目をひくのは、やはりそのデザインだ。先代メルセデス・ベンツCLAが厚い支持を集めた一番の要素は、新型ではどのように進化を果たしたのか。プロポーションの美しさこそ、最初 ...

走り、乗り心地ともに改善されたメルセデス新型CLAだが全幅のワイド化は気になる

ワイド&ロー感が大幅に強められた

まず目をひくのは、やはりそのデザインだ。先代メルセデス・ベンツCLAが厚い支持を集めた一番の要素は、新型ではどのように進化を果たしたのか。プロポーションの美しさこそ、最初に触れるべきだろう。先代のやや頭でっかちな印象は無くなり、フォルムは伸びやかに。実際、全長は48mm伸ばされて4688mmにまで達している。実はこれ、同じ本国仕様の数値でCクラスをわずか2mmとは言え上回る大きさだ。

同時にノーズ前端も約50mm下げられているといい、ずいぶんバランスが取れた印象である。全幅も一気に53mm広げられて1830mmにまで成長した。見たところ、もっとも張り出しているのはリアフェンダー。これもまたフロントに寄っていたボリューム感を、うまく分散させることに繋がっている。一方で全高は2mm下げられているから見た目のワイド&ロー感は大幅に強められた。

そしてシンプルなサーフェスだ。兄貴分たるCLSから採用されたメルセデスの最新のデザイン言語“センシュアル・ピュアリティ”に則り、ボディ表面からはキャラクターラインの類が可能な限り削ぎ落とされている。代わりに滑らかな曲面を描くボディに映り込む光によって、陰影が浮かび上がってくるのが、その特徴。だから室内と屋外ではまったく違った表情を見せるのだ。

インテリアは上級モデルと遜色ないクオリティ

インテリアも、外観に負けじと華やか。大型TFTディスプレイを2枚連結させたワイドスクリーンコクピット、ずらりと並ぶタービン形状のエアダクトなどは、やはり最新のメルセデス・ベンツに共通のデザイン要素。CLAではそれに滑らかな曲線、曲面で構成されたダッシュボードからドアトリム、ハイバック形状のフロントシートなどが相まって、より艶めいた雰囲気を醸し出している。クオリティも上々で、絶対的な広さ以外は上級モデルとの差を意識させない。

いや、その広さにしても新型はずいぶんゆとりが増している。全幅が拡大されたぶん特に肘周り、肩周りはスペースが増えているし、特に後席は、先代だと身長177cmの筆者はきちんとした姿勢で座るのは無理だったのが、何とか普通に身体を収めることができるようになった。寸法上はわずかな差だが、実際にはそれが大いに効いている。

元々広いラゲッジスペースは、容量を更に10L上乗せした。テールランプを分割式としたことでトランクリッドの開口幅が大きくなり、荷物の積み下ろしがしやすくなったのも有り難い。この手のクルマは扱う時の所作も気にしたいものだからだ。

ガソリンは歯切れよく、ディーゼルは静かで滑らか

今回は主に2種類の仕様を試乗することができた。まず走らせたのはCLA250 4MATIC。直列4気筒2Lターボエンジンは最高出力225ps、最大トルク350Nmを発生し、7速DCTが組み合わされる。これに19インチのタイヤ&ホイールを履き、可変ダンピングシステムを装着した仕様である。

ガソリンエンジンでは最上級のユニットだけに、動力性能には何の不満も無い。低速域からトルクがしっかりと出ており、しかもDCTとの組み合わせということもあって、市街地であっても歯切れ良く、そしてダイレクトな力感に満ちた走りを楽しめる。しかも回していくとなかなかの快音を響かせながらパワーを高めていくから堪らない。過給ユニット全盛の今、世に2Lターボエンジンはいくつもあるが、単なる出力発生機ではなく、こんな風に表情の変化を楽しませてくれるものは決して多くはない。

続いて試したCLA220dのディーゼルエンジンにも感銘を受けた。最高出力190ps、最大トルク400Nmというスペックから非常にトルキーなのは半ば想像通りだったが、それよりとにかく静かで滑らかなのだ。当然、ギア比は高く設定されているから巡航時のエンジン回転数は低く、尚更静けさが強調される。この余裕は他にはない魅力だ。しかも、この時期に出してくるエンジンだけに当然、2020年からのユーロ6d排ガス規制に完全対応するクリーンさも備える。日本には、すでにAクラスに搭載済みの基本設計を同じくする最高出力150ps、最大トルク320Nmという仕様のユニットを積むCLA200dを投入予定だという。こちらも期待していいはずだ。

走り、乗り心地は好印象。全幅のワイド化だけが気になる

フットワークも期待以上の仕上がりだった。ワイドな全幅に合わせた専用サスペンションはトレッドが広く、アンチロールバーが締め上げられていて、小気味良いコーナリングを披露する。それでいて乗り心地は、惚れ惚れするほどしっとり滑らかなタッチを実現しているから、高速巡航、ワインディング、市街地と、どんな場面でも様々なかたちで走りのよろこびを堪能できた。

正直なところ、先代の走りはメルセデス・ベンツというブランドへの期待値には届いていなかったが、新型は古くからのファンをも納得させるだけのものに仕上がっていると言っていい。

先進安全装備、運転支援システムなどは基本的に同じプラットフォームを用いるAクラスに準じる。つまり最高峰のSクラスにも匹敵する充実ぶりという意味である。MBUXも当然、搭載。特徴である音声入力が、より複雑な文節を理解できるようになるなどアップデートされているが、そちらはまずはアメリカ向けだけになり、他の地域には遅れての導入となりそうだ。

先代CLAは世界的に若いユーザーにアピールし、また他社のモデルからの乗り換えの割合も非常に大きかったという。日本でもその傾向は同様で、時期によってはAクラスとほぼ変わらない販売台数を稼ぐほどの高い人気を誇った。新型はデザインも走りもユーテリティもすべてが格段の進化を果たしているが、唯一ワイドになった全幅はユーザーを選ぶところかもしれない。果たして、市場はどんな判断を下すだろうか? 気になる日本での発売開始は2019年末から2020年初頭辺りになりそうだ。

スペック

【 CLA250 4MATIC 】
全長×全幅×全高=4688×1830×1439mm
ホイールベース=2729mm
駆動方式=4WD
エンジン=2.0L直列4気筒DOHC直噴ターボ
最高出力=165kW(225ps)/5500rpm
最大トルク=350Nm/1800rpm
トランスミッション=7速DCT
欧州複合モード燃費=6.7L/100km
使用燃料=プレミアムガソリン
※欧州参考値


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