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ランボルギーニ ウルスはナンちゃってSUVどころか全部入りスーパーカーの傑作だった

2019-6-14 07:00| post: biteme| view: 476| コメント: 0|著者: 文:五味 康隆 /写真:ランボルギーニ・ジャパン

摘要: ランボルギーニ初のターボ搭載モデルでもある 最初に白状しておくと、「SUV人気にあやかったクルマだろ…」とか「背の高いランボルギーニなんて…」という具合に、斜に構えて見ていたフシがあったのも事実。そして今 ...

ランボルギーニ ウルスはナンちゃってSUVどころか全部入りスーパーカーの傑作だった

ランボルギーニ初のターボ搭載モデルでもある

最初に白状しておくと、「SUV人気にあやかったクルマだろ…」とか「背の高いランボルギーニなんて…」という具合に、斜に構えて見ていたフシがあったのも事実。そして今更ながら栃木のテストコース(GKN)と一般道で試乗して、その実力を印象付けられることになった。

「ランボルギーニ ウルス」は昨年から市場導入が始まった。ランボ初のSUVであることに加えて、初のターボエンジンを積んだことでも注目を集める。4.0L V8ツインターボは最高出力650ps/最大トルク850Nmというカタログ栄えする数値を発揮。8速ATとトルセン式の4輪駆動システムを使うことで、停止状態からわずか3.6秒で100km/hに到達する。最高速度は305km/hだ。

ランボルギーニなら当然のスペックと思うかもしれないが、クルマを前にすると驚きがある。全長5112×全幅2016×全高1638mmのボディサイズは想像を越える迫力と巨体で、重量もヘビー級の2.2トン。これでカタログで謳う性能が出せるのか疑いたくなるのだ。

しかし、オーバルコースでアクセルをひと踏みすれば、そのスペックに嘘偽りないことは肌身で感じられる。特に走行モードをコルサ(サーキット向け)にしてアクセルを踏み切った加速力は2.2トンとは思えないほど力強い。

流石に「ウラカン」のような2ドアのランボルギーニ勢と比べると、車体のダイレクトな動きや排気音はマイルドだが、例えばスポーティな雰囲気を漂わせる「マセラティ レヴァンテ」あたりと比べても、ウルスのそれはレーシーと表現したいほど激しいものだ。

コルサモードで急激にアクセルをオフにした際のバラバラという排気音などは、外で聞いていたら花火でもしているのかと思えるほど。さらに変速のたびに体に伝わる激しいショックや、高い着座位置ゆえに加速感が強調されることなども相まって、他のランボルギーニにはない暴力的な刺激が加わっている。

“軽量ボディ×自然吸気”で痛快な加速力を得る2ドア系ランボルギーニと、“重量ボディ×ターボ”の強烈な出力&トルクによる暴力的な加速力を得る4ドア系ランボルギーニでは、その非日常感が異なるということだ。

ハイテクを惜しげもなく投入したオン&オフ性能

ちなみにウルスの暴力的な加速力には不思議なほど怖さがなく、その暴力性を余すことなく味わえてしまう。フロント285mm、リア315mmという極太タイヤのグリップ力に加え、前40:後60をベースに駆動力を最適配分する専用の4WDシステム、後輪左右の駆動力を変化させて旋回力を調整するベクタリング、さらには最大切れ角3度のリアステアまで搭載する2段構えだ。

しかも電子制御スタビライザーで旋回中の傾きを抑制し、電子制御エアサスペンションは速度や走行モードに応じて15cmの調整幅で最適な車高を保ってくれる。考えられる全てのハイテク技術を突っ込んだと言っていい。

これらを駆使した走りは、不思議なほど曲がり、グリップ感があり、安定もしている。「そこに操る楽しさがあるか?」と聞かれると、ランボルギーニの2ドアモデル勢には負けるが、SUVとしては十分過ぎるレベルにある。それでいてSUVらしい視界の良さや見晴らしも持ち合わせている。

オフロードでも侮れない。30度の登坂路で完全停止してからの動き出しでは、タイヤを一切滑らせずに走り出せる絶妙なトルクコントロール力を見せた。目視できない前方の路面状況をカメラ映像で補助する機構も用意され、急な下り坂などハードなオフロード走行も可能だ。

考えてみたら、中東の富豪のためにつくりあげたクルマでもあり、2.2トンの車体で砂漠を駆け回る性能を持っているわけで、今回のテストコーなど朝飯前なのだろう。

弱点もあるがオールインワンスーパーカーのベスト

最後に街中ドライブでの印象にも触れておこう。リアステアによって最小回転半径が5m台という…ボディの大きさからはイメージしづらいほどの小回り性能だが、それでも大きいモノは大きい。特に2mオーバーの全幅は、狭い道でのすれ違いなどで気を遣う上に、左前方の見切りも良くないし、ミラーの死角も大きい。大型車に乗り慣れている人であればポイントを押さえれば都心部でも乗れるが、そうでなければしばしば緊張を強いられるだろう。

一方、乗り心地は良く出来た電子制御サスペンションや超高剛性ボディのおかげで、純粋に予想を越えるレベルにある。収束も早くスッキリとした乗り味で、そもそも重量があるので走りが重厚だ。

懸念すべきはブレーキで、強力なストッピングパワーを発揮するセラミックカーボンブレーキが付いているのだが、低速時や低温時、水に入った後など温度変化がシビアな環境だと、カックン気味になるなどコントロール性が今ひとつ。これは重量級ボディで高い運動性能を求めた場合、今の技術力でも消しきれないデメリットといえるだろう。

最後に結論だ。多少のネガはあるものの、ウルスのオールラウンドでスーパーな性能は強烈なインパクトがある。1台持ちなら間違いなくオールインワンのベスト・スーパーカーだと太鼓判を押そう。

スペック

【 ランボルギーニ ウルス 】
全長×全幅×全高=5112mm×2016mm×1638mm
ホイールベース=3003mm
車両重量=2200kg
駆動方式=4WD
エンジン=4.0L V型8気筒DOHCツインターボ
最高出力=478kW(650hp)/6000rpm
最大トルク=850Nm/2250-4500rpm
トランスミッション=8速AT
使用燃料=プレミアムガソリン
サスペンション=前後:マルチリンク式
タイヤサイズ=前:285/45R21、後:315/40R21
0-100km/h加速=3.6秒
最高速度=305km/h
欧州複合サイクル燃費=12.7L/100km
価格=2607万5730円


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