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エクリプス クロス ディーゼルモデル試乗。ライバルより割高だがキャラに合った走りの良さは魅力的 ...

2019-7-25 07:00| post: biteme| view: 541| コメント: 0|著者: 文:河口 まなぶ/写真:篠原 晃一

摘要: デリカD:5と同じディーゼルエンジンを搭載 昨年、三菱自動車としては実に4年ぶりの新型車として登場したコンパクトSUV「エクリプス クロス」。これまでのラインアップは1.5L直4ガソリンターボ&CVTにFFもしくは4WDと ...

エクリプス クロス ディーゼルモデル試乗。ライバルより割高だがキャラに合った走りの良さは魅力的

デリカD:5と同じディーゼルエンジンを搭載

昨年、三菱自動車としては実に4年ぶりの新型車として登場したコンパクトSUV「エクリプス クロス」。これまでのラインアップは1.5L直4ガソリンターボ&CVTにFFもしくは4WDというものだったが、待望のディーゼルエンジン搭載モデルが加わった。

三菱自動車として久々の新型車であり、かつ人気カテゴリーであるコンパクトSUVということで期待されていたが、思ったほど販売台数は伸びず、2018年1~12月の販売台数ランキングをみると1万1592台で44位と、月平均にすると1000台は出なかったということになる。

それだけに今回のディーゼルモデルの追加は期待がかかる。国産でディーゼルモデルをラインアップするSUV、マツダ「CX-5」や「CX-3」などが存在感を放ち、輸入車SUVもディーゼル搭載グレードが人気だ。そうした背景を考えると、今回のエクリプスクロスへのディーゼル搭載は、SUV検討ユーザーであれば気になるところだろう。

搭載されるディーゼルエンジンは、2.2L直4ターボの「4N14」型というクリーンディーゼル。これは昨年大幅な改良を受けた「デリカD:5」に搭載されたものと同じものだ。この時にエンジンも大幅な改良を受けており、アイドリングストップ機構の採用や、新型インジェクターによって再始動時間を短縮している。さらにフリクションを従来比で27%も低減したほか、EGR領域を拡大してNOxも低減。また尿素SCRシステムを採用したことで、環境性能も向上させている。

このエンジンの最高出力は145ps/3500rpm、最大トルクは380Nm/2000rpm。これは従来から搭載する1.5L直4ガソリンターボの最高出力150ps、最大トルク240Nmと比べると、最高出力は5ps低いものの、最大トルクでは140Nmも高く、実に1.6倍のトルクを発生する。

そしてガソリンモデルに組み合わせられるトランスミッションがCVTなのに対し、このディーゼルには8速ATが組み合わせられるのが特徴。多段化によってローギアは約3%ローギアード化され、トップギアは約23%ハイギアード化、トータルで約27%もワイドになった。またギアの枚数が増えたことでクロスレシオなギア比となるため、燃費的にも動力性能的にも有利になった。

トルクフルなディーゼルと8ATの相性がいい

今回試乗した特別仕様車「BLACK Edition」について簡単に説明しておこう。その名の通り、フロントグリルがピアノブラックとなり、ドアミラー/前後スキッドガードプレート/サイドドアガーニッシュがブラックマイカでペイントされ、さらにアルミホイールもブラックとなる。黒を差し色としたことで、デザイン的にもグッと引き締まった印象を与えるエクステリアとなっている。

実際に走らせてみてすぐに結論が出た。エクリプス クロスは「ディーゼルモデルがベスト」ということだ。もちろんガソリンモデルも走りが軽快で気持ちよく、数多いコンパクトSUVの中においても悪くないレベルにあった。しかしながらこのディーゼルモデルで走り出すと「これはいい!」と感じるはずだ。特に好印象なのは走り出しと加速力で、380Nmもある最大トルクのおかげで、アクセルをほんの少し踏むだけで十分な加速をみせてくれる。

トランスミッションもいい。クロスレシオとなる8速ATによって滑らかな変速と小気味良い加速が味わえる。踏み込めばすぐにギアが2~3段落ちてレスポンスの良い加速をしてくれるし、意識せずとも比較的高いギアで走ってくれるため、燃費にも効くだろう。今回は高速道路を走れなかったが、8速あれば100km/h巡行でもエンジン回転は2000回転以下になるはずなので、静粛性にも貢献することは間違いない。

