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レクサス UXはかつてのクラウンやセルシオに代わる新しいプレミアム像を築くかもしれない ...

2019-7-22 07:00| post: biteme| view: 573| コメント: 0|著者: 文:伊藤 梓/写真:編集部

摘要: 熟成してきたレクサスブランドの新しいチャレンジのひとつ 「レクサス」といえば、日本ではクルマ好きでなくてもプレミアムカーブランドとして認識されていると思う。私の地元は田舎なのでクルマの認識も典型的だ。 ...

レクサス UXはかつてのクラウンやセルシオに代わる新しいプレミアム像を築くかもしれない

熟成してきたレクサスブランドの新しいチャレンジのひとつ

「レクサス」といえば、日本ではクルマ好きでなくてもプレミアムカーブランドとして認識されていると思う。私の地元は田舎なのでクルマの認識も典型的だ。たとえば、父親世代が憧れるプレミアムカーはトヨタのクラウンで、私たちの世代でも中古のクラウンやセルシオに乗ることにステータスを感じる人が多かった。しかし、今ではその“プレミアム”の地位がレクサスへ移ってきているように感じる。

近年では、海外のプレミアムブランドがコンパクトカーなどのエントリーモデルを増やしているが、その度に「コンパクトカーのようなモデルは、このブランドには合わない」という声も聞こえてくる。でも、たとえそれがメーカーの戦略であれ、私はそういったクルマが好きだ。どのブランドもこれまでにないクルマを作り、それをユーザーにどう届けようかと新しいチャレンジをする。これまで確立されていたものを尊重しながらも、そこに風穴を開けようとする姿勢に共感を覚えるからかもしれない。

レクサスのブランドが熟成した今、コンパクトクロスオーバーの「UX」もその新しいチャレンジのひとつと言えるだろう。「チャレンジと言っても、UXはトヨタC-HRと同じプラットフォームでしょ」という人はいるだろうし、私も実際にUXに対面するまではそう考えていたうちのひとりだった。

やりすぎなデザインがUXにはハマっている

今回の試乗車は、2.0L直4エンジン(174ps/209Nm)を搭載する“version C”というグレード。ボディは鮮やかなブルーに塗られていて、そのポップな風貌だけでもレクサスの新しい一歩を感じさせる。正直にいうと、私はレクサスのスピンドルグリルが好きになれず、どうしてこんな顔なのだろうとずっと不思議だった。ただUXは、そのコンパクトクロスオーバーらしいころんとした形にスピンドルグリルが馴染んでいるように見える。

いつもなら「やりすぎ」と思うような凝ったリアランプの形や、強めに張り出したプレスラインも、UXにはハマっているように感じた。今のレクサスのデザインは、熟成されたセダンなどのモデルより、こういった挑戦的なクルマの方が似合うのかもしれない。

車内に入ってみると、レクサスらしい高級感あるしつらえはそのままに、これまでの昔のCDラジカセを思わせるようなデザインは一新されてモダンになった。室内にはC-HRの雰囲気が漂っているのでは? と思っていたが、パーツの共有はほとんどなく、さらにこれまでのレクサスのデザインをも新しく置き換えているところに好感が持てる。

走り出してみると、まずとても滑らかな乗り心地に驚いて「うわ、レクサスだ!」と当たり前のことを口に出してしまった。見た目はこれまでとは違う新しさを感じたが、中身は熟成されたレクサスそのもの。ハンドリングもとても素直で、切った方向へ軽やかに曲がってくれる。

気になるところといえば、ガソリンモデルの変速機はCVTなので少し踏み込んで加速しようとすると、エンジンがうわーんと唸りをあげることくらい。それ以外のシーンでは室内がとても静かだから、なおさらそう感じるのだろう。

オーディオのボタンを押してみると、室内を包み込むようにクリアに音楽が流れてきて、そのオーディオ性能の良さにも驚く。いかにクルマの中で上質な時間を過ごすか、UXは小さいながらもそれがよく考えられていると感じた。

運転してみてもC-HRのことが頭をよぎることはほとんどなかった。C-HRも操縦性は良かったが、UXではそれが進化していることに加えて、乗り心地も静粛性もひとつ上のクラスになっている。

C-HRとの100万円以上の価格差はどうなのか?

試乗する前には「C-HRとプラットフォームを共有しているからどうのこうの」と考えてしまっていたが、それは頭の中の知識ばかりで判断しようとする悪い癖だと反省した。「同じものを使ってるからせこい」ではなくて、「良いものができたから共有する」のはメーカーとして当たり前のことだと思う。そして今時プラットフォームが一緒だからと言って「同じようなクルマだ」というのも古い考えなのだろう。

「100万円以上価格差があるのはどうなんだ」という意見もあるが、レクサスはもう誰もが知るようなプレミアムブランドであり、UXもきちんとその分コストをかけてユーザーに満足してもらえるように作っているのは間違いない。そもそも実際にレクサスを新車で購入するような人が、UXがC-HRと同じ値段だったら納得しないだろう。レクサスというプレミアムカーを所有しているという気持ちを満たすためには、ある程度の価格は必要だ。もちろんそれには中身が伴っていなければいけないが、それもUXはきちんとクリアしている。

そういったユーザーの視点に立ってみると、これまでレクサスの中にはセカンドカーになるような丁度いいモデルがなかった。奥様に乗ってもらいやすいサイズ感、そして今一番ホットなコンパクトクロスオーバー。UXはまさにその抜けていた部分にはまるクルマだ。

価格は390万円スタートなので、若者が簡単に購入するのは難しいかもしれないが、SUVが全盛期の今、クラウンやセルシオからシフトして、UXのようなモデルに憧れる若い人も増えると思う。これまでのレクサスブランドの幅をより広げて、新しい層を取り入れる意味でも、UXは大きな可能性を感じるモデルだと思った。

伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。

【 レクサス UXのその他の情報 】
レクサス UXの中古車一覧
レクサス UXのカタログ情報
レクサス UXの買取相場

スペック

【 UX200 “version C” 】
全長×全幅×全高=4495×1840×1540mm
ホイールベース=2640mm
車両重量=1560kg
駆動方式=FF
エンジン=2.0L直列4気筒DOHC直噴
最高出力=128kW(174ps)/6600rpm
最大トルク=209Nm(21.3kg-m)/4000~5200rpm
トランスミッション=CVT
使用燃料=プレミアムガソリン
サスペンション=前:マクファーソンストラット
        後:ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ=前後:215/60R17
価格=414万円


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