またこの8速ATのスポーツモードがいい。例えば、アクセルをパッとも戻した時にアップシフトを抑制することでエンジンブレーキを得つつ再加速しやすくするほか、逆に急にアクセルを強く踏み込んだ際には積極的にキックダウン。またブレーキ時の減速度が高い場合には、素早いダウンシフトを実施するなど、ドライバーの意図に沿った変速を行うため、より気持ちよく走れることができる。

130kg重くなった車重が有利に働いている

こうした制御と380Nmの大トルクを活かして、エクリプスクロスは爽快な走りも実現している。が、筆者が感じたこのモデルの真骨頂は、むしろ日常使いで感じる余裕と、低回転域で十分以上の伸びやかな加速だ。実際、普通に走っていて低いエンジン回転からアクセルを踏む足に力をわずかに込めるだけで、スウッと力が湧き上がる感覚はディーゼルならではのゆとりを感じる。そして普段の信号待ちからの加速でも、2000回転も回してあげればグーっと力強い加速をしながら、ギアが矢継ぎ早に変わっていく。決して無理をしてない伸びやかさがあるのだ。

さらに乗り心地やハンドリングに関しても好印象な面が多かった。ガソリンモデルに比べると、ディーゼル搭載による影響で130kg重くなるが、車両重量が増したことで乗り心地はゆったりとしたものとなり、これまでのガソリン車の軽快感とは異なる落ち着いた雰囲気となった。これによって車格がアップしたかのような印象も受ける。

ハンドリングはガソリンモデルと比べると鼻先が重くなった感じがあるが、これもむしろフィーリング的には有利に働いている。というのも、ハンドル操作をした時にフロント周りにしっかり感が生まれているからだ。もちろんスポーティに走らせた際には鼻の重さが気になるだろうが、普段使いでは全く気にならないレベルだ。

やはりライバルは手強いと言わざるを得ないが

こんな具合で特に走りに関して魅力的な部分が多いディーゼルモデルだが、ライバルと比べるとどうか? このクラスでディーゼルモデルを要するSUVはマツダの「CX-3」だが、比べると後席の広さなどではエクリプス クロスに軍配があがるし、エンジンのパワフルさでもエクリプス クロスが有利だ。

では特に売れているトヨタ「C-HR」やホンダ「ヴェゼル」と比べるとどうか。どちらもハイブリッドが主流となるため、燃費で不利だ。気になるのは同じエクリプス クロスのガソリンモデルと比べても、ガソリンは15km/Lなのに対してこのディーゼルは15.2km/Lと差がないところ。そして価格はガソリンモデルよりも約30万円高い。

車両価格をライバルと比べると、C-HRやヴェゼルのハイブリッドモデルは約260万円から300万円を切る辺りなのに対し、エクリプス クロスのディーゼルモデルは306万1800円~342万4680円と割高な印象で、価格面で見るとなかなか厳しいところもある。今回実際に乗ってみて、走りは悪くないどころかむしろ魅力的と感じたが、現実購入を考えると価格のハードルは高そうだ。

しかしながらディーゼルならではの気持ち良さは魅力的で、この点に惚れたならアリだと思う。燃費はハイブリッドにはかなわないが、ディーゼルは実燃費が良いし、ロングドライブでは足(航続距離)の長さも重宝するだろう。筆者は常々「SUVに乗るならディーゼルにすべし」と言っているが、SUVというクルマのキャラクターを考えると、トルクが太くてゆとりのあるディーゼルとの親和性は高い。その意味でも、エクリプス クロスに乗るならこのディーゼル搭載モデルがベスト! と言えるわけだ。

スペック

【 三菱 エクリプス クロス G Plus Package(4WD)※撮影車両 】
全長×全幅×全高=4405mm×1805mm×1685mm
ホイールベース=2670mm
最低地上高=175mm
駆動方式=4WD
車両重量=1680kg
エンジン=2.2L直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力=107kW(145ps)/3500rpm
最大トルク=380Nm(38.7kg-m)/2000rpm
トランスミッション=8AT
使用燃料=軽油
サスペンション=前:マクファーソンストラット式、後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前後:225/55R18
価格=340万3080円


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